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メルボルン合宿を終えて 作T.Mさん

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無事メルボルン合宿を終え、帰国する際のシドニー空港JALチェックインカウンターでの出来事。オージーにありがちな愛想の良い年配の男性職員は、自らも結構ゴルフをやるらしく、預け入れたキャディバッグにタグをつけながら、「オーストラリアでのゴルフ、楽しめたかい?」と話しかけてきてくれたのです。


待ってましたとばかりに内心ニヤリとした私は「メルボルンで10ラウンドもして疲れちゃったよ〜」と話を切り出し、「ハンティングデールって知ってる?2回もラウンドしたんだけどバンカーが多くてね〜」と続けると、「オ〜、いいゴルフ場に行ったな〜、もちろん知ってるよ。」とうらやましそうな様子。

期待通りの反応に気をよくし「他には、キングストンヒースも回ったよ〜」、「あとヤラヤラ」、「メトロポリタンとかキースボロウもね〜」等、今回ラウンドした名門コースをとにかく全部言わねばと連呼すると、彼はイチイチ大げさに感嘆してくれるのです。(さぞかしイヤな客であったことでしょうネ。それにしても彼の顧客に対するプロ意識、相当なものだと思われマス)。


とどめに「ロイヤルメルボルンにも行ったんだけど、それほどのコースじゃなかったよ」と、ロゴ入りのキャップとポロシャツでも着てうそぶくことができれば本望だったのですが、残念ながら今回の合宿においてはラウンドが叶いませんでした。以上が今回のメルボルンツアーの意義を最も実感できた場面でした。

えっ、実際に10ラウンドもしたゴルフの感想はどうだったのかって?いや〜、とにかく打ちのめされました、コースに。日本の名門コースにありがちな格式ばった感じはなく、たまにお見かけするようなサービス業不適格と思われる傲岸不遜なキャディのおばちゃんもセルフですから当然いらっしゃいません。非常にフレンドリーでメンバー皆お友達という雰囲気ですが、一歩コースに出ると、フェアウェイの狭さ、バンカーの配置・深さ、グリーンの速さ・硬さなど設定はフレンドリーの対極にあるところばかりです。当然の様に鳴かず飛ばずのスコア連発で、唯一80台だったのがメトロポリタンという地元1番人気のコース。なぜ1番かというと最もスコアが出せるコースだからとのこと。やはりでした。

最後になりますが、今回のツアーはメルウェイ氏の現地に張り巡らされた強固なコネクションと「おまたせしません」精神の前田社長のコラボがあったからこその企画であり、お二方のゴルフに対する真摯な姿勢、ほとばしる情熱を9日間もの長期に渡り、傍らで拝見できたこともまた合宿参加の成果でした。半分物見遊山気分での参加で、ツアー募集要項のキャッチコピー「前田信吾と行く」の裏に隠された意図をすっかり見落としてしまっていました。皆様も「前田信吾と行く・・・・・」とあれば相応の覚悟を持って参加された方が良いでしょう。何せ、「異なるコースで1日3ラウンド」など常人には理解不能な企画をなさる社長ですから。しかしながら間違いなく、参加後、ゴルフに対する情熱は高まることと思います。(あっ、技術が向上するかどうかは保証の限りではありません)。

結びに、前田社長のゴルフへの、そして、参加された顧客の方々への誠実で真摯な姿勢を目の当たりに合宿を行うことができたことは、同伴させていただいて非常に気持ちのよいものでした。
ユニークなゴルフツアーの引き続いての企画を楽しみにさせていただきます。本当にありがとうございました。