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2010年度(第43回)日本女子オープンゴルフ選手権を観戦して

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 9月30日(木)、今年度の女子日本一を決める戦いが行われる試合、日本女子オープンが開催されます大利根カントリーへ、小雨がそぼ降る中、観戦に行って参りました。
 ちなみに、今日が試合初日であります。
 初日という事もあり、雨でもあるので、おそらくそう来場者は多くはないと思っていましたが、とんでもない。皆さん、傘を差して、大勢の方々が来場されておられます。やはり、現在の世界ランキング1位宮里藍選手が出場するというのが大きいのではないでしょうか?

招待状

 今回もレクサス時と同様、日頃から大変お世話になっています大利根カントリークラブさんからのご好意で、ハウス内にも入ることが可能であります。私どもが2階レストランで食事をさせて頂いた際には、隣のテーブルでは馬場ゆかり選手がご友人の皆さんと寛いでおられました。
 トーナメントでは、選手の皆さんの練習風景を見ることがとっても勉強になりますので、雨の中、私は傘を差しながら、川原由維選手のショットを眺めていましたが、キチンと腰から先に始動して、その後、腕が降りて来る、当たり前ですが、素晴らしいスイングでありました。
 ちなみに、本トーナメントも男子プロトーナメントのレクサス選手権同様、通常のアウトとインが逆になっているので、ご注意してください。私の過去のゴルフ日記とは1番が10番、9番が18番と今回のは入れ代わっています。
 そうこうしているうちに、11時40分、多くの方のお目当て、宮里藍選手のティオフタイムが迫ってきました。予選時の同伴プレーヤーは不動裕理選手と今年の全英女子の覇者台湾のヤニ・ツェンという関係もあり、大勢のギャラリーが1番ティを取り囲み、私たちからは全く選手の姿が見えません。
 まともに選手の姿が見えないまま、ショットの音を聞いて、皆さんと同じようにゾロゾロと歩いて行きます。1番、2番とミドルパットを入れたヤニ・ツェン選手が連続バーディ発進です。強烈なショットを放つグレートプレーヤーです。容姿を含め、その雰囲気から漂ってくる貫禄は横綱白鳳を彷彿させます。
 2番グリーンから3番ロングへ向かう道すがら、宮里藍選手と1mほどの距離の間ですれ違いましたが、すれ違う、ただそれだけで、私のハートがドクンドクンと音を立てておりました。
 8番ホールあたりで、日頃から歩くことにそう慣れていない連れのワイフが「もうダメ、疲れてきた」と申しましたので、そこからトボトボと歩いてハウス方面へと戻ります。丁度9番ミドルホールでは、諸見里しのぶ選手がプレー中でした。
 確かに、ずっと雨が降りしきる中、ゴルフもせず、傘を指して観戦するのはゴルフが大好きな人間以外は、好んでする行為ではないかもしれません。


芝

 しかし、9ホールほどを付いて廻りましたが、この雨程度ではここ大利根はビクともしない水はけの良さです。だからか、芝がとってもねちっこく、剛毛という形容がぴったりの手ごわい芝であります。また、バンカーの排水の良さは特筆すべきで、この雨でも、バンカー内にはまったく水が溜まってきません。雨の為、色合いこそは普段の真白から、普通の茶砂の色になっていましたが。



 その後は、ギャラリープラザでJGA関連グッズをただ眺めていたのだが、限定と書いてあるポロシャツと、キャディバッグ(ウッドヘッドカバー3本付)を購入してしまう。ご存知の方もおられようが、私のドライバーのヘッドカバーは牙つき虎のものであるが、この牙が加齢のため歯槽膿漏になり、最近では弱っていて、代えようとは思っていたものの、それに代わる良いヘッドカバーがなかったのでそのままへたれたままの虎を使っていたのではあるが、この限定モデルならカッコイイと思ったのでした。ですので、欲しい「ヘッドカバーだけ売ってくれませんか?」と尋ねてのだが、ダメであったのでキャディバッグごと買ってしまったのでした。すると、その時、隣の婦人から「よ、限定という言葉に弱い男!」の声が掛る(笑)。

傘

 その後は、再度練習場で馬場ゆかり選手の練習風景を暫く見た後、会社へと戻ります。それにしても女子プロって全く曲がりませんね。全てのショットが同じようなストレートボールで直進して参ります。


 ちなみに、初日のトップは、宮里美香、上原彩子両沖縄出身の女子プロでした。

 今日は10月2日(土)、決勝ラウンド初日、つまりは日本女子オープン3日目であります。せっかくの機会、一日だけではもったいないと再度大利根にやって来ました。で、今日は、更に正木と子供を加え総勢4名でやって来ました。
 初日とは打って変わり、晴天の下での決勝ラウンドであります。

 フロント受付で、田熊常務と佐野支配人にご挨拶させて頂き、まずはレストランで喉を潤します。子供が佐伯三貴選手の外国人キャディと仲良くなり、記念写真をパチリ!
 練習場では、横峯さくら選手や上田桃子選手の練習風景を黒山の人だかりの中、やんわりと眺めます。


 11時20分ほどより、パター練習場に陣取り、成績上位の有名選手の到着を待ちわびておりますと、佐伯三貴選手、パクヒヨン選手、そして、大勢のギャラリーを引き連れ宮里藍選手がパター練習場に到着です。
 そして、最後は、5打差をつけて堂々のトップを走る宮里美香選手の登場です。キャディバッグが藍選手と美香選手が同じの(パラディーゾ)にはビックリしました。
 11時51分、最終組二つ前の宮里藍選手とパクヒヨン選手のスタートを見届け、不動選手や桃子選手に付いて廻りたい正木と分かれます。
 我々家族は、またまたギャラリープラザへ参り、子供と戯れながら暫く時を過ごし、田熊常務からぜひ見て来て下さいと入場券を頂いた「ホスピタリティー」ルームへ向かいました。


ブース1 ブース2 ブース3

 その建物は18番ホールスタンドとは違うブースで、17番ティグランドと18番グリーンの間の林の中に突如出現したブースで、18番ロングの3打目からグリーンが一望出来るというビュー抜群の憩いの地点なのであります。


 ここでは簡単な食事があったり、ソフトドリンクを飲んだりすることも可能で、まさにホスピタリティと呼ぶに相応しいエリアであります。兎に角、接待には最高!と感じました。
 不動選手がホールアウトした後、正木もここに合流し、私たちはここで最終組の宮里美香選手と有村智恵選手のホールアウトまで観戦していたのでありました。
 コースはとても美しく、また、ゴミが全然落ちていないなど、観客(ギャラリー)のマナーは初日も3日目もとっても良く、見ていて実に爽快なトーナメントでありました。
 きっと、こんな素晴らしい大利根をご覧になられて、入会したいと思ったゴルファーも多かったのではないでしょうか?
 最後に、同じく3日目を観戦した正木からの感想文を披露致します。


 まず女子ゴルファー日本一を決める試合だけあって、これまで見たどのトーナメントより気合いが漲っているように感じました。それは服装にも表れていて各選手の勝負服は非常にお洒落で、見ていてあ全く飽きませんでした。ギャラリーにも選手の服装を真似たような格好の若い女性が結構いて、将来ここに出場するプロを目指してる予備軍かなーと思いました。
 グリーンを終えて次のホールに移動する時の選手の表情や歩き方は感情が出てて、とても面白かったです。観客も『あー桃ちゃん、8位になって怒ってる怒ってる!とか、不動ちゃんは相変わらず淡々としてんなー』とか。
 途中から不動選手を何ホールか追って行ったら、12番ホールでボールが木に当たってしまい、反対側のフェアウェイをはみ出した所からショットする場面が超真近で見れて、得した感じがしました。冷静沈着な態度でしたが、その後又枝に当たって、不動さん、苦笑してました。
 次にこのような試合を観戦するときは、慢然と色々なものを見るのでなく、一人の選手にターゲットを決めてずっとホールアウトするまで追って行き、そして、最終ホールでの最週組まで見て帰るという観戦の仕方をしようと思います。