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7月10日(金)総武カントリークラブにご入会されたお客様より前田宛に届いたメール

コミュニティ>よもやま話>第29弾 7月10日(金)総武カントリークラブにご入会されたお客様より前田宛に届いたメール

小僧が会員権を買うまで〜初めての理事長杯

1.はじめての会員権

私は27歳の会社員です。ちなみに「タイトルへの道」著者のマンブリさんの後輩です。ゴルフ以外には麻雀やオートレースなど、今時の若者とは違った趣味があるので「昭和の営業部長」なんて周囲から言われることもあります。
ゴルフは大学2年のときに同好会に入り、練習するようになりましたが、社会人になってからラウンド数が増え、今は月に3−4回はコースに出ています。

そんな私が始めて会員権を買うまでのことを振り返ってみます。つたない文章ですが、初めて会員権を買う方に少しでも参考になればと思い、書いてみます。

【それまでのゴルフ】
これまで、ゴルフをやるときはネットで予約して、そして値段を考慮して遠くに出かけることが多かった。1.5Rをやりたいのでスタートは7時台、朝4時台に家を出るような感じであった。
よく一緒に行くメンバーは皆同じくらいの力量で、平均して80台中盤くらいのスコアで回るので、勝負にこだわってプレーしている。結構緊張感があって面白い。
ただ、求めるゴルフ環境に対する考え方は私とだんだん違ってきていた。

彼らは、安くセルフで回れて、適度に難しいコースを回れさえすればいいという感じ。
私も最初はそうであったが、それでは満足できなくなってきていたのである。
身分不相応ながら良いコースを回る経験を多くさせてもらったからだと思う。

たとえば、父がメンバーでたまに行く我孫子GCや、会社の先輩に良く連れて行っていただく大洗GC、マンブリさんの龍ヶ崎や日光などは、服装がだらしない人はいないし、ハーフ2時間ちょっとで回れてストレスがない。ディボットやピッチマークもちゃんと直っている。手入れされたコースの木々を見ているとそれだけで気持ちが良い。

こうしたところでラウンドした後、普段行くコースに行けば落差を感じてしまい、心の底から楽しめなくなってきていた気がした。
コース自体はいいのに、だらしない格好の若者が闊歩し、ショートホールではカートの行列、ディボットだらけのフェアウェーにピッチマークだらけのグリーン。ハーフは3時間、昼の休憩も昼寝できるくらい長い。嫌な部分が気になりだすと、いつかもっと良いコースのメンバーになりたいという気持ちが芽生えてくる。

また、仲間たちも結婚や転勤などの転機を迎えることがあり、ラウンドに行くために4人そろえるのも結構な負担だった。やりたいのに行けないことも多かったので、行きたいときにすぐ一人で行けるコースがあればいいなという気持ちも大きかった。

【会員権を意識し始めて・・】
実際に会員権ってどれ位するのかと興味半分でネットの情報を見てみる。そうすると、
高額なコースもあれば、すぐに手の届くコースもたくさんある。いつも廻るコースなどは外資になってしまったこともあり、ほとんどタダ同然になっている!
この中で、どこか自分に合うものがあれば入ってみたいという気持ちが大きくなった。

自分の中の条件はこんな感じであった。
1. 車がないので、電車で行ける。(自宅は東銀座)
2. 飽きが来ないタフなコース。
3. 競技がある程度盛んに行われている。
4. 肝心な予算は、300万くらいまで。

1. の問題が大きく、基本的には千葉方面を考えた。
そのとき漠然と興味を持ったのは、船橋CC、鶴舞CC、平川CC、総武CC、習志野CCなどであった。
相場の推移を見ると、2008年になって各コースの価格はどんどん下がり、上記のような伝統あるコースでも、私たちのような若造に手が届くコースになりつつあると思えた。
でも、こんな大きな買い物はしたことがないし、誰に相談すればいいのかもわからず、とりあえずは何も動けないままであった。

そんなある日(2008年11月某日)、先輩であるマンブリさんと一緒にゴルフに行くことになった。その車中で上記のような気持ちが大きくなっていることを伝えると、マンブリさんも会員権に関しては若いころからいくつもトライして、いろいろ経験豊富な方であり、多くのアドバイスをいただいた。

マンブリさんの話をまとめると、「失敗も含めいろいろな経験の中で、最終的にこれだという確信をもって今の倶楽部に入って、非常に満足している。お前は俺のように失敗をせずに良いコースを選んで、後悔しないようにして欲しい。何なら俺の所に入ったら?満足すること間違いないぞ!」との話であった。
検討しているコースそれぞれについて、「27ホールよりも18ホールor36ホールが良い」「外資は運営を大幅に変える可能性がありちょっと心配」「会員数が多すぎだと思うがどうか」「経営陣とメンバーが揉めているらしい」など、私が考えても見なかったポイントで指摘を頂き、大変参考になった。どうやら、私の予算も考えると何もかも満足できるコースはなかなか無く、どこも一長一短なので、欠点も含め全体として納得できるコースを選ぶ作業になると感じた。あと何百万も用意できれば欠点の見当たらないコースもあると思ったがそれは現実的ではなく、そこまでの勇気も持てなかった。

そして最後に、「加賀屋ゴルフっていうところ紹介するから話してみたら?」という言葉。これが会員権購入へ前進する大きなきっかけであった。

【前田社長と出会う】
数日後(12月上旬)にアポを取らせていただき行くことになった。社長じきじきに応接にお出迎え頂きびっくりしたが、私の心の動きを素直に話してみた。
一通り希望をお伝えすると、前田社長は「総武がいい!」と即座に仰った。
総武CCは前の上司がメンバーで、私も何度か連れて行っていただいたことがあり、コースのすばらしさはよく知っていた。ただ、その元上司から経営の問題で揉めていたことや、外資になって今後どうなるかハッキリとわからないと言われていたし、マンブリさんからも同じ事を言われ、少し不安に思い順序を下げていたところであった。

そのあたりを社長に話すと「PGMが会員へ約束したことがあり、しばらくはそれをきちんと守るだろう。総武ほどのコースが今の値段で買えるというのは大きなチャンス。もし、経営方針の変更などあれば、他に替えることもできるし、せっかくコースを気に入っているならお勧め。マンブリさんは色々経験されたからこそ今のコースを最後だと思えるのであって、同じところに入ったとしても同じ気持ちになれるかは分からないよ」とのお話。

非常に納得のいく説明を頂き、私の気持ちはほぼ固まった。親切にお話をしてくださり、加賀屋ゴルフさんに頼むことに決めた。ただ、そのときの相場価格で注文する決心がつかなかったので、ちょっと厳しい指値をお伝えして帰った。
何でそのまま注文できなかったかといえば、手持ちのお金をすべて合わせてもお金が足りなかったので自信がなかったからだ。50万くらい足りないだけだったが、お金を全部はたいて尚且つ借金していいのだろう?かという気持ちだった。それまで節約もせず飲みに誘われればすべて行き、残高も気にしないで生活し、蓄えを用意していなかったことを少し後悔した。それでも何とかしたかったので調べると、会社に借りればなんとかなりそうではあった。

そうこうしているうちに年末になり、前田社長から連絡を頂いた。
「総武、相場の事だから早く押さえないと買えない金額になる可能性がある。それで後悔することの無いように!」とのこと。ちょっと迷ったが、お金のことは最終的に何とかなると思ったので、指値を引き上げて年明けを待つことにした。

2009年1月某日、年明け早々にも関わらず電話が鳴る。前田社長から「約定!」とのこと。
これで手続きを済ませればメンバーになれると思い、うれしかった。
1月9日、加賀屋さんにお邪魔して書類を書く。
1月17日、面接のため総武CCへ。このコースは2年ぶりだが相変わらず素晴らしい。当時より少し上手くなっていたせいか、コースをいろいろ回ってきたせいか、コースの戦略性を以前にも増して感じた。
面接ではマネージャーに自己紹介と入会動機などを聞かれあっさり終わる。緊張していたが意外と簡単なものなんだなと思った。
待つこと10日で1月末、入会承認が来た。すぐ名義変更料を振り込む。そしてすぐに翌週のプレーを予約した。

【メンバーになって】
2月8日、メンバーとして初めてのプレー。初対面の方々と挨拶し、緊張しながらプレー。
でも皆さん優しく迎えてくださったので安心する。若者が入ってくることは歓迎されていると感じた。また、ワンハンしたが、後ろの組とドッキングして、そう待つことも無く出られて非常に良かった。東から回り、46・42・41とスコアは普段どおり。でも、クラブハウスにあった研修会募集の張り紙を見て、「もっとうまくなってシングルハンデをもらい、研修会に入る!競技にも出たい。そのためにはもう少し頑張らなくては!」と思った。


こういった気持ちの変遷の中、総武CCのメンバーになったわけだが、非常に満足している。
予約は取りやすいし、必ずワンハンの希望が叶う(2月から15回行って13回はワンハン)し、メンバーも温かい方が多いので居心地が良い。そして何よりコースが面白い。何度行っても攻略できないので挑戦意欲がわく。一部、もう少しメンテナンスを頑張るべき箇所があるが手入れもまずまず。
これからもこの調子で倶楽部ライフを満喫したいと思う。

前田社長、満足できるコースをお薦めくださり、また購入の際は手際よくご手配くださり尚且つ価格交渉も頑張っていただけて大変感激いたしました。本当にありがとうございました。


2.メンバーになって

会員権を買い、メンバーになって変わってきたことがいろいろとあり、それについて書いてみたいと思います。まだ総武CCに入会後5ヶ月しか経っていませんが、その中で感じたことを書いてみます。

【メンバーライフの中で】
入会後、一人で直前に予約して行くスタイルがゴルフの中心になった。一緒に回ったことがある方とはクラブハウスで声を掛け合うようになり、フロントスタッフやキャディさんも名前と顔を覚えてくれるようになった。私くらいの若いメンバーは多くなく、珍しいから覚えられやすいのかなと思う。
そういった形でクラブに溶け込んでいくことにより段々と居心地が良くなってきて、当初は行く度に緊張していたのが、だんだんとリラックスして楽しめるようになってきた。メンバーの皆さんは新参者かつ未熟な私にも非常に温かく接してくださるし、一緒にラウンドして、クラブでの逸話や仕事の話、そしてゴルフ談義など会話することがとても楽しい。でも、ひとつ気になることもあった。それはもう少し上達したいという観点で考えたときにこのままでいいのかということである。

平日に練習に行く時間が取れず、車もない私はなかなか練習場に行くことができない。上達したいと願いながら恥ずかしい限りだが、この2年くらい打ちっぱなしには行っていない。ひたすらラウンド勘をつかみ、実践的な技術をそこで研究、上手な人のプレーを参考にすることで少しずつスコアを縮めてきたのである。ただ、ここのところ頭打ちになってきている感じもしていた。
ラウンドするときに強いライバルがいればもっと1打に執着心をもって集中して望めるだろうし、上手な人と一緒なら技術を目で盗むこともできる。会話の中に上達のヒントになる言葉もあるだろう。そういう意味では、普段のラウンドは和気藹々として和やかな社交場である反面、プレーに対する緊張感には少し欠けている気がしていたのだ。

初めて出た5月の月例競技、同伴者は全員シングルハンデ、片手シングルの方もいた。皆さん上手い。一つ一つのプレーが非常に勉強になる。緊張感があって、ラウンド中に話をするのもはばかられるような感じであり、ピリピリした中で回るのも真剣勝負で楽しいなと思った。

張り合いのある環境を求めるとすれば、やはり研修会に入るしかないと思った。総武CCには全国的にも有名な選手が何人もおり、関東倶楽部対抗などの試合でも強いクラブである。その中で揉まれればきっと何かが得られると確信していた。ただ、壁の募集案内にはHDCP8からとある。上手い人たちの中でケツに噛り付いていて迷惑かもしれないという不安もあったが、5月になってスコアカードが10枚揃い、生まれて初めてもらったハンデは8だった。これは入れるうちに入って、付いていこうと思い、入会することにした。

【研修会に入って】
5月末、初めての研修会。同伴した研修会会長は日本アマにもたくさん出ている有名な方で、一緒に回ることに非常に緊張した。その方のマーカー役をすることとなったが、競技のルールにもマナーにもやや不安があるので、ひとつひとつ必要以上に緊張していた。普段もショットが右へ左へ行くが、緊張感からかいつもどおりのプレーができず何がなんだか分からないうちに終わった感じであった。1.5Rで140ストローク。
ある一定の打数を叩くと寄付をするのだが、パーティでその上限をお支払いし、皆さんに挨拶をする。研修会の会長からは帰り際に「若い人が入ってきてくれてうれしい。ショットのスジは悪くないんだし、頑張って練習を」と歓迎と激励の言葉をもらう。
情けない思いを今度こそしたくないと誓い、6月に2度目の参加。1.5Rで134ストローク。そしてまた寄付を払う・・。
普段は1.5Rで125前後くらいなのに、緊張感からか大たたきを続けている。調子自体が良くないのもあるが、雰囲気に慣れることも大事なのだろうと思った。技術的には、ショットの精度やアプローチの正確さ、コースマネージメントなど皆さんとレベルが違いすぎる。
7月には初めてのボード競技、理事長杯がある。何とかしなければ・・・

3.初の理事長杯 〜予選〜
研修会で大たたき、その後のプライベートラウンドでも大たたき。とにかくチーピンやプッシュアウトが大事なときに出る。他はまずまずだがドライバーでぶち壊しになるので参ってしまう。ただでさえティーショットの正確さが問われる総武でこれだと予選は通らないだろうと思いながらも、一度大きな競技の醍醐味を味わいたいと思い、理事長杯に参加した。プライベートで真似事は良くやるが、本物のマッチプレーをするという経験がなく、それが一番楽しみである。だが、予選通過は168人中32名。これに通るのは大きな関門だと思った。HDCPは8、実力的にはピンチなハンデではあるし、ダメ元で思い切ってやろうということだけ考えて臨むことにした。

7月5日の予選は27ホールのストロークプレーで行われる。私が苦手としている東コースから最終組で回ることになった。ハンデ7のSさん、ハンデ12のNさん、ハンデ16のNさんと回る。Sさんは去年他のクラブで理事長杯に勝ったらしい。強豪に頑張ってついていきたいと意気込みつつも、自分のゴルフを冷静にと言い聞かせてスタート。久々の高麗グリーンだが、「高麗は嫌いではないので、相性良し」と言い聞かせていこう。

東コース
1番506Yロング 1WはFWセンター。このホールでFWに行くのは10回に2回くらいだから上々。3W、PWで1.5Mに付けるも仕留められずパー。でも上々の滑り出しである。
2番 383Yミドル 3WはFWセンター。残り160Y7Iはショート。SWのアプはピンワンピンオーバーも流し込みパーセーブ。
3番192Yショート ここは難しい。4Iは引っ掛けてグリーン左へ。SWで寄らず入らず、ボギー。
4番 411Yミドル 1Wは左ラフ。残り155Yの6Iはショート。芝が薄いアプをチャックリでボギー。
5番 446Yミドル 1Wは完璧なドローでFWど真ん中残りは150Y。6Iで10Mにオン。2パットのパー。この難関ホールをパーにして、気分が乗ってくる。
6番 174Yショート アゲンストの中5Iはピン横5Mにオン。淡々とパー。
7番 452Yミドル 1Wはどチーピン。斜面の深いラフから6Iで残り150Y地点へ。8Iの3打目は5Mにオンするも決められずボギー。
8番 571Yロング 1Wはど真ん中へ。3Wで残り110Y地点へ。PWでピン5Mへオンも入らずパー。ここまで3オーバー、久々の30台が見えてくるが冷静に、冷静に。
9番 373Yミドル 1WはFW左へ。残り120YのPWは完璧でピン右1Mにピタリ。下りを冷静に決めバーディ。最初のハーフを38回。
最近では出来すぎだろう。とくにティーショットが上手く行き過ぎて怖いくらい。気を引き締めていかねば。ハンデがハーフで4打あるので2アンダー、貯金ができたからこそ油断しないで行きたい。

中コース
10番 506Yロング 1Wは左ラフ、5Wで引っ掛けた球が木に当たり左ラフで止まる。残110YをPWでピン横5Mへ。2パットのパー。
11番 387Yミドル 3WはFW左。残り175Yを5Iで前方の林越え狙いもダフって木に当て林の中へ。林から出した3打目はグリーン右手前のバンカー。トップ気味で10Mに4オン。ここから2Mショートさせ、3パットのトリプル。やってしまった。
でも「今までが出来すぎだったのだから」と言い聞かせる。
12番 420Yミドル 1Wは飛んでいないがFW右サイド。残り170Yを5Iも大きく右へ。
サブグリーン横から3Mに付けるも2パットでボギー。
13番 196Yショート 4Iでグリーン左手前のバンカー。ここからホームランで奥の斜面へ。3打目の20Yロブが絶妙でなんとかボギー。危ない危ない。
14番 431Yミドル 1Wはチーピン。左林から3Iで低く出す。150Yを8Iで打つもグリーン左へ。寄らず入らずダボ。うーん、止まらなくなってきた・・・
15番 387Yミドル 1WはFW右サイドのベスポジ。110YのPWは合わせに行きややショート。AWでコロがしてOKにつけパー。
16番 159Yショート 7Iで大きく右へ。サブグリーンにオン。寄らず入らずボギー。
17番 564Yロング 1Wは右の林へ。2打目は出すだけ。3打目3Wで残り50Yへ。4打目はAWでピン手前10cmにベタピン。パー。
18番 411Yミドル 1Wは右の林へ。乱れてきた。3Iでせまい空間を上手く抜き、残り80Yへ。3打目AWで乗っただけ。2パットのボギー。
中コースは苦手な部類だし、最近90叩きを連発している腕では仕方ないが45回は痛い。貯金を吐き出しネットで3オーバー。このとき同伴のSさんから「例年5オーバーくらいまで通るから大丈夫、落ち着いて」と声をかけられる。自分では3オーバーくらいまでかなと思い込んでいたので少し気が楽になり最終ハーフへ。

西コース
1番498Y ロング 1Wは左林の入り口。4Iのローフックで残り120YのFWへ。ここからPWでピン横50cmへベタピン。バーディ。
2番 388Yミドル ここはフックを打つ必要があり難しいが1Wでいく。プッシュアウトして右の林。6Iで前方に上手く出し残り30Y。3打目SWのアプはピンを3Mオーバーするも難しい下りの大きなスライスラインをねじ込む。パー。
3番451Yミドル 強烈なアゲの中1Wはフケ球で右ラフ。まだ230Y残る。3Wで残り30Yへ運び、AWのアプは2.5Mオーバー。またまた気合でねじ込みパー。大きい。
4番178Yショート 6Iでどダフリ。50Yから寄らず入らずボギー。
5番358Yミドル 1Wは大きく右へ。林の奥深くからの2打目は出すだけ。105YからAWの3打目は乗っただけ。2パットのボギー。
6番433Yミドル 1Wでコスリ球を打ち、右のバンカーイン。残り210Yを5Wでスライスで狙うが強烈なアゲに押され右のバンカーへ。寄らず入らずボギー。3連続で簡単にボギーにしてしまい流れが悪くなる。しかも次は苦手なホール。大丈夫か?
7番194Yショート 強烈なアゲなので3Wで抑えて打つも左のバンカーへ。寄らず入らず普通にボギー。
8番406Yミドル 1Wは完璧でFW左サイド。残り140Yのセカンド地点に行くとディボットのど真ん中に入っている。8Iで上から叩くと低い球で上手く花道へ。AWで転がして1Mにつけ、淡々と沈めてパー。最後パーならトータル2オーバーでまず大丈夫だろうから、慎重に行こうと言い聞かせ最終ホールへ。
9番537Yロング 1Wはおさえ気味に打ちFW真ん中へ。3Wで残り60Yへ運ぶ。ここからAWでワンピン手前に付ける。上りの軽いフックライン、どうせなら気持ちよく沈めて締めたいということでしっかり打つとど真ん中から入ってバーディ。最終ハーフは38回。
トータル121回、ネット109(1オーバー)なら大丈夫だろうと思いハウスに戻ると皆さん壁の成績表を見てカットラインを確認している。それを横目にアテスト。カードを提出直前に、プレーヤー名のサインを忘れている事に気づく。危ない危ない。あとで成績を見るとカードの不備で失格になっている方が数名いらっしゃる。競技慣れしていないとこういうミスで台無しになるという怖さを感じ、今後気をつけようと思った。帰りにパッと成績表を見るとどうやら3位か4位くらいに落ち着きそうな感じで予選通過を確信し、来週のマッチに思いを馳せ帰路についた。

そして火曜日、本選の組み合わせが送られてきた。自分は4位で通過しており、29位の方と当たることになる。お相手はハンデ3の猛者Kさん。倶楽部対抗の選手である。研修会でも大変お世話になっており、一緒にラウンドはないが大変厳しい試合になるだろう。ともあれ初めてのマッチプレー、とても楽しみである。

3.初の理事長杯 〜決勝1回戦 初めてのマッチプレー〜 
先週、初めて会員権を買うところから理事長杯予選までを掲載していただいたK.Tです。引き続き、初めての経験となるマッチプレーの対戦記を書いてみます。

とうとうこの日が来た。いつもラウンド前は興奮であまり寝られないが、この前夜はそれ以上に寝付けなかった。初のマッチプレー競技を1週間心待ちにしてきたのだから無理もない。結局2時間半くらいしか寝られなかった・・・。36ホール戦うかもしれないのに少し不安であるが、栄養ドリンクを飲んで自宅を出発。

一番早い勝田台からの倶楽部バスで7:15にコース到着。急いで着替え、トイレで用を足すと急いで2コイン打つ。調子はまずまずだ。スタートは7:54なので、パット練習の時間はなくそのままスタートホールへ走る。
競技の時の早いスタートでは、電車通いだと時間の余裕が作れず、ちょっと慌しい。もうちょっと早いバスがあれば助かるが、無いものねだりである。

競技委員立会いのもとお相手のKさんとご挨拶。
ハンデ8の私はマッチでは6、Kさんはハンデ2のまま。つまり、1ラウンドで4つのハンデがもらえることになっている。
ハンデホールが従来であれば東の5.7番、中の12・14番から、東は1・5番、中は10・14番に変わっている。
東も中も、スタートホールは2オン狙いに行けるホールではなく、逆にパーで良しというつもりで3オン狙いの場合はパーが取り易いので、このハンデの付け方は強い人に不利になるような気がしつつスタート。

東コース
1番506Yロング ハンデホール。1Wは左林入り口。Kさんはど真ん中へ。6Iフックで残り120Yに運び、PWでピン左奥8Mに。Kさんは60Yの3打目をショート。アプもピンを3Mオーバー。私のファーストパットが50cmに寄り、OKされる。
先週よりも少しグリーンは硬く、少し速く感じる。それでも重たいけれど。
  →1UP
2番 383Yミドル 3Wは左林入り口。力みが取れない。Kさんは右のバンカー手前のつもりが飛びすぎバンカーへ。私の残りは160Y7Iが枝に当たりショート。Kさんはシャンクして右林深い場所へ。しかしこの後第3打転がしがピン手前3Mに。私のSWのアプは奥のカラーへ。4打目寄せきれずボギーパットも外す。痛い。Kさんがファーストパットを寄せOKを出す。
  →イーブン
3番192Yショート 4Iは引っ掛けてグリーン左へ。SWでチャックリ、3打目もワンピンショート。さらに4打目を外す。奥のピンポジに対して3MにナイスオンしているKさんにパットなしでOKを出す。
  →1DOWN
4番 411Yミドル 1Wは左バンカーを越えたラフ。力みが取れないが飛んでいる。残120Yまで来ている。Kさんは残り150Yから奥のカラーへ。私の120Yはまた引っかけて左バンカー。ピンが左手前なので難しいがふわっと打ったショットが30cmにピタリ。Kさんもカラーから30cmに寄せ、お互いOKで分かれ。しかしKさんはさすがに寄せとパターが上手い。
5番 446Yミドル ハンデホール。Kさんは左ラフ、グリーンが狙えない場所へ。私の1Wは右の斜面。行ってみるとスタイミーなので横に出すが左ラフへ。Kさんは左ラフから9Iでレイアップ。私の3打目は前の木に当たり左の崖を下りていく。第4打で何とか花道へ運ぶもこのホール7を打ち、ボギーのKさんに取られる。
  →2DOWN
6番 174Yショート Kさんは右手前バンカー。私は奥のピンへ5Iで強めに打つとワンピン手前にオン。先方が5Mのパーパットを外すとOKされる。
  →1DOWN
7番 452Yミドル 1Wは右の林に当たりラフまで戻る。ラッキー!Kさんは左に大きく曲げると2打目を残り150Yへ出す。私のセカンドは残り220Yで高い林を越えなければいけない。刻むか迷ったがいつもやらないことをやってはいけないと思い狙う。するとワンピン奥にナイスオン。Kさんは3打目がフライヤーで奥へ。4打目がトップして花道へ戻ったところでOKを頂く。
  →イーブン
8番 571Yロング 1Wは右へ。Kさんは左ラフへ。セカンド地点に行くとやはり崖の下の赤杭内。ソールできず難しいが9Iで真ん中に戻す。Kさんは残り100Yの右ラフへ運ぶ。私も3Wで残り60Y真ん中へ。Kさんはピン右5Mにオン。私のアプはピンを5Mショート。もっと近くに付けないといけなかった。ここから強く打ったパーパットは強すぎたがラインに乗る。しかしカップで跳ねて奥5cm。KさんがOKにつけ、取られる。
  →1DOWN
9番 373Yミドル Kさんは3Wで真ん中。私の1Wは左ラフへ。Kさんはセカンドをショートし花道に。私の残り100Yは前方の枝で狙いづらい。7Iローフックで習うが花道より左へ行きバンカー手前へ。ここから奥のピンの左1Mにピタリ。Kさんは花道から転がして50cmに付ける。私のカップ1コ分スライスラインのパーパットはやや開いて右をすり抜ける。先方は冷静に決める。
  →2DOWN

中コース
10番 506Yロング ハンデホール。Kさんは左バンカー手前へ。私の1Wはド引っ掛けも木に当たりFWへ戻る。まだ運がある。5W残り120Yの左ラフへ。Kさんはショートアイアンで刻み、残り60Yへ。私の3打目はPWで打つがやや力が入り奥のラフまで行く。まずい。Kさんは無理せずピン右4Mに。私のアプは逆目のラフで沈み気味、なおかつピンまでかなりの下り。逆目でチャックリがイヤなのでフェースを開いて振りぬくとピン手前3Mに狙い通り落ち、するするとカップへ。ラッキーなチップインバーディである。ひとつ取り返し、次で並んでしまいたいところ。
  →1DOWN
11番 387Yミドル 3Wは左林入り口。残り150Yだが木のそばでありフォローが取れない。9Iでうまく上げ、林を越え残り50Yへ。Kさんは正面林の20Y手前から大きなフックでうまく2オン。自分は寄せワンが必須だがアプはダフリ気味でピンを8Mショート。これが入らず、相手は無難にパー。このホール負け。
  →2DOWN
12番 420Yミドル Kさんは抑え目のフェードでFW右サイドキープ。私の1WはKさんを20Yオーバーし、FWセンター。Kさんはグリーン手前のラフへ。ここは乗せておきたいが残り160Y6Iは抑え目のつもりが合わせに行き、開いて右手前ラフへ。手前のピンに対してバンカー越えのロブを打つ必要がある。最低限バンカーには入れないようしっかり振りぬくと完璧な感触。ピンの1M手前に落ちるとフックラインに乗り、20cmにピッタリ。OKをもらい、先方のアプを見守るが、難なく30cmに寄せOKを出す。引き分け。
13番 196Yショート Kさんはグリーン左にはずす。私は4Iで花道。15Yのパットは打ち切れず1.5Mショートで嫌な感じのフックラインを残す。先方は簡単に50cmに寄せている。パーパットは何としても決めたかったが押し出して右を抜ける。Kさんは難なく決めパーで負け。痛すぎる。。。
  →3DOWN
14番 431Yミドル ハンデホール。Kさんは左ラフ。私はコーナーギリギリに打つが松に少し触れ右ラフ。行ってみるとグリーンは何とか狙える。190Yを6Iでカチ上げていくと上手く打てたがフライヤーせずグリーン手前ラフ。先方のセカンドは左へ引っ掛け気味だが、なぜかグリーン左のラフから右へキックし、3Mのバーディチャンス。
これはパーセーブが必須。AWで転がし1.5Mショート。先方のパットは大きくスライスする難しいラインだがネジ込まれる。素晴らしい!これを決めないと試合終了となるが私も決め、ハンデにより分け。
15番 387Yミドル アップドーミーのこのホール、Kさんは左バンカーへ。私の1WはFW右サイドのいいところ。このホールはグリーンが右で、両グリーンの間には高い木の林があり、右に置かなければならないのでまずはOK。先方のセカンドはグリーン左手前のラフへ。ここからはパーを取ってこられるはずなので、バーディが欲しいが125Yの9Iは合わせに行き右手前バンカーへ。ピンが手前なので厳しいなと思いつつ現地にいくとボールがほとんど見えないほどの目玉。ロスト寸前であるこのボールを思い切り叩くが出ない。これで勝負あり。再度打ち脱出もグリーン手前。先方は1Mに寄せる。私の5打目のアプはカップをわずかに外れる。先方がパーパットをきっちり決めて決着。
  4−3で完敗であった。

振り返ると、マッチでは流れを一度失うと決着まであっという間だと感じた。相手のナイスプレーで決着がつくのではなく、ミスで自滅した場合、完全に相手ペースになる。
相手が試合巧者ならそれはなおさらである。今日で言えば、7番で取った直後にティーショットのミスとアプローチのミスで落とした8番。10番のチップインで勢いに乗りたい11番のティーショットミス。このあたりで自らチャンスを失い、また相手に冷静さを取り戻す機会を与えてしまった。

相手は大きなミスをしないし、リカバリーも素晴らしく、負けるべくして負けたと思うし、貴重な経験をさせてもらった。
戦ってみて自分に一番欠けているものは飛距離でもアイアンの精度でもなく、相手にプレッシャーを与えるショートゲームの正確さと、平常心で戦うことだと思う。
今日は力みがずっと取れず、そのおかげでいつもよりずいぶん飛距離が出ていたが、左へのミスが続き、逆にゆるんでのミスも多かった。普段の練習で自信をつけて、秋のクラチャン予選に挑みたい。ハンデ7からしか予選に参加できないので、まずはもうひとつハンデを減らせるよう日々頑張らなくては。

しかし、上手くいかないもので、この後失意のまま抜け殻のような体で西コースを回ったが、絶好調である。ティーショットは曲がらない、パットは決まる。38回。
遊びでは調子が良くても、本番でその力が出せないのは、心構えの問題だと思った。
試合のつもりで普段のラウンドをしないといけないなと改めて感じた。

前田社長をはじめ、今回は周囲の方にお気にかけて頂き、感激いたしました。
これからもいろいろとご指導をいただいて、いつの日か競技で勝てるようになれたら嬉しいです。
負けはしましたが、存分に楽しむことができました。
ご声援、本当にありがとうございました。


K.T

平成21年7月10日
前田宛に届いたメールより抜粋