ゴルフ会員権を購入され、ゴルフライフを楽しまれたいお客様のご参考に

今年は2月に新型コロナウイルスが上陸して以来、自粛・マスク・手洗い・go toトラベル・第3波・医療崩壊・緊急事態宣言などの言葉を嫌と言うほど聞かされ、暗い1年でした。ゴルフを自粛した人がいれば何の心配もなく、頻繁にゴルフ場へ通っている人もいます。あなたは如何でしたか?
私が観察するには、在宅勤務が増えた影響でゴルフ練習場が若い人達で混雑、プレーフィが安いゴルフ場は平日でも盛況であったと思います。『3蜜』が問題になったが、ゴルフ場や練習場は比較的安全と判断されたのではないか?
ゴルフ場は経営的には潤ったと思っていたが、4月・5月の落ち込みが激しく通年では苦しい決算になりそうです。
 
さて、私の場合は居酒屋に入ったのは1回切り、昼食の食事処に行ったのが数回あるだけです。飲食店の経営が苦しいのは十分理解できます。
もう一つの趣味の卓球は公設の体育館は制約が多く、行っておりません。日本卓球協会が出した指針を体育館は頑なに守っているのです。シングルスのみでダブルスは不可、1台に3人以上で使用させない、消毒液で拭いてから卓球台を返す、2人ないし4人単位でないと受け付けない、プレー時以外はマスク強要などの制約は20代の男子選手対象の指針を、我々高齢者卓球にも押し付けるので利用者と齟齬を来しています。
 
飲食や体育館利用がなくなった所為で時間を持て余しました。私は、ゴルフ練習場とコースへの出入りが近年になく増えました。
コロナへの対応は人により様々です。私が通う練習場にはベンチが置いてあるが、そこで喋っていると文句を言う人、女性従業員が出社を怖がるので男性だけで運営、打球時以外はマスク着用の強制的要請などが起きている。
ゴルフ場では春先はレストランと浴場を閉鎖し、オール・スルーの運営がなされた。受付時に体温測定、消毒液設置、更衣室入口の解放、バンカー・レイキの不使用、ピンフラッグを抜かない、レストランでは対面にアクリル板設置、2つのテーブルを1つになど対策を取られている。
一方で、これまでと大きな変化のないゴルフ場があります。コロナにかこつけてサービス低下を図るコースさえあります。
 
私のゴルフ歴は長いので、長年馴染んだ慣習に反した昼食なしのオールスルー・入浴なしは実に味気ない。始めた頃の河川敷プレーを思わせる味気なさでした。初対面の方々との昼食時の歓談は倶楽部ライフの大きな楽しみです。高齢になるとプレー内容を競うより同伴者との交わりが重要な要素となっています。皆さん人生経験が長いので、ゴルフに限らず時事問題・政治談議・健康問題・海外事情など話題は豊富です。アクリル板を挟んで会話のない食事だけしているのはつまらないものです。
 
コロナに異常なまで神経質な人がいます。ヒト様々だから自分の信ずる振る舞いをすれば良いが、他人への押しつけはよくない。
練習場やゴルフ場で「近づかないで下さい」と言われ、ムカッとしたことが数回あります。「そこまで神経質なら他人と接触する場に出て来るな!」と言いたい。私は他人との争いを避けたいのでジッと堪え、引き下がりました。
 
先日、こんなことがありました。ラウンド中もマスクしていた同伴者がハーフ終わると「持参の食事をとるのでレストランへは行きません」と言い別れました。同じようなことを今年は数回体験しています。
後半のスタートホールに早めに行くと彼は既に来ており、私に語りました。「息子が会社の会食で感染した。息子の誕生日祝いをしたので心配になり、一族10名でPCR検査を受けた。自分は陰性だったが、極度の警戒をしているので悪く思わないで下さい」と。
私は納得しました。
来年は明るい話題を取り上げたいものです。

 

令和2年12月28日  渡 若造