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私の名前は渡若造

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(特別版)第94回『高齢化社会のゴルフライフ』

今年はコロナ禍で行き場がなく、飲食店には8カ月間行っておりません。皮肉なもので、比較的安心なゴルフコースへ行く回数が増えています。今年は久方ぶりに年間50回に達するでしょう。来週は茨城・千葉への遠征を企画しているので、突如、自宅近くのゴルフ場へ一人で出かけました。

最近はゴルフ場でも体育館の卓球でも殆ど私が最年長です。東京近郊のゴルフ場ではたまに私より年長者に出くわします。
数日ぶりに蒸し暑い一日でした。同伴者は年間会員の3名でした。年間会員の方は回数が多いのが特徴です。朝、挨拶した際に各自年齢を披露しました。1名の方はびっくりの90歳、若造が81歳、77歳と74歳の男性4名です。

90歳は肺気腫を患ったので登り阪は息苦しいのでカートに乗る、耳が遠いと仰った。何と白ティから打ちました。140yくらいのドライバーショットだが、ミートがよく打音が良かった。歩く速度は遅くなく、動作が機敏でした。2月と8月を除いて毎週このコースに来ているそうです。90歳にしてこの元気さにたまげ、羨望しました。多くの人はあの世に逝っているのに・・・お住まいは拙宅と同区でした。スコアの53・59の112はご立派です。

77歳は年間80ラウンドをこなすゴルフ三昧生活です。私が「ゴルフを頻繁に出来るのは1に資金力、2に体力、3に時間、4つ目が分かりますか? 殆どの人は4つ目の条件に気が付かない」と話すと、分からないと言う。「家庭環境です。妻が病弱とか親の介護をしていると、自分が健康でもゴルフに出かけられない」と解説しました。彼は20年以上前に妻を亡くし、一人で生活しているそうです。寂しいし時間を持て余すからゴルフ三昧は理解できます。同じゴルフ場で10年位前に同伴者とアイアンクラブを1本間違えて持ち帰ったことがあります。ゴルフ場からの連絡で、本人同士で落ち合い交換したことがありました。懇談していると、顔も名前も忘れていましたが、あの時の彼でした。自宅が近いので急に親近感を覚えました。機会を見つけて、一献傾けたいと思っています。スコアは49・52の101。

一番お若い74歳は「ゴールドティから打つ」と言いました。ドライバーショットは180yくらい飛びました。白マークから打つように奨めましたが、ゴールドティに拘りました。理由は「全クラブを使いたい」でした。高齢者はアプローチを除いて、アイアンでグリーンを狙う機会が少ないのは確かです。いろんな人がいるなあ、と感じました。スコアは51・47の98でした。

若造はショートパットを2回ミスしましたが、44・44の88で、90切れたから満足しました。
高齢化社会のゴルフライフを味わった一日でした。。スコアを競うのもよいが、こういうゴルフライフも楽しいものです。

 

 

令和2年9月18日  渡 若造

渡 若造さんのゴルフライフ