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私の名前は渡若造

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(特別版) 第93回『花屋のオッチャンの凄さ』

加賀屋ゴルフのライター陣の中にお若い「花屋のオッチャン」がいる。私とは世代も違えばゴルフの力量も違い過ぎる。そんな関係だが、オッチャンが「多摩カントリーでプレーしてみたい」と言うので、お誘いした。もっと前に予定していたのだが、コロナ騒ぎで延期し、この度実現しました。
彼はクラブ選手権や東京アマゴルフ選手権に出場しているレベルなので、同伴者選びに困りました。私の親しいゴルフ仲間は年齢が高いし、バックティから打って良いスコアを出せる人はいないからです。仕方なく67歳で20年来のゴルフ練習場仲間と卓球仲間の73歳の友人を誘いました。

6月9日、晴天の日に彼はやって来ました。私は1時間前からパッティングの練習をして迎えました。
多摩カントリーは打ち上げが多く、非力な者には厳しい。その上、グリーンの傾斜がきつくパッティングが難しいのです。上級者程苦戦すると聞いています。オッチャンは最近好調で70台続出と報告していたので、興味深々でした。当日は67歳の友人にオッチャンに付き合ってもらい6563yのBグリーンのバックティ、私と73歳は6215yのレギュラーティから打ちました。スタートする前にキャディに「彼は上級者だが初めてのコースなので、よく案内してやってくれ」と頼みました。

10番スタートでオッチャンがアドレスしたとき、「ああ左打ちだったなあ」と思い出しました。バシッと打った第一打は、レギュラーティから200y先の白旗を軽く超えました。250~260y飛ばしたビッグショットにいきなりたまげました。これはただ者ではないと1球打っただけで分かりました。
彼は14回、ドライバーと5番ウッドで打ちましたが全部真っ直ぐ、豪快に飛ばしました。飛ぶ人は乱れるものですが、アイアンを含めてショットが安定していました。同伴した友人はビビッてしまい、ミスの連発。練習場とは程遠いプレー内容でした。

観察した限り、彼はグリーン周りのアプローチを3回失敗し、5m以内のバーディチャンスを3回外しました。それでもバーディ2つで、37・40の77と簡単に70台を出しました。びっくりしました。予想を上回る凄さでした。
公式ハンディが幾つか知らないが、当日のプレーのように安定しておれば、片手シングル(ハンディ5以下)の実力はあります。多摩カントリーにおける私の同伴者の中では花屋のオッチャンが一番の凄さでした。彼は私の次男と同じ47歳、アマチュアーは65歳まではまだまだ伸びるから、どこかのクラブチャンピオンになれる可能性は十分あると思います。

そんな花屋さんにたまげた一日でした。若造はレギュラーティから打って、いきなりバンカーからホームランのトリプルスタート。その後ショートパットを2回外しましたが、1つのバーディがあり44・43の87は上出来でした。花屋さん効果かも知れません。

 

 

令和2年6月23日  渡 若造

渡 若造さんのゴルフライフ