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私の名前は渡若造

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(特別版) 第92回 『コロナ明けの遠征ゴルフ』

今年は2月中旬からコロナ禍により外出自粛令が出て、まったく出かけていませんでした。
屋外ゴルフ練習場とゴルフ場を除けば、3か月半散歩以外に一歩も外出していないのです。欲求不満は限界まで達していました。
漸く、緊急事態宣言が解除されたので精神的には楽になりました。先日、遂に満81歳になってしまったので、記念を兼ねて遠征ゴルフに出かけて来ました。

朝5時起床のつもりが4時に目が覚めてしまい、知人に「今から出かけるからスタートを早めよう。午後から小雨の予報になっているから」と連絡を入れた。4時40分出発し、大栄パーキングで朝食を取ったが〈県をまたがっての外出は控えましょう〉の貼り紙があり、気まずい思いをした。私は4つの県をまたがっているのですから。7時10分にセントラルゴルフに到着したが、既に駐車場には車が多く留っていた。プレーフィが安いから平日も大勢来ているな、と感じた。

今日の同伴者は72歳の知人とその元勤務先の後輩の68歳の上級者、そして知人が〈団地の女子プロ〉と呼ぶ39歳の某ゴルフ場勤務の本格派の女性である。相変わらず上級者は1Wで220yをコンスタントに打ち、ミスが少ない。RTから打って43・39と安定していた。団地の女子プロは女性とは思えないしなりのあるスィングで、RT(白マーク)から1Wで200y飛ばす。上級者がミスすると彼女は3回もドラコンを取るのです。たまげました。知人は一時の病体から立ち直り、力強い球を復活させた。
私は珍しくバーディ1つとパーを5つも取っているのに、後半左引っかけを連発しトリプル2回で乱れました。我々3人は揃って91(par73)でした。進行は予想外にスムースで休憩60分を入れて5時間20分で完了した。

ラウンドを終えて戻ってくるとなんと停電のアクシデント発生。非常灯が点いているので真っ暗ではないが、水道がでないので風呂は駄目ですが、停電なので貴重品ロッカーが開けられない。精算もできない。長いゴルフ体験ですが、支払いをせずに帰るのは初めての体験でした。停電は3時間以上続いたようです。
時間が早すぎるので、1時間パッティングの練習して笠間市のホテルに向かう。
友部駅の周辺は18時前ですが、まったく人が歩いていないのです。まるでNHKの〈鶴瓶の家族に乾杯〉を見ているようでした。
地元の食堂や居酒屋は暗くて一元客が入る雰囲気でなかった。仕方なく魚民に一人で入り、ビールと焼酎を飲みました。

翌朝は3時40分に目が覚め困りました。5時にベッドから出て扶桑カントリーへ着くが、玄関は開いていない。
初めての扶桑カントリーはグリーンが良く気に入りました。コースは適当な広さでアップダウンが少ない。プレーフィはセルフの早朝スタートで6000円程度です。遠方でなければ最適のコースです。

ネットの〈一人予約〉の集まりですが、40代後半と思しき女性と退職直後でゴルフ三昧の70歳男性、もう一人はいかつい身体に丸刈りで色黒の男性で47歳でした。彼には冗談で「あなた研修生ですか?」と言うほどの威圧感がありました。彼にはBTを奨めたのですが、6298yのRTから打ちました。女性は赤マークです。

昼休憩の会話で面白かったのは、一人予約の申し込みで〈1番目が女性なら当人は無料〉のコースがあることです。逆差別ではないか、と私が言うと〈女性が入ると和やかで良い〉と好む鼻の長いオジサンが多いからだそうです。1番目の女性がキャンセルすると続いてキャンセルが出るのはその理由だそうです。
上級者だけでプレーしたい、同年配で集まりたい、同性でやりたい、と言うなら理解できますが、女性と一緒にやりたいオジサンゴルファーがいるとは知りませんでした。世の中、様々ですね。

さて、ゴルフの内容は47歳は元柔道選手だったと聞きましたが、彼の打球は物凄かった。ドライバーで250yを超え、3Wでも230y飛ばすのです。パッティングも距離感ぴったりで、3つもOBを出しても41・40はさすがでした。
男性は白マーク、女性は赤マークで共に96。私はコースマネジメントが上手く行き、寄せワンでparを拾い41・45の86は満足しました。今回学んだのは、イチカバチカのグリーンオン狙いを避け、苦手のバンカーに入らない1番手短めでグリーン周辺に運び、寄せに賭ける攻め方です。実力相当のゴルフを再認識しました。昼休憩60分を入れて5時間15分は快調です。
コロナ対策で、昼休憩なし・風呂なしのスルーは大昔に経験した河川敷コースみたいで、やはり休憩時に初対面の方々と歓談するのが重要なゴルフライフだと思いました。「私の父より断然元気、渡さん凄い!」とお世辞を言って貰ったのが宝です。

シャワーを浴びて14時過ぎに出発すると、さしたる渋滞がなく2時間20分で帰宅できました。
次回は花屋のオッちゃんを迎え、BTから70台を味わって戴きます。同伴者がヘボ過ぎてご免なさいね。

 

 

令和2年6月3日  渡 若造

渡 若造さんのゴルフライフ