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私の名前は渡若造

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(特別版) 第87回  『老化とゴルフ』

ゴルフ場へ一人で行くと、初対面の方と挨拶を交わします。相手は自分と同年齢くらいかと思いきや、意外と若い場合が多い。
男性は禿や白髪で判断すると間違えます。顔に張り・艶があるか否かです。一番正しいのは弾道で判断します。高齢化が進むと手打ちになり、腰で打っていない。若ければ背筋力があるので弾道が違い、飛ばします。
日曜日のテレビ番組『ゴルフ侍』を毎週楽しく見ていますが、かってのトーナメントプロでも70歳を過ぎると我々ど素人と同じですね。だからいつも年齢に注目します。
 
ゴルフで老化と言うと、「飛ばなくなった」と誰しも言いますが、私は飛距離よりも目の衰えから来るパッティングの衰えが最も大きいと思っています。傾斜を読めない上に距離感が鈍るのです。だから3パットが俄然増えます。また、感覚が鈍りグリーン周りが下手になります。これも一般アマであってもトーナメントプロであってもレベルこそ違え、同じことが言えます。私の場合は、50代に比べパッティング数が1Rで3~7打悪化しました。私は乱視が強いので、特に酷いとは思いますが・・・
 
老化に伴うパワー不足で、パー・オンが極端に減りました。ショートホールでワン・オンできなければ他ホールでのパー・オンは難しい。ミドルホールなら第3打、ロングホールなら第4打がポイントになります。
従って、私が心がけているのは、「打つ」のではなく「運ぶ」の感覚でショットし、アプローチに賭ける。アプローチは3パットしない真っ直ぐなラインへ運ぶことが重要になります。理屈は分かっているのですが、ラウンドする度に失敗を繰り返しています。
 
最近、特に思うのは、力量に応じてティグランドを選ぶべきだと。
距離の長いコースではチャンピオンティ・バックティ・レギュラーティ・フロントティ・レディスティまたはゴールドティがあります。
女性は多くの人がレディスティから打ちますが、男性はどんなに飛ばない人でもレギュラーティから打つことが殆どです。男性の見栄でしょうか。
フロントティかゴールドティから打てば、ナイスショットが続けば高齢者でもパー・オンがあり得ます。若い頃のゴルフの楽しみが蘇ります。
最近参加したシニア杯は70歳以上はフロントティから、80歳以上はレディスティから打ってよいルールになっていましたが、大賛成です。進行上もプラスです。
 
PGM系列のゴルフコースで、プレーイング4の特設ティの近くに初心者向けのティが設けられています。これも良いアイデアではないでしょうか。

 

令和元年5月31日  渡 若造

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