(特別版)第72話 『悲しい?ゴルフの性(さが)』

私の名前は渡若造


右腕痛が癒えてゴルフを再開したが、今年のワーストスコアを更新する100前後が2R続きました。
真っ暗な早朝出かけたが、気合が入らないままスタートし、ドライバーは飛ばない、アイアンは乱れる、アプローチは寄らない、ショートパットは外すと好いことないままに終わりました。まったく面白くありません。暫くゴルフを休もうとの心境になりました。過去何回も同じような心境を味わっています。
天候は好いし仲間も素敵な人柄ばかりです。悪いのは自分の腕前だけなのです。
ゴルフをしない知人は「高額のプレーフィを払い、馬鹿にならない高速道路代を払い、早朝から遠方に行き不愉快になるならゴルフをやめたらどうですか」と言ったことがある。元勤務先の後輩は「やめられるものではない。1週間もすればやりたくなりますよ」と言いました。

まったく仰る通りです。お金と時間を使い遠方まで楽しみに行っているのに、不機嫌になるなら行かなければいいのです。
スコアなど気にせず、仲間と楽しく会話し、好天の下で緑の絨毯を闊歩すればいいではないか。理屈はこれが正解でしょう。打数を記録しなければいいのです。
こんな心境になれればいいのにと思わずにはおれません。

ゴルフ以上に回数をこなしている卓球では、試合で負けても惨めな心境になったり、悔しい気持ちになりません。何故だろうか?ゴルフと卓球の違いは何だろうか?
ゴルフは静止しているボールを打っています。戦う相手は同伴者でなく自分です。コースや天候に挑戦しているのです。自分の目標に迫ろうと努力しているのです。
卓球は相手が打ったボールを打ち返します。動いているボールです。戦いは自分でなく対戦相手です。
ゴルフには長い年月取組み、情熱を燃やして来ました。会員権を含めてサラリーマンにとっては膨大な資金を費やしました。練習にも時間とお金を投入しました。
卓球はまだ10年足らずのキャリアです。始めた年齢も遅かった。お金はゴルフと比較にならない程、使っていない等大きな違いがあります。しかしこれが違いだとは思えないのです。
卓球の対戦相手は、年齢・卓球歴・過去の戦績などからおおよそ対戦する前から勝敗は予想されます。番狂わせが少ないのです。
ゴルフは年齢・経歴・ハンディキャップなどから自分なりの目標があります。この目標は平均実績より少し高めに設定しているのが多いのではないでしょうか。

スコアを無視すれば不機嫌にはならないが、向上心がなくなりゴルフの楽しみがなくなること間違いないと思われます。
プライベートコンペの時に4人にこの問題を聞いてみました。年齢は66〜75歳、ハンディキャップは14〜35の人達です。4人が異口同音に言うのは、自分なりの目標がありスキルアップに挑むから楽しいのだ、スコア無視ならばいくら好天に恵まれても楽しくない筈だとのご意見でした。やはりそうかと自分を慰めました。

毎日新聞の12月21日版に横浜支局長がかなりのスペースを使った記事が掲載されました。

自分はスポーツマンであるが、ゴルフを始めた。散々な結果だった。(中略)
くっきりと晴れた青空の下できれいな芝生のコースを歩いていると、爽快な気持ちになるのは確かだ。ボールを打たずに散歩できたら、さぞかし気分が良いだろう。
朝から夕方まで18ホール必死で回り「心地よい疲れ」と言いたいところだが、悔しさが募り、それどころではない。帰宅しても興奮が収まらない。このままでは終われない。
ちゃんと練習して「普通」にゴルフと相対し、その上で評価をしようと考えた。ああ、こうしてはまって行く人がこの世にはきっと多いのだろう。


同感である。こう思うのはまだ気力が残っている証拠だろう。この気力がなくなったら惚けの始まりではないかと思う。私は来年はゴルフの基本に取り組み、レッスンプロについてみるのも一つの案だと真剣に考えています。

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平成27年12月24日  渡 若造