(特別版) 『老いぼれゴルファーのインターネット活用』

私の名前は渡若造


お久しぶりです。渡老造(わたりおいぞう)本名・渡若造です。今回はインターネットとその活用について話してみたいと思います。私はパソコン音痴で、いろんな機能を操ることができません。しかし、メール機能とインターネット機能だけは幅広く活用しています。即ち、各種新聞の政治欄をチェック、天気予報、株情報、株の売買、ネットショッピング(ゴルフ用品、卓球用品、電気製品、海外旅行のチケット購入)、阪神タイガース情報、プロ野球のデータチェック、演歌情報、ホテル予約、時事問題や専門用語の調べ、友人のブログ拝見、銀行のネット取引、ゴルフ場の予約と調査等々です。

私は未体験のゴルフ場を訪れるのを楽しみにしており、現在でもわざわざ遠方まで出かけております。
勤務時代は転勤先のゴルフ場を数多く訪れたので、国内では350ヵ所以上のコースを体験しました。海外は少なく20ヵ所くらいです。
ネット時代の便利性は何と言っても経費がかからず、早く、多面的に調べることが出来ることです。
オープンコンペ参加やゴルフ旅行の行き先選定に際しては、「楽天」「ゴルフダイジェスト・オンライン」で調べます。
料金、アクセス、コースの長さ、アップダウンの有無、整備状態、ロッジの有無などです。また以前はカーナビで所要時間を調べていましたが、現在はインターネットで調べることが可能なので非常に便利です。

ゴルフ場の状態を調べるには、コースの距離、コースレート、利用者の採点を見ればほぼどんなゴルフ場かが分かります。
要注意なのはカキコミです。記入者の個人的な感情や低レベルの評論は参考になりません。私はコースの設計・整備状態・運営方法を重視しているので、フロントが愛想悪いとか食事の好き嫌いなどはどうでもいいのです。人的な面は普通であればいいのです。従って、男性、40歳以上、平均スコア100未満に絞り『カキコミ』を検索し、その評論を参考にします。近年は外資系のコースに見られる如く、「詰め込み過ぎ」か否かを見ます。詰め込み過ぎと苦情が出ている時は曜日をチェックします。
私がコースを評論する際は、できるだけ長所と短所の両方を論じ、感情的な批判をしないよう留意しています。ゴルフ場であれ、ホテルであれ最終評価は料金とのバランスです。超割安価格であれば少々の欠点があるのは当然で、辛抱せねばなりません。

ゴルフ会員権がバブル時には考えらえない程の低価格になった上、プレー費もバブル時の半額程度になり、ゴルフ愛好者にとってずいぶんプレーし易くなりました。とは言っても他のスポーツに比べれば割高であることは変わりありません。我々365日大連休組にとっても、費用・各自のスケジュール・健康状態・人間関係などから4人揃えて申し込むのは容易ではありません。
特に今年は大震災の影響で節電対策のため、週末出勤・平日休みが増えています。平日休みはゴルフ愛好者にはもってこいですが、4人を集められないケースはざらにあります。

こんな社会情勢のニーズに合った企画が『一人予約制度』です。首都圏ではありませんが、田舎では集客の為にPGMや個々のゴルフ場が一人予約を受け付けるコースが増えて来ました。最低2名揃えば成立です。最近は立派なゴルフ場も取り入れています。例えば茨城県の麻生カントリークラブで、コース設計も面白いし、手入れも良好、何よりもハウスやクラブの雰囲気が名門の名残を残しています。私は「一人予約制度」採用のコースを「お気に入り」に入れ時々チェックします。ネットの一人予約で申込み初顔合わせした際は、申込む際に使用したハンドルネームでなく、本名で自己紹介するよう私は提案しています。本名を名乗る方が真面目な出逢いだからです。最初にちゃんと挨拶しておくと一挙に親しい間柄の雰囲気になれます。

卓球中心の生活になり、今年の1月はゴルフをやる気を失くし、1か月間1球も打たなかった。7月は卓球のやり過ぎから腰痛になり、卓球大会を棄権し、ゴルフひとり旅をキャンセルする羽目になりました。2か月間もゴルフから遠ざかるのはここ20年来ないことです。今年は間違いなく年間ラウンド数は最少回数となるでしょう。
高額の高速道路料金を払って遠方に行った際、私は終了後はメンバーと分かれ現地に泊まり、連続プレーを楽しんでいます。
そして思い立ったらすぐ2日連続ゴルフを企画し、一人で出かけます。こんな時に行き先探しにはインターネットが役に立ちます。ゴルフ場探しだけでなくホテル・旅館探しにも重宝です。特に田舎の旅館は家族的な雰囲気があり楽しいものです。昨年は『ゴルフひとり旅』を9回実施しました。今年はまだ4回ですが・・・

この暑い最中、腰痛癒えた記念に出かけました。セントラルとワイルドダックのツアーです。
ネットで申込み初対面の人とプレーするのですが、間違いなく毎回私が最年長者です。ネット申し込みのメンバーは年配者で65歳くらい、大抵40〜60歳のゴルファーです。中には息子より若い30歳位の青年と一緒のことがありますが、不思議なことに40歳の年齢差があっても同じ趣味の世界だから違和感がなく話が合うのです。私も楽しいし、相手も「社会勉強になった」とお世辞を言ってくれます。

多くの若者は飛ばすけれども安定感がないので、スコアは良くありません。申し訳ないが尺取虫ゴルフの私の方がスコアが良いことは多々あります。でも本格派のゴルファーに遭遇すると、私だけでなく相手も面白くないのではないかと気を遣います。
先日のセントラルでは練習場で隣で打っていた「若い人は良く飛んで羨ましいなあ」と感心していた人と同組でした。もう一人は彼を上回る体格の大きな人でドライバーショットはまっすぐ250ヤードを飛ばす。彼らは当然バックティで7200ヤードを超える距離でした。私は実力をわきまえて白マーク、と言ってもこのコースは6643ヤードもあるレギラーティを選択しました。
本格派ゴルファーは後ろから打って私より30ヤード先まで飛んで行くし、連続6ホールもパー・オンのパーを取る力量にはたまげました。私のような年寄りと一緒で悪かったなあと思いました。分かっちゃいるけど年寄りゴルフにタメ息が出た。何せすべてのホールで2打目はウッドショットを必要としますから惨めなことこれ以上ありません。ゴルフは飛距離が一番です。年寄りの尺取りゴルフには悲しいかな、パワー不足でアイアンで打てないのです。スコアはパー73のコースですが、青マーク組は84と91。私は白マークで90でした。

2日目のワイルドダックのオープンコンペは、シングルハンディさんと40歳前後の青年2人と同組でした。フロントティなので距離は6000ヤード強に過ぎないが、ここでも私の老人ゴルフが嫌になるような内容でした。結果はシングルさん77、他は90と91。老造は87にまとめ、やれやれでした。

一番面白い出逢いは玉造カントリー若海コースです。
一人だけエントリーしていたところに私が申込み成立した2サムプレーでした。彼は53歳でしたが、話しているうちに「台湾の台北に行くが夜安心して飲める店をどうすれば調べられるか」と聞くのです。それでは私の行きつけのミニクラブを紹介しましょうと後日メールで教えた。彼は1か月後に訪台し、当クラブを訪ねたが低料金で済んだので2回も行ったらしい。MママとVサインをしながら撮った写真を帰国後の報告メールに添付してきた。彼は気に入ったのか、2か月後に長期滞在で再訪問したが、何とMママや現地で商売している私の後輩と一緒にプレーしてきたそうな。すっかり私のお株を奪われてしまった。この度、彼から宿泊ゴルフの誘いを受けている。インターネットの出逢いは予期せぬ方向に発展するものです。実現すればネット仲間との宿泊ゴルフは4回目となります。

今回の腰痛は肉体と精神のアンバランスが原因でした。72歳の老人が、午前中はゴルフ練習場、午後は体育館で卓球に励んだり、午前午後とも体育館に居ることがしばしばありました。明らかに運動過多でした。今回の反省で、運動は週4回を限度とする、午前午後とも運動をしない・・・と自己規制を決めました。35日ぶりのゴルフラウンドを腰痛の回復を確かめながら、練習2回の後に多摩カントリーに行くと今年のベストスコアの41・40が出たのです。不思議な現象ですが、1球ごとに集中心でショットしたのが良かったのでしょう。高齢者は運動量でなく、適度な休養が必要と悟りました。体験上でもゴルフの回数が多いと雑になり、惰性でショットすることが多い。疲れている時はラウンドも練習もしない方が良い結果をもたらします。

見知らぬ人と同伴プレーすると刺激を受けます。年寄りは年寄りばかりで集まらず、若者と接触することが若さを保つ秘訣ではないでしょうか。加賀屋ゴルフホームページの読者の中には少数であっても年配者がいる筈です。古希を過ぎても気持ちだけは万年青年でいる若造の近況をお知らせし、好奇心と意欲を持って戴きたいのです。将来に向かっては今が一番若いのですから。今後、私はフェアウェイウッドショットの精度を高め、グリーン周りのアプローチと2メートル以内のショートパットの練習に励みます。何とか若者に食いついて行きたい。

今月は後2回ゴルフツアーを試み、来月は大阪までの大ドライブを予定しています。10月と11月は4つの卓球大会にエントリーしています。  肉体は高齢者だが『精神的には万年青年』をいつまでも続けたいと願っております。


平成23年8月18日酷暑の夏         渡 若造