ゴルフ場倒産情報

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2002年11月14日(木)
経営会社: 第3セクター尾瀬高原リゾート株式会社            
適用:民事再生
負債:288億円
 スキー場やゴルフ場などリゾート開発を手がけていた昭和グループの1社、尾瀬高原リゾート(株)(資本金5000万円、東京都中央区八丁堀3-26-8、川島潤之輔社長)は、11月14日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
申請代理人は田邊勝己弁護士(東京都千代田区平河町1-7-16、電話03-3511-8550)。なお、監督委員には小林克典弁護士(東京都千代田区麹町4-2-1、電話03-3234-2941)が選任されている。
同社は、総合リゾート施設の運営を目的として、ゴルフ場経営の昭和総合開発(株)と地元片品村などの出資による第3セクター方式で、1987年(昭和62年)10月に設立された。群馬県利根郡片品村の地域振興と通年雇用対策として同地区にゴルフ場、スキー場およびホテル、その他附帯施設の運営を目指し、94年12月にスキー場「サエラスキーリゾート尾瀬」をオープン、初年度の入場客は15万名を記録するなどスキーブームにより人気を集めた。その後、96年6月にはゴルフ場「サエラカントリークラブ尾瀬」(18ホール)をオープンし、97年9月期の年収入高は約10億3000万円を計上していた。
その後、ゴルフ場、スキー場の運営を別会社に委託するなどしていたが、こうしたなか、親会社である昭和総合開発(株)が99年10月に和議開始を申請(2000年6月に民事再生法に切り替え)。当社も多額の金融債務や入場者数の低迷から苦しい経営を余儀なくされ営業譲渡先を模索していたが、このほどその目途が立ったことで民事再生法の申請となった。負債は約288億円。
帝国データバンクより