ゴルフ場倒産情報

2006年10月6日(金)

株式会社テシコなど2社

パインマーシュゴルフ倶楽部
  適用:破産手続き  負債:276億円
株式会社テシコは、7月31日に債権者より東京地裁へ第三者破産を申し立てられていたが、10月6日に破産手続き開始決定を受けた。
 株式会社テシコは、1989年に当時の夏井渓谷カントリークラブ(現パインマーシュゴルフ倶楽部)を経営していた日照開発株式会社(現株式会社パインマーシュ)を買収。会員権の販売を進め、1993年4月にパインマーシュゴルフ倶楽部(18ホール)をオープンし、1998年5月期には年収入高約25億1200万円を計上していた。
 その後、不動産賃貸業とゴルフ場経営に特化していたが、ゴルフ事業が入場者数の減少や客単価の下落から、2003年5月期には年収入高約4億5500万円にとどまっていた。
過去のゴルフ場投資から多額の借入金を抱えていたことで、金融機関からは返済猶予を受けるほか、借入金は整理回収機構に移管されるなど、余裕に乏しい運営を余儀なくされ、その後、整理回収機構も保有債権を売却していた。
破産を申し立てた債権者によると、負債は約210億円。
 尚、関連会社の株式会社パインマーシュも同時に破産手き開始決定を受けている。
負債は債権者によると約66億円。
帝国データバンクより