ゴルフ場倒産情報

2006年12月4日(月)

新白河ゴルフ倶楽部(株式会社新白河ゴルフ倶楽部)

新白河ゴルフ倶楽部
  適用:民事再生手続き  負債:30億円
株式会社新白河ゴルフ倶楽部は、12月4日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
 当社は、ホテルエピナール那須など会員制リゾート施設を展開する葵地所株式会社の子会社として、1972年11月に設立。1976年に新白河ゴルフ倶楽部としてゴルフ場(18H)をオープンした。
 しかし、バブル崩壊後の不況で集客は低迷、赤字体質にあった。2004年3月以降はゴルフ場運営管理を別会社に移管したが、収益が上がらない限り賃借料は発生しない契約のため、当社の売り上げは会員からの年会費程度で、慢性的な赤字体質から脱却できずにいた。
 こうしたなか、預かり保証金の措置期間延長といった会員(約2400人)からの協力を取りつけるほか、親会社葵地所株式会社からの借入に頼って運営を続けてきたが、葵地所株式会社は12月1日に全ての事業をシティグループへ譲渡し、特別清算の手続きに入ることになったことから、同社からの支援が途絶えることが確実となり、単独での経営続行は困難となったため、今回の措置となった。(葵地所株式会社は12月7日の株主総会で解散を決議し、12月8日に宇都宮地裁へ特別清算を申請)
 負債は約30億円。
 なお、12月11日午前10時よりヤクルトホール(東京都港区)にて債権者説明会を開催予定。
 営業は継続中で、今後は会員のプレー権継続を前提としてスポンサー企業を求めていくとしている。

同日より名義書換も停止しました。
帝国データバンクより