ゴルフ場倒産情報

軽井沢900倶楽部

2002年08月01日(木)

国際観光開発株式会社が民事再生法の適用を申請

適用:民事再生法 負債:200億円


 国際観光開発(株)(資本金5000万円、長野県北佐久郡軽井沢町大字茂沢1-201、登記面=東京都渋谷区初台1-47-1、勢司敏昭社長、従業員25人)は、8月1日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
 申請代理人は野中信敬弁護士(東京都千代田区紀尾井町3-20、電話03-3288-5228)。
 同社は、1979年(昭和54年)4月にゴルフ場などを経営する親会社からの出資を得て設立された。85年に許認可を得て翌年から着工、当初は89年に完成の予定であったが、設計変更から工事計画が大幅に遅れ、92年に「軽井沢900(ナインハンドレッド)倶楽部」(18ホール、長野県北佐久郡)をオープンした。親会社ほかグループ会社からご資金面での支援を得て運営、97年12月期には年収入高約6億2500万円を計上していた。近時は長引く景気低迷による法人顧客の利用低下および個人の消費意欲減退から来場者数は低調に推移、客単価も低迷していた。2001年3月期(99年より決算期を変更)の年収入高は約4億円2200万円にとどまり、連続欠損計上となっていた。こうしたなか、預託金の償還が増加、資金繰りは余裕のない状態を余儀なくされていたことで今回の措置となった。
負債は預託金約130億円を含み約200億円。

帝国データバンクより