ゴルフ場倒産情報

ロイヤルメドウゴルフクラブ

2008年09月01日(月) 適用:民事再生法 150億円
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 ロイヤルメドウゴルフクラブを経営する株式会社ロイヤルメドウゴルフクラブは、2008年9月1日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日、保全命令を受けた。

 当社は、1973年12月に株式会社宇都宮御料カントリークラブとして設立されたが、営業開始に至らず間もなく休眠。その後、1984年12月にリゾート開発を手がける株式会社イ、アイ、イーインターナショナル(東京都)に買収され、現商号に変更。1987年7月にゴルフ場『ロイヤルメドウゴルフクラブ』をオープンさせ、1990年5月期には年収入高約16億9000万円をあげていた。

 しかしその後は、バブル崩壊の影響でプレーヤー数が減少。こうしたなか、イ、アイ、イーインターナショナルへの都内2信組の不正融資などが社会問題へと発展し、当社株式はグループ会社へ譲渡されていた。また、1997年頃からは預託金の償還がはじまるほか、1999年以降は金融債務が整理回収機構に譲渡されるなど、資金繰り悪化が表面化。2007年5月期の年収入高は約3億3000万円にダウン、ここにきて自主再建を断念した。

 負債は預託金約76億円を含む約150億円だが、このほか多額の債務保証(金額は集計中)があり、今後変動する見込み。

なお、名義書換は既に停止。

帝国データバンクより