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那須小川ゴルフクラブ

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2011年01月17日(月)

那須八溝物産株式会社が民事再生法の適用を申請

適用:民事再生法 負債:67億円

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 那須小川ゴルフクラブを経営する那須八溝物産株式会社は、宇都宮地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。
 那須八溝物産株式会社は、1966年9月にゴルフ場運営を目的に設立され、1969年に那須小川ゴルフクラブをオープン。同ゴルフ場は1982年から20回連続で女子プロゴルフトーナメントを主催するなど高い知名度を得ていた。1973年には「南平台温泉ホテル」を開設。さらに1988年頃には日帰り温泉施設「南平台観音湯」をオープンするほか、ゴルフ場の36ホールへの拡大などして、1996年12月期には年収入高約33億2700万円を計上していた。
 しかし、バブル崩壊後はゴルフ人口の減少などで業績は徐々に落ち込み、銀行借入や償還期限を迎えつつあった預託金の償還問題により深刻な経営不安状態に陥っていった。このため、メーンバンクと協議を重ね、再建策を協議、実施してきたことで、2005年以降はゴルフ場、ホテル業等は営業黒字転換を果たしていた。一方、銀行借入と預託金については、私的再建手続きの実施も視野に入れながら検討していたが、2009年に入り、過去に分割による償還繰り延べを行った会員権の期限が到来、一部会員より預託金返還訴訟が提起され、今後も複数の訴訟提起がなされる見通しが確実となったことから、今回の措置となった。
 約67億円(うち金融債務41億円、預託金約23億6700万円)
 なお、現在ゴルフ場は平常通り営業を続けている。

帝国データバンクより