ゴルフ場倒産情報

2006年8月25日(金)

黒磯カントリー倶楽部(富国開発株式会社)

黒磯カントリー倶楽部
  適用:自己破産申請  負債:45億円
 富国開発株式会社は、8月25日に東京地裁へ自己破産を申請した。
 申請代理人は木下貴司弁護士。
 当社は、1972年(昭和47年)9月にゴルフ場経営を目的に設立された。75年7月には那須郡黒羽町(現・大田原市)に黒磯カントリー倶楽部(18H)をオープン。
 同ゴルフ場は、東北新幹線の那須塩原駅および東北自動車道那須インターチェンジから約30分に位置しており、93年3月期には年収入高約7億4000万円を計上していた。
 しかし、その後はバブル崩壊の影響から利用客数の減少や単価低下により業績は頭打ちとなり 、98年同期は年収入高約3億4800万円にまで落ち込み、赤字決算を余儀なくされていた。このため、数年前よりゴルフ場の売却などを模索していたが、有力視されていた見込み先もゴルフ場の購入が困難になったことから、今回の措置となった。

 負債は約45億円の見込み。

 尚、ゴルフ場は別会社に運営を委託し、営業を継続しているとのこと。
帝国データバンクより