ゴルフ場倒産情報

セントラルゴルフクラブ

2003年11月28日(金)

西野商事株式会社と関係会社の第一興業株式会社、株式会社愛鷹カントリー倶楽部の3社が東京地裁へ民事再生法を申請

適用:民事再生法 負債:355億4900万円

関連するゴルフ場:セントラルゴルフクラブ 愛鷹シックスハンドレットクラブ 関東国際カントリークラブ


セントラルゴルフクラブ 西野商事(株)
関東国際カントリークラブ 第一興業(株)
愛鷹シックスハンドレッドクラブ (株)愛鷹カントリー倶楽部
経営会社より、平成15年11月28日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請し、受理されたと旨の報告がありました。平成15年11月28日より名義書換は停止するとのことです。

ゴルフ場「セントラルゴルフクラブ東西コース」など経営
西野商事株式会社など3社
民事再生法を申請
負債355億4900万円

(セントラルゴルフクラブ 西野商事(株)
関東国際カントリークラブ 第一興業(株)
愛鷹シックスハンドレッドクラブ (株)愛鷹カントリー倶楽部

 西野商事(株)(資本金9600万円、東京都中央区銀座1−8−7、代表西野雅久子氏、従業員158人)と、関係会社の第一興業(株)(資本金2000万円、同所、同代表、従業員61人)、(株)愛鷹カントリー倶楽部(資本金1億7000万円、同所、同代表、従業員69人)の3社は、11月28日に東京地裁へ民事再生法を申請した。
申請代理人は服部弘志弁護士(東京都中央区銀座1−8−14、電話03−3561−8686)。監督委員には吉岡桂輔弁護士(東京都港区虎ノ門1−1−10、電話03−3519−4100)が選任されている。
 西野商事(株)は、1960年(昭和35年)2月に設立。ゴルフ場の経営のほか、農業用をはじめとする各種機械器具の輸出販売、不動産賃貸を手がけていた。74年にオープンしたゴルフ場「セントラルゴルフクラブ東西コース」(茨城県行方郡、36ホール)は名門コースとして知られ、プロゴルフトーナメントが開催されるなど人気の高いコースで、98年7月期には貿易業務と合わせた年収入高約42億9400万円を計上していた。
しかし、近年は併営する機械器具の輸出部門が伸び悩んでいたうえ、99年12月にオープンしたゴルフ場「セントラルゴルフクラブJTコース」(茨城県行方郡、18ホール)の用地買収資金などを借入金に依存していたことで金融負担が重荷となっていた。2002年同期の年収入高は約24億3700万円にダウン、連続欠損を余儀なくされていたうえ、預託金償還問題も重なり、資金繰りは逼迫していた。
 (株)愛鷹カントリー倶楽部は、1966年(昭和41年)6月に設立されたゴルフ場経営会社。ゴルフ場「愛鷹シックスハンドレッドクラブ」(静岡県沼津市、1969年6月オープン、18ホール)の経営を手がけ、2003年3月期の年収入高は約5億8300万円をあげていたが、赤字決算が続いていた。
第一興業(株)は、1967年(昭和42年)11月に設立されたゴルフ場経営会社。ゴルフ場「関東国際カントリークラブ」(栃木県芳賀郡、1974年10月オープン、27ホール)の経営を手がけ、2002年8月期の年収入高は約5億4000万円をあげていたが累損が拡大し、債務超過となっていた。
 負債は、西野商事(株)が約283億9000万円、(株)愛鷹カントリー倶楽部が約26億200万円、第一興業(株)が約45億5700万円で、3社合計では約355億4900万円。

ゴルフ場経営会社 帝国データバンクより