ゴルフ場倒産情報

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2003年4月4日(金)
経営会社:都市環境開発株式会社
該当するゴルフ場:
鳳琳カントリー倶楽部
適用:民事再生
負債:243億円

 鳳琳CCによると、同倶楽部の経営会社である都市環境開発(株)は、平成15年4月4日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請しました。
尚、名義書換については継続して行う由です。
(鳳琳カントリー倶楽部より)


 都市環境開発(株)(資本金7000万円、東京都中央区八重洲1−7−4、加賀宗一社長、従業員120人)は、4月4日に東京地裁へ民事再生法を申請した。
申請代理人は栃木義宏弁護士(東京都港区虎ノ門2−7−6、電話03−3580−1331)。なお、監督委員には佐々木茂弁護士(東京都新宿区住吉町2−18、電話03−3359−0825)が選任されている。
同社は、ゴルフ場経営を目的として1984年(昭和59年)5月に設立された。86年に着工、同年から90年にかけて会員を募集し、この間の89年9月にはゴルフ場「鳳琳カントリー倶楽部」(千葉県市原市、18H)をオープン、日本庭園をイメージした高級感のあるゴルフ場で、96年7月期の年収入高は約12億5000万円を計上していた。
 近時は、不況による業界環境の悪化やプレー費の値下げで業績は低迷、2001年同期の年収入高は約10億5000万円に落ち込んでいた。この間、人件費をはじめとして経費を大幅に削減、経営合理化に努めていた。しかし、預託金償還問題が発生していたことで、会員権分割と預託金据置期間の10年間延長を要請、96%強の会員の同意を得ていたが、一部の会員からは返還訴訟を起こされ、今年3月には会員権を取得しながら入会しない非会員からの返還請求において同社敗訴の判決が下されていた。このままでは全会員の公平・公正を害すると判断、今回の措置となった。
負債は約243億円(うち預託金約223億円)。

帝国データバンクより