ゴルフ場倒産情報

株式会社成田ゴルフ倶楽部

2007年10月3日(水)  適用:民事再生法 負債:431億円
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 株式会社成田ゴルフ倶楽部は、2007年10月3日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請いたしました。
 同社は、1981年に設立され、1983年にゴルフ場経営に乗り出した。1988年に成田ゴルフ倶楽部をオープン、地理条件を生かした緩やかな丘陵コースで、当ゴルフクラブの創設メンバーには、大手証券会社や銀行、上場ゼネコンのトップらが名を連ね、「財界御用達ゴルフ場」といわれるゴルフ場として知られていた。
 一方、高級ゴルフ倶楽部を維持するためにメンバーは少なく、一般入場者を制限していたことで収入は減少、会員権も高額のため販売の進捗状況は計画通りに進んでいなかった。
2001年5月以降はゴルフ場運営専門会社へ委託、当社は賃貸料収入となっていた。翌2002年10月には日米対抗女子プロゴルフ「シスコワールドカップ」を開催するなどしていたが、2006年5月にゴルフ場運営専門会社との契約が終了。同時にゴールドマンサックスグループに営業が譲渡され代表も現代表が就任していたが、来場者数が低迷するなか、2007年9月には一部会員から預託金償還請求を受けることとなり、対応が困難なことから今回の措置となった。
負債は約431億円。

なお、名義書換については、同日より停止しているとのことです。

関東ゴルフ会員権取引業協同組合&帝国データバンクより