過去にあったゴルフ場経営会社の倒産情報

ホロンゴルフ倶楽部の経営会社である株式会社ホロンゴルフ倶楽部が民事再生法を申請

2004年2月24日(火)

適用:民事再生法 負債:308億円

(株)ホロンゴルフ倶楽部(資本金8000万円、静岡県小笠郡菊川町友田1028-10、兼子弘司社長、従業員63人)は、2月24日に静岡地裁へ民事再生法を申請した。
申請代理人は松嶋英機弁護士(東京都港区赤坂1-12-32、電話03-5562-8500)。
同社は、1985年(昭和60年)11月に設立されたゴルフ場経営業者で、92年にオリエントコーポレーション・グループの傘下となり、93年4月にゴルフ場「ホロンゴルフ倶楽部」(18ホール、7010ヤード)をオープンしていた。
ゴルフ場は、東名高速相良牧ノ原ICより車で5分程度に立地するフラットなコースだったが、近年は同業者間の競合激化から客単価が下落、来場者数も当初の事業計画に届かず、2003年12月期の年収入高は約6億8300万円にとどまり、赤字決算が続いていた。また、ゴルフ場の開発に伴う多額の金融債務を抱えたまま財務内容も弱体化するなど、厳しい経営を余儀なくされていた。
会員に対する預託金償還問題も重なるなか、親会社のオリエントコーポレーションの支援も限界となり、会員権者のプレー権維持を目的に民事再生法の申請となった。負債は約308億円。
なお、今後は営業譲渡を前提に再生計画を立案する予定としている。

帝国データバンクより