過去にあったゴルフ場経営会社の倒産情報

裾野カンツリー倶楽部の経営会社である株式会社裾野カンツリー倶楽部が会社更生法を申請

2004年4月23日(金)

適用:会社更正法 負債:156億円

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 株式会社裾野カンツリ-倶楽部(資本金5000万円、静岡県裾野市今里権九郎1060、代表大池文雄氏、従業員48人)は、4月23日に静岡地裁沼津支部へ民事再生法を申請した。
申請代理人は小杉雄次弁護士(静岡県沼津市新宿町10-1、電話055-927-0525)。
当社は1973年(昭和48年)8月にゴルフ場経営を目的に設立された。80年6月に賀茂観光開発株式会社から現商号に商号変更し、83年8月には大手商社の傘下に入り、ゴルフコースの本格工事を開始、85年10月に「裾野カンツリ-倶楽部」(18H)をオープンし、年収入高11億円強を計上していた。
しかし、近年は不況の長期化による入場者の減少、プレー料金の値下げを強いられたことで、年収入高は9億円以下にとどまっていた。こうした中、2003年12月には主力銀行からの借入金がRCC(整理回収機構)に移管され、さらには預託金償還問題で一部会員の同意を得られず窮状が表面化、今回の措置となった。負債は約156億円。

帝国データバンクより