過去にあったゴルフ場経営会社の倒産情報

サザンクロスカントリークラブの経営会社である株式会社サザンクロスが会社更正法の適用を申請

2003年1月20日(月)

適用:会社更正法 負債:130億円

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 (株)サザンクロス(資本金4800万円、静岡県伊東市吉田1006、北村重憲社長、従業員60人)は、1月20日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
 申請代理人は三宅能生弁護士(東京都千代田区永田町1-11-28、電話03-3580-5931)。
 同社は、1972年(昭和47年)5月に設立されたゴルフ場、ホテルの経営会社。61年10月に小室山の山麓にオープンした会員約1200名を有するゴルフ場「サザンクロスカントリークラブ」(18ホール、本店と同所)のほか、宿泊施設として「ホテルサザンクロス」(158名収容)の経営などを手がけ、95年10月期には年収入高約24億9000万円を計上していた。
 その後は長引く景気低迷で入場者数が減少傾向をたどり、客単価の下落も進んでいた。加えて、近年は伊豆地方の地震の影響や三宅島の噴火などで入場者数はさらに減少し、2001年同期の年収入高は約10億3000万円にまで落ち込んでいた。このため、ゴルフ場のキャディやホテルの従業員を削減するなど合理化を推進してきたが、海外の不動産投資にともなう金融機関からの借り入れ負担は重く、会員権の預託金償還問題も重なり、今回の措置となった。
負債は預託金を含め約130億円。

帝国データバンクより