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盛ちゃんは、上手いか下手かわからんねえ。 モリゾー通信

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2012.11.26


寒くなってまいりました。それも日を追うごとにグングンと。皆様方、この寒くなりかけのこの季節ではございますが、変わらずグイグイとゴルフに勤しんでいらっしゃいますでしょうか?

寒さと高いところがあまり好きでない拙者は『あ〜んもう、これからさらに寒さが厳しくなってくるのであろうなあ。ヤレヤレ。』これでアナタ、「盛さん、いかがですか?あの634mあるタワーの展望台へでも行き、遠くは富士、駿河湾などを見下ろす絶景を堪能し、その後、越後地方でへぎ蕎麦などのツアーを敢行しませんか?正真正銘の高みの見物、そして美味しい地酒と温泉。こりゃあまさにこの世の極楽でしょう!ぜひご一緒いたしましょう!」などと言われた場合、一言キッパリと『あいや、大変申し訳ございませぬ。無くなったバアちゃんの遺言で、高いところには上るな。そして寒いところには行くな。という教えがございます。ゆえに・・・絶対に!!!行かん!!!行かねえ!!!』と申し上げるほど高いところと寒いのは苦手でございます。

そんな折り、本年最後のボード競技/京カンシニア選手権が開催されたのでございました。本年の所属ゴルフクラブのシニア選手権は、まず山田ゴルフ倶楽部のシニアが平日開催(そんなのありえねえ!笑)のため参加せず。さらには鶴舞のシニア選手権は、前日の前田社長ご一行様のフルバックによるワン半というステキなおもてなしによる疲労困憊にての予選落ち。したがってシニアルーキーの拙者の事実上のデビュー戦が、この京カンシニア選手権と相成りました。

予選当日はなかなかの好天。寒くもなんともありませんな。同伴競技者は、過去に3度のシニアチャンピオンを誇り、息の長いご活躍をなさっているSさん。拙者はこの方を"巨匠"とお呼びし、この方は拙者を"先生"と呼んでくださるという関係の仲良しおじいちゃんでございます。さらには昨年度のクラブチャンピオン、やはりルーキーのOさんもご一緒ですな。

さて、ゴルフの方はと言えば前半はボギーを連発する苦しいスタートにての43。『こりゃあ、後半40では上がらねえと苦しいぜ。毎年の通過ラインは85くらいだし、京カンのシニアにマッチプレーは無いから予選で叩けば翌週はつまらん消化試合だぜ。おし!もうひと頑張りするとしようかの!』

しかし後半も15番までに4オーバー。『このままズルズルの42では、確実に消化試合が待っておる。うおりゃ〜〜〜!カッコーン!』16番の長〜いバーディーパットがカップに吸い込まれるのでございました。『よっしゃ〜!17番も取るぜ!絶対に取る!』・・・怒濤の4パットでございます。第3打を打とうとなさっていた後続組のみなさまからも失笑が漏れますな。お調子者の見事なダブルボギーでございます。たちまちの5オーバーに、グリーン上での拙者の目には涙が浮かぶのでございましたな。

『まあ84でも通るだろうが、そうなったらホンモノの敗戦処理。できれば3連続バーディーで後半37。トータル80で上がりたかったが・・・シクシク。ところでKさん(こちらの方は関東グランドシニアの常連さん。やはり息の長いプレーヤーとして、京カンの歴史に名を刻んでいるお方でございます)、今日の調子はいかがですか?』最終18番のティーインググラウンドで、後続組へのインタビューでございます。「盛ちゃん、このスコアカード見ると分かるでしょ?このホール絶対にパーで上がらないとエラいことですわ。ところで、さっきのホールずいぶん行ったり来たりしていたねえ。」『み、皆様方、ご、ご覧になっていらしたのですね。(絶句)』ティーインググラウンドには、ある意味和やかな空気が立ちこめるのでありました。は〜〜〜。

しかし!そのようなやり取りのあった後の失意の4番バッター、拙者の打った白球は「こりゃあいい球だねえ!入っちゃえ!」皆樣方の暖かなご声援に後押しされたボールはピンそば50センチ。難なく沈めて後半は40回。トータル83は6位タイでの決勝進出でございました。トップは拙者の親友F君が、なんと!72のパープレーでございます。60歳になんなんとする頃にグングンお上手になられ、いまや押しも押されもしない立派なトップアマでございます。さすが!頑張れ!F君!

とはいえ、このまま拙者も敗戦処理では面白くもなんともありませんな。家に戻り、足りないアタマでよーく考えた結果『おっしゃ!ここはやっぱり決勝は70台で上がって、元気なところをお見せしようではございませんか!がんばるぞ〜!オレ!』

決勝当日の朝は・・・『な、なんじゃ?この寒さ!』朝起きると気温はなんと0度!昨夜用意した着替えでは、寒くて凍死しそうな午前5時でございます。顔を洗い、歯を磨き、少しだけストレッチをし、いざ出陣でございます。が・・・く、くそ寒い!『このウェアだと風邪引いちまうな。ん〜もう一枚!』家に戻って真冬仕様のアンダーを重ね着し、凍える60歳は京カンに向かうのでございました。

決勝当日のお相手は、はにかんだ笑顔が昔から愛らしいクラチャン常連のMさん。大きな身体にやさしい心、競馬をこよなく愛するOさん。そして、過去二度のシニアチャンピオンに輝かれ、右も左も分からない20数年前から京カンの作法をお教えいただいている"京カン3巨頭"のお一人、68歳のSさんでございます。

ティーショットは、まずMさんがシニアとは思えない豪快なショットを右ラフに。さらにOさんはフェアウィセンターにステディな当りが炸裂ですな。3番目は拙者でございます。"カッキーン!"珍しく完璧球がフェアウェイセンターを捉えます。後方でご覧になっていたK競技副委員長が「盛ちゃん、ホント良い球打つんだけどなあ・・・」おいおい、その後はどんな台詞なんでございますの?(笑)最後は重鎮Sさんも右ラフへ。無難なスタートでございました。

1番は普通にボギー。ま、想定内でございます。しかし!2番で思いもよらない大ダフり。さらにセカンドシャンクの挙げ句に3パットでいきなりのトリプルボギーが炸裂!早くも70台に赤信号がともりますな。3番も3パットボギーの後、4番で初パーを取るも5番ではまたまた3パットのダボと早くも7オーバー。『こりゃダメだ〜!ここで「神様心を入れ替えて精進いたしますので、なんとか良いスコアをいただけないものでございましょうか?」とお願いしても取り返しもクソも無い状況である。ここはもう45でなんとかしよう!妥協できるなんて、オレも大人になったものだぜ!フッフッフ。』しかしその後も8番でトリプルボギー。『や、やっべえ!9番ダボだと50打っちゃう!"カッキーン!"』ナイスティーショットが・・・右バンカーを越えた池に転がり込み大ピンチ〜!しかし次打3打目が奇跡的にピンを刺しやけくそボギー!49回で前半終了でございます。

京カンの休息時間は、いつもレストランを十分に堪能できる長さなのでございますが、本日は少し早め。20数年前のお話に花を咲かせながら(こんな時、シニアは大変よろしいですな。お話がツーカーでございます。)少々燃料を補給いたしましての後半でございます。

10番は5mを放り込み、いきなりのバーディースタートでございます。さらに11番も4mにつけますが、これは外れますな。そして迎えた12番は、3打目を1mにつけ後半2つ目のバーディーでございます。ここまで2アンダー。前半を49で泣きながら上がってきた男とは思えない『おりゃ〜!このまま突っ走って28で上がったるぜ!』現金でございます。アホなオッサンでございます。

しかしながら、そのような非現実的な出来事は起こる訳も無く13番ボギー、15番ボギーで貯金を使い果たす訳でございます。しかし16、17番ときれいなパーで、そこまでイーブン。『よし!これなら90を叩く事も無くなったし「Tさん参った3!MTさん参った5!名人参った4でお願いします!」という余暇の善用(ってなに?笑)を続けながら、拙者を密かに応援してくださったBUNちゃんにも顔向けができるであろうよな。皆の衆!』

最終18番のティーショットもピンの左にナイスオン!・・・しかし・・・2段グリーンの上からボールが下りてきません。Sさんに『絶対後半は勝つ!いつまでもいい気にはさせねえよ!』と勝負を挑んだ拙者の結末は痛恨の3パットボギー。(泣)後半パープレーのSさんに1打負け!『盛ちゃん、今日一日ありがとう!久しぶりに一緒に回ったけど、やっぱり上手いか下手か分かんねえなあ。ワハハハ!』軽く一蹴されてしまう悲しいルーキーなのでございました。

ともあれこれにて本年のボード競技は全て終了。出場7試合。予選通過は4試合と、まずまず合格点の一年でございました。現在までの平均スコアは、84.83。昨年よりも若干進歩しているようでございます。寒い冬はまったくモチベーションが上がりませんが、身体をいたわりながらもうちょっとだけ精進しようと思っております。来月は、クリスマス忘年杯。師走のお忙しい折りとは存じますが、みなさま奮ってご参加いただきますようお願いいたします。2012年の打ち納め。笑顔で楽しく豪華賞品を目指してご一緒いたしましょう!

ではまた次回のモリゾー通信でお会いいたしましょう!皆様方、寒さにめげずにお元気でお過ごしください!

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