2012.07.26
大変お暑うございます。（大汗！）いよいよ日本列島、本物の夏になってしまいましたな。これからはひたすら水分補給をし、ひたすら木陰に逃げ込みまくり、ひたすら素早くプレーをする季節でございます。美味しいからと言ってビール暴飲ののち、正しい水分補給もせず、肌は思い切り露出した挙げ句UV対策もせず、『ん〜〜、このラインは実に難解であるなあ。どれ、ここはカミロ・ビジェガス風にラインでも読んでみるぜ！いやはや、こりゃあ、読んでも分からんわ！』とイグアナスタイルで長時間グリーンに横たわっていては・・・まさに深刻な熱中症の餌食でございます。
拙者も数年前に、凄まじい熱中症にかかった経験がございます。まさに、上記の教えを守らず"好き放題のゴルフ"をした拙者に天罰がくだったという事でございましょう。皆様方、己を過信する事無く謙虚に夏のゴルフをお楽しみくださいませ。
と、そんな昨今ではございますが、先日の全英オープンはもの凄い"大どんでん返し"で幕を閉じましたな。まさかのアダム・スコット、１５番からの４連続ボギー！ジャン・バンデベルデを彷彿させる悲し過ぎる結末で終わりましたな。アダム・スコットといえば、米ツアーでも実力者として君臨しているトッププロでございます。その彼が、あのような崩れ方をするとは・・・。いやはや『勝負は下駄を履くまで分からない。』とは、まさにこの事でしたな。
やはり『あと数ホールでオレがメジャーに勝てそうだ！あと数ホール、あと数ホールで、オレの積年の夢が現実に。』となった時には、どんな選手であろうとも強烈にプレッシャーがかかってしまうものなのでしょう。拙者など、なんの変哲も無い月例競技の５０センチのパットに痺れてしまいます。ま、これは単なる"へたゴルファー"という事ではございましょうが。（爆！）ま、スコット選手には捲土重来！この経験を生かして頑張ってもらいたいものでございます。
優勝したのは、あのアーニー・エルス選手！２００２年以来の二度目の優勝です。今世紀の初め頃は、打倒タイガーの一番手であった南アフリカが輩出した素晴らしい選手です。あのゆったりとして、無駄な力の入っていないスイングからくり出される正確無比なショットは、力感が少々出過ぎ（？）のウッズ選手とは好対照で、拙者は大好きでございます。今年はマスターズにも出場できず、かつての"ビッグイージー"も少々錆び付いてきたのではと巷間ささやかれつつあった、そんなタイミングでの見事な逆転優勝でした。これで全米オープンの二度と合わせて４度目のメジャー制覇ですな。クラレットジャグを片手に抱いたエルス選手を見ると、彼の晴れやかで優しい笑顔に癒される拙者でございました。
と、そんなステキなジ・オープンが開催されているさなか、拙者はＹゴルフ倶楽部にて"消しゴム会"なる正体不明の組織（笑）を結成したのでございますな。こちらの会は、昨年のクラチャンであり研修会長でもあるＳさんと、いつもあと一歩でクラチャンを取り損ねるＫさん、そして県アマのメダリストWさん、とオマケに拙者が入り４人のハンディキャップ合計が１５ほどの秘密結社でございます。Ｋさんから『盛さん、次の日曜日ご一緒いただけないですか？』のお誘いに『もちろん、オッケー！』の二つ返事でお答えし、あとのお二方にご連絡を差し上げるとＳさんWさんのお二人とも『もちろん、オッケー！』の軽過ぎるお返事！皆さん「他に楽しい事などなんにも無しでいいぜ！ゴルフだけあればな！オラ！どんどんラウンドするぜ！」のゴルフフリークぶりを遺憾なく発揮でございます。
当日は、なぜか涼しい真夏の切れ目。曇り気味で爽やかな絶好のゴルフ日和でございます。日頃は競技でお顔をあわせる面々でございますが、本日は思いっきりプライベート！８時前のスタートでのアウト１番にてＳさんが『ほな、なにかやりましょか？そや！ベストでもしましょ！』『もちろん、オッケー！』ここでも"軽過ぎ"が炸裂でございます。拙者は「この４人でやるのであれば、オレが一番のへたゴルファー。しかし、ベストならまとめてドカン！ができるし、ここは一発ハラをくくってかましたろ！」
案の定、１番２番は牽制し合いでパー分け続き。３番ショートは『ほな、ニアピンでもやりましょか？』『やるに決まってるっしょ！』と、そこにひらめく、あのニギリの巨匠＆Ｂカントリークラブの重鎮Ｍさんのマル秘テク"消しゴム"が！『Ｓさん、ニアピンは良いんですけど"消しゴム"も付けましょう！』『なんやねん？それ？』『グリーンを外した人がパーを拾ったら、ニアピンが消しゴムで消したように無くなるルールです。ただしバーディーを取ればそれがあってもニアピン成立です！これは盛り上がりまっせ〜！』『エラいこと考えはりますなあ。おもろいやないかい！ほな、それやりましょ！』
いきなりＳさん３mのニアピン（候補 笑）です。拙者は５m、Wさんは２０mほどの遠いところにオン、そしてＫさんグリーン奥に外します。Ｗさん、絶妙のパットでまずパー確定。の後のＫさん、消しゴムアプ。『よ、寄らねえ！』３mのパーパットが残ります。拙者もＳさんもイージーパー。『こりゃ、いただきましたな！』のＳさんを尻目に、Ｋさんの消しゴムパット。スルスルスル・・・"カッコ〜ン！"『やった！消しゴム成立〜！Ｓさん、ニアピン消えました〜！』爆笑が山武の森にこだましますな。『こりゃ、あかんて〜！このルールは、あきまへんて〜！』
その後、この消しゴムルールが大活躍！しかし、普通ではなかなか勝てそうにないと思った拙者は６番ショートで乾坤一擲！１mに乗せ『うおりゃ〜！バーディーじゃ〜！』ニアピン、ベスト、バーディーの３ポイントを強奪するのでございました。他のホールでは消しゴムが大活躍し、アホアホ４人衆の真昼の決闘はポイントがなかなか動かず笑いの洪水。スコアもＫさん７６、拙者７７、ＳさんとWさん７９の超ハイレベル！１８番ホールを２階建てにし『ンじゃあ、次回は２階建てから"消しゴム会"はじめるよ！』で終了でございます。
途中連続バーディーを決めたＫさんが勝ち頭でしたが、後半はスコアカード通りの３６のパープレーで回られたWさんにいたっては、ポイントゼロ！（爆！）"消しゴム会"は、ボギーでは叱られ、バーディー取ると怒られる、しかし！バーディーを取らないと何一ついただけない会なのでございましたな。名付けて"消しゴム会"。終了後はレストランで勝者おごりのお茶会を開き解散！『んじゃ、またすぐやろう！しつこいようだけど、次回の１番ホールは２階建てからだぜ！』次回が、楽し過ぎで思いやられる会でございます。
当日はクラチャン決勝が行なわれており、朝一番の練習グリーンで『あ、盛さんの顔を見たら緊張感が・・・』と申されていたＳ君が圧勝！二度目のチャンピオンに輝いたのでございました。おめでとう！Ｓ君！今度は消しゴム会に入会するんだよ！というより強制的に入会だ！ワッハッハ！
皆様方も、こんなバカバカしいルールや工夫（？）を取り入れて、楽しくためにならない（笑）プライベートゴルフをぜひお楽しみくだされ！あ、ひとこと会員の名誉のために（そんなもんあるのかい？）言わせていただきますと"消しゴム会"は、基本的に目土しっかり！ボールマーク修復きっちり！にてゴルフ場を愛する会でもございます。なんでもキャディさんやスタッフ任せにせず、ご自身の事はご自身でやるというマナーを心がけて、さらに楽しいゴルフライフをお過ごしください！では、また次回のモリゾー通信でお会いいたしましょう！
う〜、しかし今年もクソ暑い夏でござるな〜！
皆様方、くれぐれもお体ご自愛くだされ！
＊拙宅の庭に白昼堂々現れたお客さまでございます。
