京カンの教官 目土盛造

モリゾー通信/

早いグリーンはいいねぇ!

2007.03.02

いやはや、今年の“暖冬”は一体どうしちゃったのでしょう。雪も降らずにもう春の息吹が聞こえてきそうですな。この先地球規模の“大温暖時代”がやってきて、人類は果たして生存していけるのでしょうか?などと心配している目土盛造でございます。
まぁ、あまり心配ばかりしていても、胃が痛くなったり頭髪が薄くなったりしそうで(笑)ここはひとつ拙者も含めて、CO2削減を念頭に置きながら“小さな事からコツコツと”環境に配慮した生活を送ってまいりましょう。

さて最近の京カンですが、先日キャディマスターの鎌ちゃんに「あのさぁ、まだグリーン遅いよ!一体何フィートになってるのよ?“と申し上げたところ『盛さん、なんと10フィートですよ!ははは!』などと返事が来たので「おいおい!これで10フィートはないべよ!どう見たって8フィートだろう!下りが止まっちゃうもの。」『盛さんにかかっちゃかなわないですよ。でもビジターのお客さんの事を考えると・・・。』と横にいた支配人の関ちゃんが。「いいじゃねえか!京カンのグリーンはこんなに早くて、難し楽しいってのみなさんに教えてやろうよ。な!」『わかりました。もう少し頑張ります!』
などという乱暴狼藉の会話の1週間後の24日、最近“使えない男”の異名を欲しいままにしているF君達とのラウンドですな。当日は風もビュンビュン吹きまくりのラウンドで、花粉症まっただ中のYさん、昭和の色事師(笑)のIさん、そして当日7時過ぎに電話をかけてきて14番ホールで合流した二日酔いのTさんが拙者の組ですな。

先発組は、F君、かぶり物が日本一似合わない(笑)Y君、そして当日空前絶後のスコアをたたき出した(後ほどお知らせしますぞ)Eさんの組み合わせ。インコースからのスタートですな。ちょっと目を離した隙に打ったY君のボールは遥か彼方の右方向。『へ、下手過ぎる〜!』と言いつつみなさんヨレヨレの発進ですな。

拙者達の組は、遅れていらっしゃるTさんをお迎えする準備万端で(笑)3バッグのスタートです。無難にパー発進のあと、11番は思いっきりのスリーパットでダボ。この時、妙にグリーンが早い事に気付いた拙者でございました。「おっ!先週のお願いが聞いていただけたようじゃ。へっへっへ。さすが庄屋様じゃ。」拙者のパターは1月に衝動買いしたオデッセイの最新型。長いパットはあまり距離感が出ないが、ショートパットで威力を発揮する“方向性重視型”のパターですぞ。
したがって、その後いやらしいワンピンがズボズボ入りまくりましたな。(高笑い!)前半の圧巻は17番のダフったあとの3メートルのボギーパットがど真ん中から、そして同じく3メートルほどにつけた18番の下りフックのバーディーパットもど真ん中から“スッコーン!”やはり前田社長と同類の“びびり屋”の拙者にとって高速グリーンは相性がいいという事でしょうな。

昼食時には先発組が『おれたちは、37、39、40で上がってきたぜ!どうよ!Oちゃん!がははは!』と焼酎をがぶ飲みしながら隣のテーブルの皆の衆に語っておりましたな。それを聞いたI君は『や、やりますねぇ。この風の中凄いですね。』などと感心しきり。しかし!拙者は彼らが“ボッコボコ”(大笑い)だという事をすべて知り尽くしておったのですな。ダフり、引っ掛け、どスライス、チョロ、池ポチャなどなど“素敵なミスショット”の東京駅大丸食料品売り場のごとくよりどりみどりを目撃しておるのですな!まさに“家政婦は見た!”状態ですな。わっははははは!本人の名誉など“くそくらえ!”の拙者ですので三人のスコアをばらしてしまいますと・・・『う、うま過ぎる!』のY君は怒濤の97、“使えない男”のF君は『もう好きにしてくれよ!』の99、そして“ウルトラスコアの真打ち”のEさんは凄絶な110回!三人とも「へ、下手過ぎる〜!」ですな。

拙者はと言いますと、後半もパットが入りまくりですな。まず5番の10メートルのバーディーパットが、気持ち良〜くこれまたど真ん中から!これでイーブン。さらにワンオーバーで迎えた8番ロングの大ピンチ!5オンで残り10メートル。しかもピンの位置は奥の難しい場所。「こりゃぁトリプルまでありそうだなぁ。」とつぶやきながらのパッティング。微妙なスライスを描いて「う、うま過ぎる〜!」奇跡のカップインでナイスボギー!9番の3打目、グリーンを捉えたボールがスピンと傾斜で池に落ち、ダブルパーを打ったのは“ご愛嬌”で勘弁していただきましょう!しかし総パット数がカラーからのものを含めても28パット!スコアは42/42というあの風の中では最高と言ってもいいスコアでしたが、つくづく“早いグリーンはいいなぁ”と思う拙者なのでありました。いろいろとメンテナンスに腐心してくださったグリーンキーパーの伊沢君!拙者はお客様からどんなに苦情が来ようとも「絶対にこのままのグリーンで!もっと早くてもいいぜ!」でございます。

翌25日は山田ゴルフクラブ(ここもグリーンメンテナンスは最高!)に“浮気”(笑)に行き、またまた42/42でございましたな。前田社長は50回叩いたそうですが(笑)、あまり考えすぎない“びびりのパッティング”がスコアメイクの鍵ですぞ!うわっはっはっは!ゴルフ場は、それぞれのゴルフ場にさまざまなセールスポイントがあると思いますが、なんと言ってもグリーンのいいゴルフ場は最高ですな!これからどんどん暖かくなって、益々グリーンの状態が良くなってくる季節に入ります。皆様も京カンの“モンスターグリーン”を『あぁ、難しいけど楽しいなぁ!』と思っていただき、京カンでのゴルフをさらにエンジョイしてくだされ!

あ!『目土盛造、早く次を書いてください!』と仰ってくださったSさん!尻に火がつかないと何もしない拙者の大きな励みになりましたぞ!しかし、なんだか編集者に夜討ち朝駆けで追いかけ回されている“遅筆の売れっ子作家”の気持ちが最近わかってきたような・・・。トホホですが、これからもよろしくといったところで、今回のモリゾー通信は終了ですな。
では、また次回モリゾー通信でお目にかかりましょう!