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モリモリ先生航海記(後悔記) モリゾー通信

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2011.04.08

2011年4月7日、痛むお腹をさすりながら己の身体をなだめすかしてこの原稿を書いております。皆様方お元気でいらっしゃいますか?目土盛造でございます。

まずは3月11日の東日本大震災で大変な状況下に置かれている皆様方、心よりお見舞い申し上げます。そして不幸にもお亡くなりになってしまわれた皆様方に心よりのご冥福をお祈り申し上げるとともに、残された皆様方の一日も早い復興復活をお祈り申し上げます。
まさに息をのむような悲惨な報道を目の当たりにし、『頑張れ!』なんて言葉はなんの役にも立たず、一体どうしたら力になれるのか途方に暮れてしまうこの頃ですが、少なくとも被害の軽い私たちは"普通に、元気に、日々を過ごす事"が皆様方へのひとつの力になるのかもしれないと思っております。
まだまだ復興には時間がかかると思います。日本人は"喉元過ぎれば・・・民族"とよく言われがちですが、私はこの災害を決して忘れません。被災された皆様方に元気になっていただくために"普通に、元気に"毎日を過ごそうと思う今日この頃でございます。いつものように、上を向いて、元気よく、白球を追いかければ、日本中が力強く復活するに違いありません。
皆様方、"普通に、元気に"過ごす事にいたしませんか!?

と、まあそのような事を考えていた2日の土曜日の夕刻、なんだか強烈に左の足首が痛い。『う〜ん、こりゃなんだべ?オレの足はどうしたのかな?一晩寝れば治るべえ。』しかし時間が経つにつれ益々痛みが増してくるのでございます。『あれ〜?もしかしたら久しぶりの痛風発作かもしれん!こいつはいかんぜ!明日の月例はどうするかのお!』まあ、生来のいい加減なオッサンでございますので、いそいそと翌日の支度などして爆睡でございますな。

しか〜し!翌朝起きてみますと"大激痛!"が!左足を床に着けませんな。支配人に速攻で電話をし『ごめんなさい。今日は棄権でございます。』『盛さん、最近身体弱そうですから、気をつけて生きてくださいね。ワシも心配ですわ。ワハハハ!』しかし、寝てれば治るだろうと高をくくって昼過ぎまで布団に入っておりましたが、痛みは収まりませんな。このときすでに6時過ぎ。もう病院なんてどこもやっていない日曜日の夕刻なのですな。『くわ〜〜〜!しかたがない!困った時のT先生頼み!』こちらT先生とは、京カンのメンバーさんで千葉東総地区の有名病院の院長さん。ピッポッパ!『スイマセン!先生お久しぶりです!かくかくしかじかでございます。』『ワハハハ!盛さん、こんな時にしか連絡くれないねえ。すぐいらっしゃい!もうとっくに診療時間は過ぎてるけど、面白い話でもしましょう!』『ありがたき幸せでございます!すぐに、すぐに参ります〜!』

ハイ、さっそくレントゲン。大時間外なのに待っていてくださった看護士さんもやさしく『あ〜、オレは三国一の幸せ者じゃ。このまますぐに足首が治れば良いのになあ。』そのような淡い期待もむなしく『あ〜こりゃ良く分かんないなあ。ちょっと遊離軟骨があるけど、まあ腫れも無いので痛風発作ではないよ。それよりさあ、今年のゴルフはまだ1回しか行ってないのよ。盛さんはあいかわらずチョクチョクやってるの?え?もう16ラウンド?いいなあ。オレなんかさあ・・・あ、そういえば日本シニアで2位だったあのSさんだけどね・・・』しばらくT先生の病気とは関係のないお話が続きますな。(笑)『とりあえず今夜は湿布して早く寝てみて。もし明日も痛かったりしたら、いつでも電話してください。お大事に。』

T先生のご厚意に甘え大量の湿布薬をいただき、家路につくのですがそこはそれアホなオッサンはひと味違います。『んよっし!帰りにおいしいイワシ料理を行きつけの店でいただいて帰ることにしようかの。ムフッ!』目指すお店は、イワシのフルコースがいただけるリーズナブルで家庭的でしかも大変美味しい!拙者のお気に入り。『今日はイワシ寿司が食べたいのう。』足首が死ぬほど痛いのに、ノー天気そのものですな。
と、ところが!出だしが遅過ぎたのか行きつけのお店はすでに暖簾がしまわれておりました。『が、がーん!しくじったぜ!この近所に他に良い店は知らんぜ!』しなだれながらふと見ると、左側に赤い提灯が見えるではございませんか。『お。これだ!こいつはついてる。このお好み焼き屋に決定!』

浜辺にほど近いこの辺りでは、あまり見知らぬ店には近づかないようにしておったのですが(なぜなら、だいたいのケースで『あ〜ほんとうに入らなければ良かった。モリゾー一生の不覚でござる!』といったことがしょっちゅうだからでございますな)この日はだいぶ魔が差したのでございましょう。ドリトル先生不思議の国のような気分が頭を支配し、まったく躊躇せずに『こんばんは!まだお店やってますか?』入った瞬間のお店のたたずまいが"フツーの民家"だったため(爆笑!)一瞬ビビったのですが、『どうぞどうぞ!やってますよ!』クルマを運転できそうも無い拙者を快く送迎してくれたTちゃんとハイタッチの後『んよっし!食うぞ!オレたちはバカづきだっ!』腹ぺこの二人には自然と笑みがこぼれますな。『こりゃ"アタリ!"かな?今夜はこの不思議の国へ大航海じゃ!ムフフ!』

席に通されるなり、年配の女将さんが申し訳なさそうに『あの、生ビールはありません。』『そうですか。大丈夫です。ウーロン茶と瓶ビールお願いします。それと牡蠣のバター焼きね。』・・・思い起こせばこれが末代までたたる大変な失敗でござった。
まるで慣れていない仕草の女将さんがガスに火をつけようとしても"スカッ"まったく点火せず。"スカッ"何度チャレンジしてもなかなか点火しませんな。『おいおい、この店大丈夫かいな?』顔を見合わせる二人なのでございました。(笑)
とはいえ、イワシを食べられなかったこともありビールを飲み待つこと15分。他にお客もいないのにこの待たせ時間。『このヤロー!オレを怒らせたらとんでもねえ事になるぜ!』しかし気分はドリトル先生の拙者たちは『ふむ、これも一興よな。おばちゃん、ビールもう1本!』そうこうしていると出てまいりましたな"牡蠣のバター焼き"!鉄板に油を引き、牡蠣を乗せます。"ジュワ!"美味しそうな音が食欲をそそります。バターも落として"ハフハフ"ほうばりますな。『なんだ!美味いじゃん!でもこの断面の黒過ぎるのが気になるな。ま、いっかあ!食え食え!』その後もお好み焼きやら焼うどんやら頼み『ハイ、ご馳走さま!』不思議の国を後にするのでしたな。

そんな休日を過ごした月曜日、一日遅れでの惨劇が拙者とTちゃんを襲うのでございました。なんだか朝から熱っぽい感じがしたのですが『まあ大丈夫だべ!よし、今日も一日頑張るぞ!』・・・仕事に全力投球の夜9時のことでした。
お客様と会食をすませ、家に帰った瞬間!あの不思議の国をかいま見たドリトル先生ならぬモリモリ先生は、突然の吐き気と便意に襲われるのでございました。お腹の中にあるものをすべて出し尽くそうというような、恐ろしい上下からの洪水でございました。その後も断続的な発作に見舞われ、もう眠ることもできずに一夜を明かした拙者でございます。『こりゃ明らかに食中毒だな。クッソー!いったい何が原因なんじゃい!朝ご飯は絶対大丈夫な献立、昼ご飯は忙しくて食べてないし・・・そうじゃ!あの"不思議の国の探検"が・・・そこへTちゃんから電話が『盛さん、あたしゃあ死にそうだよ!』・・・立派な食中毒でございます。

こんどは行きつけのK先生に『ダメよ!拾い食いばかりしちゃ!(そんなことは言っていませんが)あ、γ-GTPは下がったけどギリギリですね。もっとしっかり健康管理しないと長生きできませんよ!』・・・叱られ坊主でございます。まさにドリトル先生航海記ならぬ、モリモリ先生後悔記の完成でございました。皆様方も、見知らぬワンダーランドへの旅はお気をつけ下され。


盛造さん

来週は恒例P会の特別版『大焼肉食べまくり&東日本大震災チャリティーコンペ』を開催し、徹底的に"いつも通りの元気いっぱい"で過ごす予定でございます。まだまだ余震も続いておりますが、皆様方元気いっぱいでお過ごしください!では次回のモリゾー通信でお会いいたしましょう!