モリゾー通信

心おきなく"地球自然遺産"の旅へ!(笑)

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2010.07.12

『マッチはゴルフの原点だ!しかももの凄く楽しい!』まさしくその通りなのでございます。元々の起源をたどれば、ゴルフというものは牧童達の"マッチプレー"がその始まりだということですな。『ムフフフ!オラがこの最終ホールで勝ちだあ。ということは、今夜のビールはマイケルの奢りだべ。ストロークだとヤローに勝てねえけど、マッチなら大叩きしても1ホールのみだかんね。ビッシビシ取り返せるだよ!コツコツ積み重ねるのがまるでダメな、オラにぴったりのルールじゃなあ。』羊飼いのジョニーはほくそ笑むのでした。

しかし!しか〜しっ!物事そんなに上手くいくことばかりではございませんな。マッチプレーにおきましても、拙者のような"素人さん"は『オラオラ!3ホール連続でアップじゃ!上手い!オレは上手過ぎる〜〜〜!』という"絶好調状態"が続く道理もございません。そうです!そうなんです!昨日行なわれた山田ゴルフ倶楽部クラチャン準々決勝のお話ですな。

この日は、前田社長の上総モナークやマッチャンの総武理事長杯などマッチ花盛りの一日でございます。ゴルフ日記を覗けば、前田社長はナイスな戦いでさわやかに敗れたそうでございますが(いいなあ)拙者の戦いは、だいぶ情けないことに相成りました。(笑)

今回のお相手は、山田ゴルフ倶楽部で"D会"なるいかがわしいオッサンの集まり(笑)をご一緒している(とはいえ、目土を打つのを"生業"としている、よく言えば慈善団体ですな。まあどなたも『モリゾーが慈善』というのは信用なさらないでしょうが。ワハハハ!)変則打法ながら強力な飛距離を誇るYさんでございました。スタートは7時15分。まさにトップスタートでございます。ジャンケンにて、オナーはYさん。まずまずのショットですが、左の深いラフでございます。この方はダグフックが身上でございますので(笑)『しめしめ。このままフックが出れば拙者の勝ちだなこりゃ。ヘッヘッへ。』拙者のティーショットはと申せば、『グッショ〜〜〜!』ツアープロのS君のナイスなかけ声でど真ん中に!意気揚々と早足で飛び出しますな。セカンドもきれいに残り100ヤード地点へ。Yさんは残り155ヤードほどでございます。とはいえ、Yさんもさすがグリーン左に乗せてまいります。拙者の第3打は『おろ!上がり過ぎ〜〜〜!どんだけ〜〜〜!』ピン右手前の斜面に蹴飛ばされますな。ピンは手前10ヤードですから、グリーン面に落ちてから下りの計15ヤードほどの難しいアプローチが残ります。遠いYさんは先に1メートルほどに寄せ、拙者のアプローチです。『上手い!上手過ぎる〜〜〜!』1メートル弱にピタリですな。お互いに入れて、まずは無難なハーブです。

続く2番もフェアウェイど真ん中の拙者でしたが、この日はなぜかフェアウェイの刈り高が『長い!長過ぎる〜〜〜!』8番アイアンで放たれた拙者のセカンドは、見事なフライヤー!奥のバンカーへ一直線でございます。キーパーのTさん、拙者が言ったのは『ラフは思い切り伸ばして、フェアウェイはキッチリ刈りましょうね。』だったでしょ!寄らず入らずで1ダウンです。(泣)

さらに3番180ヤードのショートでは、左のラフへ一直線!一発で出ず、身もふたもない2ダウン。このままではいかん!マッチで3つ離されるのは、死んだも同然!『気合いだ!ファイト一発〜〜〜!』しかし、4番のティーショットは左のラフへランディング。さらにセカンドがシャンク!今度は右の深々としたラフでございます。ズボット埋まった拙者のボールを見ると『ああ、野鳥の巣ごもりってこんな感じなんだろーなあ。しかし、すげえな。これ。』
残り145ヤードを、博打の8番アイアンが一閃しますな。ドロンドロンと飛んだボールはグリーンエッジで止まります。かたやYさんはセカンドを奥にこぼしたものの、絶対有利な状況ですな。先に拙者が1メートルに寄せます。これでなんとかボギーですが、それでは勝てないと『オーノー!3ダウン?』と思っていた矢先、Yさんまさかのチャックリ八兵衛!しかも4打目も寄らず『お!こりゃ棚ぼたか!』Yさんダボの後の拙者のパットは"クルリンパ!"。は〜〜〜、ガックリでございます。こんなお人好しのゴルフでは、まず勝てませんな。気を取り直しての名物5番右ドックレッグは、Yさんが右ラフ。拙者のティーショットは左フェアウェイをとらえます。残り距離は160ヤード。6番アイアンが"スーパー!"でピンの右2メートルにナイスオン!それを見たYさん、セカンドを右に押し出して高見山!(笑)OBかと思われたのですが、セーフにてさらに林の奥深くへ入っていきますな。まるでアマゾンのジャングル探検隊でございます。いつまでも出てこないと思っていますと、林の中から『ギブアップ!』のお声が!ようやくひとつ返しましたぞ!

さらに名物の、ど真ん中に杉の巨木が3本ある200ヤードの6番ショート。拙者のティーショットは会心の手応え!でしたがわずかに真ん中の杉にかすって、地上に落下でございます。ボギー同士でハーブです。真左にドッグレッグする7番ミドルは、本日一番の会心のドライブが、残り100ヤード地点にランディング。Yさんは右ラフからグリーン左端(ピンは右)へやっとのオンに対して、拙者のセカンドピッチングが『またまたすんごいフライヤー!!!』んもう!拙者よりうんと遠いYさんのファーストパット『うわ〜〜〜!ノー感じ〜〜〜!止まれ!止まれ〜〜〜!』25メートルほどのそのパットは、そのお声とは裏腹に50センチほどに寄るのでございます。拙者のアプローチにプレッシャーがかかります。が、『上手い!上手過ぎる〜〜〜!2』これも50センチにぴたり。ハーブですな。

8番はもの凄く長いロングです。ここで、Yさんが左の修理地へ。よれたショットでダボを打たれ、ウッド3回と『上手過ぎる!3』のアプローチでパーとした拙者がイーブンへと持ち込みます。ここで拙者、考えてはいけない不埒なことを考え"クライマックス"へまっしぐらでございます。まずは9番で、左にOBの1ダウン。さらには、10番ロングで4オンのYさんなのになぜか3オンと勘違い。『よ〜し!これを入れなきゃ勝てねえぞ!おら〜!』狙いにいって外してボギー。ホールアウト後のYさんの『ボギーです。』に『は〜〜〜?』拙者、脳みそ熱中症かあ???

問題はここからでございました。続く11番では『上手い!上手過ぎる〜〜〜!4』のバンカーショットを50センチにつけるも『下手だ!下手過ぎる〜〜〜!』のパットが炸裂!2ダウンでございます。さらには12番205ヤードショートでも、一般のプレーヤーさん方衆人環視のもと(パスをありがとうございました)8メートルに『ナイスオン!』ラフから寄らずのYさんを尻目に、怒濤の4パット!『下手だ!パットが下手過ぎる〜〜〜!2』の完成でございます。すっかりシオシオになった拙者は、続く13番でも1メートルにつける『上手過ぎる5』のバンカーショットの後、『下手過ぎる3』のパットで、いよいよダウンドーミー。

どうする?盛造?

実は、8番で考えたこととは来週のことでございました。前田社長には『盛さん、こんなチャンスは人生の中で滅多に無いこと!ぜひ決勝に勝ち残ってチャンピオンになってください!』熱く語ってくださる前田社長を尻目に『いやあのね、実は翌週は社員旅行があるんだよ。オレは社員のみんなの日頃の努力が大好きだ!(本当か?)であるからオレはゴルフより社員を取る!だから1回だけ勝って2回目は所々シャンクなど入れながら負ける。なんつうストーリーはどうでっしゃろ?(大笑)』などというとんでもないことを考えていたオッサンなのでございました。そのような不埒なことをラウンド中に考えていた拙者は、はっきり申し上げて"アホのかたまり"でございますな。先の結果を考えていては、勝てるゲームも勝てません。勝利の女神も降臨する訳がございません。

当然14番は、Yさんのナイスセカンドが見事にグリーンをとらえます。必死で1メートルに寄せた拙者などには目もくれず、3メートルをカッコーン!ナイスバーディーで今年のクラチャンは終焉を迎えたのでした。Yさん、準決勝も頑張ってくださいね。『勝負事はなめたらあかん!謙虚に一所懸命がなにより大切なのである!』今回は、これを教わったような気がいたします。次回はこの教訓を胸に刻んで、また精進いたしましょう!

と言いながらすぐに京カンにクルマを走らせ、皆様にごあいさつの後美味しい昼食をご馳走になる、教訓もへったくれも無いあくどいオッサンなのでございました。で、懸案の社員旅行は"世界自然遺産の宝庫"知床半島珍道中でございます。ゴルフの神様に見放された不埒なオッサンは、泣きながら(ほんとは笑いながら)ヒグマやシャチと遊ぶのでございます。きっと"カニ"美味いよなあ!しかし拙者、カニアレルギーなのでございます。したがって拙者のみ他の料理らしいです。(笑)拙者は"傷心の旅"(笑)に出ますが、皆様ステキな連休をお過ごしください!
ではまた、次回のモリゾー通信でお会いしましょう!

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