京カンの教官 目土盛造

モリゾー通信/

クリスマス忘年杯

2006.12.26

2006年12月23日。開場数年後からずっと“封印”されておりました2階ペレールのグランドピアノが、美しいN女史の指先から妙なる調べを奏でた記念の日でございます。あの2004年の会社更生法適用という悪夢の日からおよそ2年。このピアノの音色はまさに会員の皆様の努力による“京カントリークラブの再生の産声”でありましょう。目土盛造、大変にうれしゅうございました!

さて、なぜにピアノが復活したか。それは10月某日にさかのぼります。前田委員長からの電話で「盛さん!今年のクリスマス忘年杯なんですが、Y副委員長からのご提案で大々的に開催することになりました。つきましてはご協力をお願いします!」とのこと。早速前田委員長、Yさんと3人で作戦会議をいたしました。が、しかし京カンの運営推進委員会主催のコンペはいつも限られた予算の中で行われ、
委員の呼びかけにもなかなかご参集いただけない状況が続いておりました故、拙者も腰が引け気味ですな。
『Yさん、多分20組位しか集まってもらえないよ!規模はほどほどにして開催した方がいいでしょう。』「盛ちゃんさぁ、オレは自腹を切っても今回ばかりはやるよ!貸し切りにしたい位に考えているんだよ!何しろ京カンがこんなに再生したんだから、協力してくれい!あのピアノをみんなの前で鳴らしたいんだよ!」『でもなぁ・・・』と拙者と前田委員長。しかしお話をする内にYさんの並々ならぬ熱意が、ひしひしと二人の胸に沁みてくるんですな。これが。「わかりました!やりましょう!でもどれだけ集まってくれるのかは分かりませんよ!」『よし!じゃあオレもいろんな方に声をかけてみるよ!できたら貸切りにしようや!』とYさん。
Yさんのお声がけとともに、前田委員長の自腹の商品購入とロビーへの展示。その甲斐あってなんと!156名もの参加を取り付けました!す、素晴らしい!しかしその後も難問続出!?当日のMCはお引き受けいたしましたが、前田委員長からの「盛さん、当日はタキシードで司会をしてくださいよ!」『冗談はやめい!オレがタキシードで司会なんかしたら、浮きまくるじゃねぇかよぉ!う〜ん・・・そうだなぁ。じゃあさ、サンタクロースでどう?』「いいですねぇ。それでいきましょう!」『んならさ、信吾と運営推進委員はみんなトナカイの着ぐるみ着ろよ!』「え、え〜っ!」『いいじゃん!その代わりオレ最初と最後のホールはサンタクロースの格好でプレーするから!』結局拙者と前田委員長はサンタクロース。運営推進委員の皆様はトナカイで当日を迎えることになりましたな。(笑)

23日当日は朝7時の集合ですな。ロビーに入るや否や「盛さん!打ち合わせをしましょう!」の前田委員長の元気にビビっているお声が!(笑)フロントで朝のご挨拶を済ませた後、2階ペレールでI君の購入してきたサンタの衣装に“衣替え”ですな。『こ、こっ恥ずかしい!』しかし!“男の約束”を違える訳にはまいりません。そのまま一気にロビーに突入ですな。皆様から大笑いのエールをたくさん頂戴し、キャディさん達には「盛さん、かわいい〜っ!」という齢55歳になろうというオッサンにはもったいないお言葉をいただき(笑)スターティングホールへいざ出陣です。
前の組の方々にも後ろの組の方々にも、はたまた進入路に入ってくるお車の皆様にも愛想を振りまいて(アホですな)このコンペを盛り上げ?ましたぞ!後に聞いたところによりますと、前田委員長はサンタクロースの格好でティーショットは打たなかったとか・・・。約束が違うでしょ?信吾君!
サンタの衣装での記念すべき第1打は、フェアウェイのど真ん中!これは!もしかしたらこの衣装で18ホール回ってもいいかも?などとアホなことを考えながら、それよりもサンタの衣装がとても暖かいことがうれしい拙者でございました。皆様も一度お試しあれ!(ウソ!ウソ!もの凄く恥ずかしいですぞ!)
スコアの方は39/43と“まずまず”でございましたが、拙者の組の方々はボギーパットを外すとカップの周りでぐるぐる回り「オレはこのホールを隠しホールに決めたからな!もしこの博打が外れればブービーメーカーだぁ!わっはっは!」という“豪快なゴルフ”をなさっておりました。拙者もF君もY君も何位か分かりませんでしたが、ただ一人きちんとゴルフをなさって叩きまくっていた(笑)Eさんが156人中155位!すなわちブービー賞をゲット!ロデオボーイをご自宅にお持ち帰ったようです。F君、Y君、博打は成功しないものですな。何ごとも“地道”に生きてまいりましょうね。わっはっはっは!

ひと風呂浴びてから、ラウンジでビールなどいただき『っしゃー!今日も絶好調!ばりばりやるぜい!』とカラ元気の後、いよいよ拙者のMCでございます。今回はぶっ通しでの3時間の司会でございます。最初は桂扇生師匠の小咄からでございます。開会が多少押してしまいましたので、時間が心配でしたがさすが本職の落語家さん!きっちり15分で収めてくださいました。お見事!
続きましては、ステキな妙齢のご婦人方で構成されている“シュークリームス”の登場ですな。60年代の懐かしいポップスを中心に、最後は素敵なクリスマスソングを披露していただき、またほとんど“手弁当”のご出演で誠にありがたく聴き入った拙者でございました。来年もぜひ京カンに来てくださいね!
さぁ、成績発表ですな!委員長、副委員長のご挨拶もそこそこに、皆様「おいおい!今日はもしかしたらオレにテレビがあたるかも?」『あたしはロデオボーイが欲しいわ!』熱気ムンムンですな。
ペレールにこんなに人が入ったのを見たのは初めて!なんだか“連帯意識”みたいなものも垣間見える、クリスマスイブイブの京カントリークラブでございました!
飛び賞から始まり、ベストシニア、ベストレディスなどなど『オレ、今日声大丈夫かなぁ・・・』などという心配はおかまい無しに、Yさんのお友達の美人ピアニストNさんの美しい伴奏でのクリスマスソングの大合唱!(Nさん、本当にありがとうございました!)さらに100位のテレビ、50位のテレビ、そしてベスト10を発表した後に、お約束の“じゃんけん大会”!(本当はおひとり様1000円ずつお出しいただいて、どっかーん!とやりたかったのですが、京カンには“当局関係”の方々も大勢いらっしゃいますので自粛いたしました。)ひとしきり盛り上がったところで閉会宣言をいたしましたが、その時なんと!「盛さ〜ん!優勝優勝!」そうです。優勝者の発表を忘れて“閉会”してしまったのでした。我ながら“さすが!”でございました。(笑)優勝はグロス78ネット58の驚異のアンダーパーでKさんがその栄誉に輝きました。おめでとう!そして忘れてごめんなさい!Kさん。

今年のクリスマス忘年杯は大成功のうちに終了しましたが、皆様が一体となって京カントリークラブを盛り上げる気持ちを大切に、来年も再来年もご一緒できますこと切に願っております。今回のイベントを振り返ってみますに、つくづく京カンのメンバーは仲がいいということを教わった気がいたします。これからももっともっとみんな仲良く、京カントリークラブライフを楽しんでまいりましょう!最後にお骨折りいただきましたYさん、信吾、運営推進委員会のみなさん、ご協力いただきました皆様、京カンスタッフの皆様、そして、なによりすべてのメンバーの皆様に御礼申し上げます。目土盛造、皆様からいただきました感動で胸がいっぱいでございます!では、次回の“モリゾー通信”でお会いいたしましょう!