モリゾー通信

2009.07.22

今から19年前の7月。京カントリークラブは“産声”を上げたのですな。拙者の友人の中には、まだ造成途中の京カンの姿を懐かしく語ってくださる方々がたくさんおられます。ブルドーザーがせっせと走り回り、樹木を伐採・植栽し、真新しい芝生が張られ、真っ白い砂がバンカーに盛られ、徐々に姿を整えていったあの頃の京カントリークラブ。そしてゴージャスなクラブハウスと、まだ“キャピキャピ”という表現がぴったりのコースアドバイザリースタッフ(京カンではキャディさんをこう呼んでおりました)達。夢のゴルフ場の誕生でございます。ここに、バブルの最後の花火が打ち上げられたのですな。(笑)なかには数千万円でご購入された、紳士淑女の皆様の血と汗と涙が結集した夢のステージ。もはや“隔世の感”がございます。会員権価格は今や100分の1。経営も外資になり、多少の“ガッカリ感”が心を支配いたします。

が、そこはそれ!京カンのメンバーさん達は誠におおらか!心が広い!そして強い方ばかりでございます!
『んよしっ!今年の開場記念杯も盛大に盛り上げようぜ!』
『その通りっ!全く異議なしっ!テレビも出しましょう!』
『んじゃあ、優勝と19年目の19位にテレビを出しましょう!』
『全くもって異議なしっ!それでいきましょう!パチパチパチ!』
という運営推進委員会の皆の衆の意見(があったかどうかは知らんのですが)のもと、2009年7月20日、開場19年目の記念杯コンペが開催されたのですな。

このようなめでたいコンペには不似合い(笑)のため、拙者あまり参加いたさんのですが、今回は“魔が差して”の参加でございます。正直、この2日前に拙者が主催する“P会コンペ”を、よせばいいのに『ヤローども!今回はクラブ3本で、しかも目土を打ちまくりながら“担ぎ”で回るぜ!ヘッヘッへ!京カンのフェアウェイは俺たちがきれいに仕上げるぞ〜!』とアホな企画で大開催!この日の開場記念杯は、身体は痛いしやる気も無いのでありましたな。(しかしながら、拙者が“担ぎ”で動き回ったのは最初の3ホールのみ。(笑)13番では『あ〜オラはもーダメだ〜〜〜!カート乗っけてくれい!』これで身体が痛いのですから、まあ、拙者の“老人力”もだいぶついてきた証でありましょう。

ということで、朝6時半の京カンの受付にはBUNちゃんと芝先案内人さんが。運営推進委員会の皆の衆は、本当にきちんと“職務”を遂行いたしますな。いやはやアタマが下がりますぞ。『お疲れさまでございまする。皆々様!(そこへ妙齢のご婦人が通りかかりますな)お!そこを通るのは・・・○○さん!お見かけするたびに美しくなられますなあ!その美貌の秘訣をぜひお教えくださいませぬか?』「ちょっとぉ!盛さん!またまたいい加減なことばっかり言ってえ!上手なんだからあ!」目土盛造、いつもの“テキトーな朝のご挨拶”が炸裂でございます。

そんなアホなご挨拶をしておりますと、前田委員長が受付に登場。朝もはよから“おっちょこちょい節”炸裂!(笑)で「あれ?今年って、京カンできてから何年目?え?たしか開場19年目だよね?だからテレビは優勝と19位でいいんだよね?」「前田さん、でもこのルール説明書には20位になっていますよ!これでいいんでしょ?」「いやいや!19位が○●◎☆!20位が☆※★◎!」

もう訳が分かりませんな。『どっちでもいいじゃん!そんなもん!おまえらアホか!』使えない(笑)運営推進委員の皆の衆への拙者のダメ出しでございました。が、このときしっかりと“取り決め”を行っていれば・・・。『“覆水盆に帰らず。”とはこのような時に使うものだと気づくのは、そう・・・もっとずっと後になってからでございました。』(吉永小百合のナレーション風で)

スタートまでには時間があると2階レストランへ参上いたしますと、そこには大親友のF君が一人さみしく(でもなく豪快に!)朝の酒盛りの真っ最中。「ほら!オマエも飲め!」『いやいや!今朝は調子が悪いから・・・Mちゃん!グラスもう一つ持ってきて!』バカです!正真正銘のバカ二人組です!良い子のみんなは“ぜったいに”真似しないでくださいね!

さて、スタート時間がやって参りました。本日の同伴競技者は京カンのみならず、「年間200ラウンドは常識さあ!でもオレのこの右肩さわってよ!盛ちゃん!ほら!盛り上がってるでしょ?医者にゴルフのやり過ぎだって怒られてんのよ!実際よく動かないから!わはははは!」他クラブでもチャンピオン歴数知れずのシニアの猛者Mさん。そして件のF君、さらには「盛さん、今日は運転手さんがいるから、グイグイビール飲んじゃいますよ!」『もしかしてその運転手さんて、Sちゃん?』Sちゃんとは、プロ並みの美しいスイングで堂々Aクラス入りをしてきたナイスレディでございます。そんな女性を“専属運転手”なんて・・・は〜〜〜〜Kさん、やっぱりアンタにはかなわんわ!(爆)のお三方でございます。

インコース7時52分のティーオフで、拙者達の打順は“年の順”。(笑)まずはMさんが左バンカーへ。続いてKさんが右ラフへ。3番目はF君、きれいにフェアウェイセンターへ。そして拙者のティーショットは、左のお山に竜巻球が!は〜〜〜散々な出だしでございます。が、ゴルフというものは分からないものでございます。このホール、パーは拙者のみ。他の方々は、ことごとくボギーという悲惨さでございました。続く11番もきれいに3メートルに付け、パー。さらには12番もサードショットを1メートルに付け、絶好のバーディーチャンス!しかしこれをどショート!Mさんには爆笑されるし、F君には「こいつはカップに入れる気がないね!下手過ぎる!」とまで言われる始末。確かに拙者のパターは“病気”でございますな。と、まあそんなこんなで前半は39。ダブルペリアでは“最悪!”なボギー3つですな。

レストランでは、あの“運転手付き”のKさんとビールを痛飲。さらには後ろの組から拙者のテーブルに「なあ、こっちに入れてくれよお!あっちは飲む奴がいないんだよお!」と乱入されたEさんと焼酎の宴。もちろんF君もご一緒ですな。すっかり出来上がった拙者の1番のティーショットは、右の馬ノ背で蹴られ危うくOBのグダグダ加減。いよいよ拙者の得意技“ボギーの大行進”でございます。そんなこんなで迎えた5番。ティーショットを池に入れるとヨレヨレの7!『ヘッヘッヘ!このホールがハンディホールだったら、大もうけじゃい!皆の衆!』あくまでも“前向き(笑)”なオッサンでございます。結局後半は“怒濤の47”。まあ、グダグダですな。

今回はなんと99名の皆様方がご参加したという大盛況ぶり。2番スタートの拙者達のパーティーは、ラウンド終了後も時間を持て余し!拙者などは近所のガスステーションに行き、そこのオヤジと話し込みながらついでに洗車という離れ業。富里・芝山地区の最近の事情を取材したのでございました。そんなこんなで、いよいよ表彰式ですな。今回のMCは、われらがBUNちゃんでございます。『まあまあ、そんなに緊張せずにいきましょうや!まずはそこのどぶろくでも一気に飲んでくつろいでくだされや。お武家様。いざとなれば、この加賀屋がついておりますぞ。』そのようなギャグで武装した拙者の思いもなかなか届かないほど、いくぶん緊張気味のBUNちゃんでございますな。『愛い奴よのお!その方、BUNと申すか。近お寄れい!』

さて粛々と表彰は進み、いよいよ残りは優勝と20位。そしてなぜか19位なのでございます。BUNちゃん、いやにそこの部分を引っ張ります。非常に“悪い予感”あるいは“気持ちのよくない悪寒”のようなものが走りますな。「では、最初のテレビの発表を!第20位は・・・!その前に、惜しくも取り損ねた第19位、特別賞の発表です!第19位は!ダララララララララ!アウト47、イン39!グロス86、ハンディキャップ13、2、ネット72、8で・・・!」
あ〜そりゃあオレじゃねえか!(頭を抱えますな)本当は19位がテレビだったんじゃないのお???19周年だったんじゃあないのお???え?信吾ちゃんよ!『ええい!皆のもの!馬引けいっ!』

結局20位のテレビは(ほんとは拙者のね)、同グロス同ネットで拙者の敬愛するAちゃん(妙齢のご婦人ね)に贈られ、大層なお喜びであったそうな。おめでとうございます!Aちゃん!アタシはアンタにテレビを譲ることができて、本当に幸せ者でございます。でもね『ええいっ!拙者のテレビ、カミンバック〜〜〜!』というのが本音なのでございます。
優勝は、ショットもパットも決まらず終止愚痴を言いながら(笑)の同伴競技者Kさんが、もう一つのテレビと仙台での全国大会のチケットをゲットされておりました。運転手は居る。テレビは持ち帰る。まさに“スーパーラッキーデー”のKさんでございましたな。おめでとうございます!そして、私たち同伴競技者に“四季の手料理K”(オシャレなKさんのお店でございます)での酒宴のご招待を(これは勝手に決めました!ワハハハ!)ありがとうございました!運転手のSちゃん共々、皆で“貸し切り”にてお邪魔いたします。わははは!これに関しましてはKさんにつくづく“合掌!”でございますな。(爆笑!)

さてここで、拙者からのお願いが皆様にございます。ここ2年ほどパッティングが“イップス状態”でございます。前田社長と“えぐい握り”をする際にも、非常に不利でございますし、競技でも最悪な結果がつきまといます。なにかいい特効薬や治療法がございましたら、ぜひ拙者宛、加賀屋ゴルフまでお知らせくださいませんでしょうか?採用された方には、加賀屋ゴルフから素敵な賞品が贈らます!(のような気がいたします)賞品は加賀屋にすべて任せながら(笑)皆様の素晴らしいアドバイス、心よりお待ちいたしておりますぞ!
アドバイスの送り先はこちら。
ではまた次回のモリゾー通信で、皆様とお会いいたしましょう!