京カンの教官 目土盛造

モリゾー通信/

骨の弱い前田社長を偲ぶ(笑)変則ワンハン友の会

2008.11.18

秋もグッと深まり、朝晩だいぶ冷え込む毎日ですが、皆様方ますますお元気で楽しいゴルフの日々をお過ごしのことと存じ上げます。

さて今回は、以前より企画しておりました“前田社長・BUNちゃん・芝先案内人さん、ぜひ盛造と遊んでくれません会?”(変な名前ですな)のお話でございます。時は11月15日。場所は山田ゴルフ倶楽部。一番後ろの最強フルバックで勝負。という段取をいたし『おのおの方、勝負!勝負でござるっ!』

しかし!しかしっ!近年“カラダの弱いオトコ”の異名をほしいままにする前田社長が!期待通りに(笑)骨折をしてくださいました。(アーメン!)あの手も足も非常に小さな(足のサイズなどは23センチでございます)、齢50になろうとするおっさんがジャパンのゴールキーパーのイメージそのままに横っ飛び!では・・・皆様も周知の事態になるのは仕方が無いと言う事でございます。あいかわらず“熱い!慌てん坊!のオトコ”でございますな。加賀屋の皆の衆はもちろんのこと、さまざまな方々に本当に迷惑をおかけするので、出来そうもないことはしないようにね!信吾君!

と、そんな事でやめてしまうほどヤワではない拙者達一行は、『じゃぁさ、お前の代わりに面白くって気の効いたヤツ派遣しろよ。な!頼んだぜ!あ、M・Tさんはダメだぞ!“怪我の先輩”だからな!ダハハハ!』「分かりました!盛さん!それでは前田信吾、しっかりとご用意させていただきます。」骨折のおかげで家庭生活が豊かになったオトコ(笑)は、沈んだ声でそういいましたな。

ご用意された方は・・・拙者の田舎にほど近い場所にお住まいの“恐怖のポテンシャルオトコ/H・Sさん”でございました。この方とは二度ほどご一緒したことがございますが、その飛距離には目を見張りますな。“若い”“身体も柔軟”“筋力ばっちり”三拍子そろった潜在能力の高さを誇りますぞ。しかし、曲がると手がつけられないほど“あさっての方角(笑)”へ行ってしまうので、それを見るのもラウンドのお楽しみでございます。最近はシングル入りしたとのこと。久しぶりに“スーパー・ポテンシャル”を拝見させていただきましょう。

7時22分のスタートですので、30分ほど前に到着。練習グリーンにてボールを転がし始めると、芝先案内人さんが「盛さん、おはようございます。」朝のさわやかなグリーン上に、いつもにこやかな案内人さんのお姿がマッチしますな。と、そこに異常に厚着の方を発見!そう。皆様ご存知のBUNちゃんですな。さわやかなグリーン上に暑苦しさを演出いたします。『あれ?H・Sさんは?』「あ!盛さん、あの玄関に到着したでかいクルマは、Sさんでしょう?」ほどなくH・Sさんが練習グリーンにいらして「盛さん、すいません遅れて。はぁはぁ。松尾横芝インターは横芝から来ると出られないんですね。はぁはぁ。おかげで山武インターまで連れて行かれてしまいました。それから“下道を全力”ですよ!はぁはぁはぁ!」一体“下道を全力”って・・・H・Sさん、前田社長ではないんだから。(笑)くれぐれも安全運転でね。

そんなこんなでいよいよスタートですな。本日は前田社長を“追悼する”(大笑)という会の主旨のため、いつもの“前田ルール”を厳格に適用することに。拙者達のパーティーは、キャディマスターにごり押ししてのフルバック。ずっと前のバックティーまでBUNちゃんが走って、“順番棒”を取ってまいりますな。BUNちゃんの“気配り”と“気合い”が見え隠れいたします。
なぜかオナーは拙者でございます。練習もせず、まだ眠い目をこすりながらのティーショットは・・・は〜〜〜〜〜右のOBラインを大きく越える“最悪の朝一番”ですな。BUNちゃんは右ラフへ。芝先案内人さんもさすがのど真ん中に。さらにはH・Sさんがポテンシャルの片鱗を見せるビッグドライブ!『それでは暫定球を打たせていただきます。』2球目は“ペシッ!”初球よりもさらに右方向に・・・しぇ〜〜〜!このままではスタートも出来ません。拙者のアミーゴのH・Sさんの引きつったお顔が朝日に映える、紅葉の山田ゴルフ倶楽部でありました。

ヨレヨレになりながら第6打を残り100ヤードに。『H・Sさん!このホールお願いいたしましたぞ!』しかしながら拙者の期待をよそに、フェアウエイ左サイドからのH・Sさんの残り230ヤードほどのセカンドは、見事にOBゾーンを越えてゆくのでありました。『ウワオ!朝から“大量節”かい???』妙にご機嫌なBUNちゃんと芝先案内人さんを横目に見ながら必死の9でございます。芝先案内人さんにバーディーを取られなかったことが唯一の救い。凄まじい“スタートダッシュ”ですな。は〜〜〜〜〜。H・Sさん、大変申し訳ございません!

2番3番と、無難にパーを取り少し落ち着くも、その後は怒濤のボギーラッシュ!前半はシオシオの46回でございました。H・Sさん40回、芝先案内人さん43回、そしてBUNちゃん45回。はっきり言って“最下位”ですな。『んもう!お昼はたくさん飲んじゃうよっ!バカ!バカ!』
山田ゴルフ倶楽部のレストランのご自慢メニュー“お豆腐”を皆の衆に振る舞い、馬刺やらさつま揚げやらイカの沖漬けやらで“出来上がり”でございます。
皆の衆!山田のお昼ご飯は美味しかったでしょ?

ほろ酔いで10番ティーへ。後半は気合いを入れて頑張らねば、目土盛造のオトコが廃る!『ヤローども、みんなまとめて“現金輸送車”にしてやるぜ!かかってこい!』10番を無難にパーとし『しめしめ、これならガツン!といけそうだぜ!』迎えた11番パー4。オナーの拙者のティーショットは、前田社長の“たたり”なのか、左のOBゾーンへトホホな竜巻球が!当然のダボですな。しかし、しかっし!ここからしぶとく“目土ワールド”が!15番のいやらしいロングを10メートルのスーパーパットで、ナイスバーディー!ここは惜しくもBUNちゃんの“バーディー返し”で決められず。次のショートでは、ナイスニアピン!上がりは41回。H・Sさん47回、芝先案内人さん46回、そしてBUNちゃん43回と可愛らしい“現金輸送車”の皆の衆でございましたぞ。
『コイツを軍資金にもう一勝負!』そう考えた拙者は(これはフィクションでございます。実はヒマでヒマで仕方が無かったのでございます。)『京カンで“薄暮プレー”やる?』「お〜〜〜!」誰一人反対しませんな。18番のフェアウエイで、キャディさんに電話を拝借して(ひどいものですな)『あのさぁ、今から行くからすぐにスタートさせろい!』「え?盛さん、今日スゴく混んでて出来るかどうか・・・」『ふ〜ん。そういう対応なんだぁ。ふ〜ん。そうなんだぁ。ふ〜ん、ふ〜ん、ふ〜ん。』「わ、分かりました〜!す、すぐにいらしてください〜〜〜!」目土盛造、あいかわらずの乱暴者でございます。(笑)

ナビが無くて道が分からないとおっしゃる芝先案内人さんを従えて、一路京カンへクルマを飛ばします。途中芝山中学前にてたまたま出会った、京カンの重鎮Sさんご夫妻のお車に手を振り(アホですな)20分ほどで京カンに到着でございます。と、その時!見たことのあるお顔を発見!シルバーのBMWから降り立ったそのお方こそ!まぎれも無い、あのM・Tさんではございませんか!しかも二本足で歩いているではありませんか!ヒマラヤで雪男に出会ったような“青天の霹靂”でございます。『M・Tさん!もうほとんど治ったんですか?』「いや〜まだしっかりは歩けませんが、今日は事故証明書をもらいにきたんですよ!皆さんは今日はどうされたんですか?え?山田ゴルフ倶楽部からきたんですか?え〜〜〜?アホでしょう!」そこで3人、異口同音に『M・Tさん!折角いらしたんだからリハビリもかねて一緒にコースを回りましょう!』あからさまにキャディをさせる腹積もりがミエミエですな。

フロントでトワイライトの料金3010円をお支払いし、レストランへと参上します。Hマネージャーが「あの〜トワイライトは現金なんですけど。」『ん、なに〜!』「あ、盛さん、次回の時にプラスしておきますから。」またまた乱暴者が炸裂いたしますな。本当に申し訳ございません。
無理矢理“特製のチキンバスケット”を作っていただき、それを食べながらインコースへ向かうのですな。もちろん運転手は“拉致”されてしまったM・Tさんでございます。(笑)

10番、拙者のティーショットは左の山に竜巻球が!残り200ヤードの斜面から、スーパー7番ウッドが炸裂!左奥のピン手前に。そこからさらにスーパーサンドのアプローチ!OKパーですな。11番こそボギーとしましたが、12、13、14とパー。15番でボギーとするも16番パー。17番ボギー。そして最終18番は2階建てでパーをゲット!M・Tさんも感心する39回。もうすでにカップもよく見えない中、“雪男”と“現金輸送車”を従えてドンキホーテは凱旋するのでございました。

しかしながら、“第1回前田社長を偲ぶ会”(第2回はあるの?)は本当に一日中よく遊びよく笑う、ステキにアホな会でございました。出来ればこれを恒例の会にしたいと思うのは拙者だけでございましょうか?無理矢理“拉致”してしまったM・Tさん、そして勝手に偲ばれてしまった前田社長、次回は必ず“勢揃い”で、楽しい快気祝ゴルフをご一緒いたしましょう!

しっかし、ホント!よく遊んだわ〜!でも良い子のみんなは真似しないでくださいませね!ふたつのゴルフ場の“はしご”はキツいわ。(笑)
皆様お元気で、ハイシーズンのゴルフをお楽しみくださいませ。
次回はクリスマス忘年杯でお会いいたしましょう!