京カンの教官 目土盛造

モリゾー通信/

出た〜〜〜!ホールインワン!

2008.07.15

2008年7月10日。そう。その日は第5回加賀屋杯の日でありました。平日ということもあり、拙者スケジュールをしっかりと組みましてのゴルフでございます。10日加賀屋杯、11日山田ゴルフクラブ、12日京カンで悪友たちと、そして13日は京カンでのBクラス月例競技の当番委員ですな。4日連続のゴルフですが、まぁひと足早い夏休みという感じでの参戦ですな。

当日は、初夏とは名ばかりの暑い朝。『あ〜〜〜これからゴルフかよぉ。あっついなぁ。仕方ねぇ。出かけるとするか。』エンジンをかけ、CDは最近のお気に入り“アロハ・ヘブン”で、もう気分は“まったりのロコ・ハワイアン”ですな。このアジア亜熱帯気候の暑さは、そうでも思わなければ耐えられません。間違ってもレッドツェッペリンなどかけてはなりませんぞ!おのおの方!

そんなこんなで7時前に到着した拙者は、2階ペレールで加賀屋ゴルフスタッフの皆様がご準備下さった心づくしのおにぎりなど頬張り『あ〜、スタートまでは死ぬほど時間があるなぁ。何もしないより少し球でも打っておくかぁ。どっこいしょ!』練習場へ向かうのですな。途中の駐車場で、久しぶりの渡若造さんにご挨拶をし、テキトーに50球。おっ!なかなかアイアンが切れておりますぞ!汗だくでスタンバイですな。

本日は、ホストの前田社長をはじめ、芝先案内人さん、マンブリさん、渡若造さん、あのM・Tさん、計り知れないポテンシャル男のH・Sさん、そして花屋のオッチャンなどなど“オモロ〜!”な方々が目白押しですな。練習グリーンで、やる気満々の花屋のオッチャンを軽くいなしての8時7分のティーオフです。1番ホール。前の組トップスタートの前田社長の力の無い竜巻球(笑)を拝見し、京カンは初めての同伴競技者Hさん、Fさんとともに極めてリラックスモードが生まれますな!わははは!さすが千両役者の前田社長でございます。ホストとしての役割を良〜くわきまえていらっしゃいますな。
しかしながら拙者のティーショットは、前田社長と同じところにランディング!アホですな。セカンドを8メートルほどに付け、難なく?スリーパットでボギースタートですな。情けない!本日もこんなゴルフが展開されちゃうの?

しかし!ゴルフの神様はその次のホールに“とんでもない出来事”を用意しておったのですな。2番ホール。ピン位置が左の奥の180ヤードパー3ですな。京カンのショートホールは、あまりグリーン面が見えないホールが多いのですが、この2番もその典型ですな。縦長のグリーン左奥にきられたカップは、根元もよく見えませんな。

前のホールを気持ちのいい(んな訳ありませんな。気分は大いに悪いですぞ!)スリーパットで、ボギースタートの拙者は『まぁいいかぁ。このホールもテキトーにグリーンに乗ればいいや。Aチャン、4番アイアンちょうだいな。』“スパッ!”先ほど練習場でキレていた拙者のアイアンは、このティーショットでも炸裂ですな。『お!こりゃぁスジってる!いい球であるな!Aちゃん、もし入っちゃってたらこんなでかいコンペだしシャレになんねえな!がははは!』

美しい放物線を描いて拙者のボールはピンに向かうのですな。少し左に外されたHさん、Fさんは、Aちゃんの運転するカートでグリーン方向へ。拙者はとりあえず“余裕で(何のこっちゃ!)”パターを片手に、グリーン方向へ歩きます。グリーンに上がってピッチマークを修復していると「盛さん!」珍しくAちゃんの声がうわずっているような・・・。「盛さん!!」再度拙者を呼ぶAちゃんの指差すものは!!!「盛さん!入ってます!」どっひゃ〜〜〜!『ま、まじっすかぁ!?』Aちゃんの指差す先カップの中をおそるおそる覗きますと、そこには堂々と鎮座する拙者のツアーステージ2番のボールが!!!『あれぇ!入ってるわ!ビックリしたなぁ!』「私、初めて目の前でホールインワンを見ましたわ!いやはや!おめでとうございます!」Hさん、Fさんとも異口同音に!
『あ、ありがとうございます!』いつもはショットを打つ前に、キャディさんに『んよ〜し!これが入ったらみんなでハワイに行くぞ!おら〜!』などと言っておるのに、いざ入ってみると目土盛造たいしたことの無い台詞しか出てきませんな。相変わらず意気地のない男でございます。

キャディのAちゃんにいたっては「盛さん、私ね先週も付いたお客さんがホールインワン出したんですよ!鳥肌立ってきちゃいました!」前の組の前田社長に『お〜い!信吾ぉ!入っちゃったよ〜〜〜!』拙者の言葉に気がついた前田社長でしたが「ハイ?なんですかぁ?」何のことやらちっとも分からず、微動だにせずノー天気でございます。『だからぁ!ホールインワンだよ〜!』「へ?へ!!ホ、ホールインワン〜〜〜!?」3番のティーグラウンドから、足をくじきそうな勢いで脱兎のごとく走り降りていらっしゃるのでしたな。

前田社長、拙者、キャディのAちゃん、同伴競技者のHさん、Fさん。グリーン上の皆の衆が全員“呆然自失”ですな。『な、入ってるべ?』「盛さん、おめでとうございます!とりあえず写真を撮っておきましょう!・・・。」と前田社長。アホなポーズで写真に納まり『どうしよう?こんなでかいコンペで下手こいてしまったぜ!こりゃあ銭がかかるぞい!』という拙者と、「やっべぇなあ!どうするべ。第3回に続いて今回もホールインワン賞を・・・。しかも一般のお客様ならまだしも、相手は“あの目土盛造”だぜ!シャレにならんぞ!こりゃ!」の前田社長。二人の思惑が交錯する2番ホールのグリーン上なのでありました。

同伴競技者のお二人が「盛さん、ホールインワンをしたりするとその後のスコアがぼろぼろになるって言いますよね。大丈夫ですか?」しかし拙者はそんなお言葉も耳に入らず、3番から5番まできっちりパー。6番で不運なラフからの素ダボもありでしたが39回。まずまずのラウンドでしたな。マスター室の前に戻ってみると、拙者の“噂”を聞きつけた支配人をはじめ、スタッフの方々が“鈴なり!”で、嬉しいやら照れくさいやら。ありがとうございます!『皆様!すべて皆様のお陰でございます!皆様の目土盛造でございます!』アホなオッサン感謝しまくりですな。

昼食時も、レストランの皆様全員に「盛さん!おめでとうございます!」の大合唱をいただき、『皆様のお陰でございます!ありがとうございます!』とスタンディングでご挨拶。ご一緒していただいているお二人には『あ、好きなものを好きなだけお飲み下さいませ。どうぞ!どうぞ!遠慮なさらずに!』と笑顔で言いつつも『こんな飲食代なんて“屁”のようなもの。保険なんて焼け石に水。ちっ!オレは一体どうしたらいいんだよぉ!こいつはマジにヤバいぜ!』傍のテーブルでは前田社長が「いやはや、ホントにヤバいなぁ・・・。今日持ってきた会員権はKとNのふたつ。まさかホールインワンがまた出ちまうとは・・・。相手が盛造でなければ上手に丸め込めるんだが・・・。ヤロー、絶対TとかHとかしまいにはSとか欲しがるに違いねぇ。おとこ前田信吾、一生の不覚でござる!」二人の思惑を包みながら、ランチタイムは過ぎていくのでしたな。

後半も無事に終了し、スコアも40でトータル79回と上々の上がり。京カン自慢の露天風呂では、前田ジュニアの健吾君と「盛造おじちゃん!アメンボ取りやろうよ!」で裸のおつきあいなどいたしまして(健吾!また一緒にお風呂入ろうな!)いよいよの表彰式ですな。不本意ながら当然のごとく“本日の主役”になってしまいました。拙者は本来“乾杯のご挨拶”の係でしたが、この素晴らしくも忌まわしい神様のいたずらにアホなご挨拶を繰り返し、皆様に多大なるご迷惑をおかけしたこと、ここで深くお詫び申し上げたいと存じます。

前田社長との“折衝”は「盛造さん!え〜今回は茨城のKと、千葉のNがございますが、どちらにいたしましょうか?」『信吾〜!オレは千葉のTにしてくれい!それがダメならHか、いやいやSでどうよ?』予想通りの展開に「盛さん、勘弁してください!私が悪うございました!」前田社長の十八番“土下座攻撃”が炸裂ですな!拙者はこの攻撃にめっぽう弱いので『では縁起物でもございますし、Nでお願いします。ただし名変料は払ってね!』“慇懃無礼攻撃”炸裂です。(笑)「くっそ〜!盛造!やっぱりやられたぜ!“男”前田信吾、まさに一生の不覚じゃぁ!ドンドンドン!(床を叩く音)」目土盛造、あくまでもあくどいオッサンでございました。

さて加賀屋杯の方は、いつもの前田社長の声枯れとともに楽しく盛大に終焉を迎えました。拙者は前回と同様、おいしいトウモロコシのみを頂戴し(なぜかペリア方式でいい順位になったことがございませんな)家路についたのですが、今回の拙者のホールインワンは“神のいたずら”だとしても、こんな楽しい親睦の会で出ましたこと、大変ありがたく、そして嬉しく思っております。

拙者も大金持ちではございませんので大層なことはできませんが、今回ご参加の皆々様に心ばかりの記念の品をご送付させていただきます。どうぞ今後ともよろしくご指導いただきますようお願いするとともに、加賀屋ゴルフをさらにご愛顧いただきますようお願い申し上げます。(少しだけ宣伝ですね!)

これからますます暑い日々が続くと思います。おのおの方!油断なさらずに熱さ対策を万全にして“夏ゴルフ”をエンジョイなさってくだされ!では次回の“モリゾー通信”でお会いしましょう!