京カンの教官 目土盛造

モリゾー通信/

P会コンペとリハビリ”

2008.05.19

『盛さん!前田信吾です!盛さんの為に、先日の理事長杯予選を負けてまいりましたので・・・もちろんBUNチャンも負けてまいりました!わははは!あの恐ろしいほどのポテンシャルマンSさんと、ウラ竜巻球のM・Tさんも連れてまいります!明日はよろしくお願いいたします!』17日の土曜日の夕刻、夕方ののどかな雰囲気を切り裂いての前田社長からのお電話ですな。拙者も当日京カンでゴルフをしておったのですが、“遊び上手のニクい四人組”は9時過ぎのスタートにもかかわらずワンハンの暴挙に出たそうでございます。5月半ばにもかかわらず、前田社長は10回を越えるラウンド回数。いやはや恐るべし!これではリハビリ途上の拙者など、一矢報いるのも叶いませんな。

さて明くる18日、快晴の日曜日です!本日は年に2回ほど開催しておりますP会コンペです。少し遅めのスタートにての開催ですぞ。フロントに到着するや、にこやかな笑顔のM・Tさんが『盛さん!おはよーございます!ここのホテルは最高ですね!』どうやら昨日は京カンのホテルに泊まられたようですな。「え?M・Tさん、ここのホテル泊まったの初めて?」『そうなんですよ!いっや〜きれいだし最高の施設でしたよ!』その昔、拙者は自分の家のように泊まって、京カンスタッフの皆様と“若気のいたり”をしばしば共有しておりました。ウォシュレットの調子が悪くなってからは(ははは!それだけではないのですが)あまり泊まる事が無くなりましたが。そんな事とは関係無しに「M・Tさん、夜中にうなされませんでしたか?あそこは幽霊が出て、よく皆さん金縛りにあうんですよ!ウエッヘッへ。」『えぇ〜〜〜っ!ホントですか?こ、怖いじゃないですかぁ・・・。』湘南の上流家庭のご出身で純粋でやさしいお人柄のM・Tさんは、拙者の“ウソ幽霊話”を半分信じそうでありましたので「ごめんごめん!ウソに決まってるじゃん!わはは!それより今日はよろしくお願いいたします!」でもM・Tさん・・・あの大きな窓ガラスの暗い下の部分から“ヌ〜ッ”とね。本当に出るんですぞ!うわっはっはっは!

久しぶりにお見かけしたT先生や、Sさんなどと相変わらずの“朝のご挨拶”を各方面に差し上げながら、いよいよ総勢29名のコンペの始まりでございます。今回は19日に行われる関東倶楽部対抗予選の“選手壮行会”もかねて、選手8名を交えてのスクラッチでのコンペですな。通常コンペはダブルペリアなどの楽しい競技方法で行われるのですが、今回は選手の練習と激励を込めてという主旨で『一番うまいのはこのオレだかんね!野郎ども、束になってかかってこいや!』『おお!貴様!吐いたつば呑まんどけよ!』という恐ろしいルールでございます。しかしながら、あまりにもそれでは無味乾燥というものでございましょう。なにしろこのP会というのは“和気藹々”“とにかく楽しく”がモットーでございますので、1〜3位の方々には“薄く”、5位刻みの飛び賞の方々をうんと“厚く”しての開催ですな。

2階の理事室での朝のご挨拶もそこそこに、リハビリ後初のコンペに突入ですぞ!インコース最終組の拙者のパーティーは、B組選手の驚異の飛ばし屋・F君。先週、拙宅で“プロの技”によるおいしい蛤の酒蒸しを振る舞っていただいたKさん。そして、みんなで合コンの段取りをしてあげたのに、なかなか成果が出せないでいる(笑)シャイなナイスガイA君でありますな。
まずはF君の3番ウッドでのティーショットが右ラフにランディング!続いてA君のドライバーがフェアウェイの真ん中にナイス!Kさんは右のラフの後、拙者の一打は『盛さん、スゴいいい感じ!しかも飛距離も出てるわよ!』という拙者とは10数年来のごひいき筋(笑)キャディのAさんのお言葉通り、フェアウェイ左バンカーの横にナイスショット!残りは95ヤードですな。軽いピッチングのショットで5メートルに乗せた拙者のセカンドに、前の組が詰まっているためグリーン横でご覧になっている前田社長やSちゃんから『ナイスオン!』の掛け声が。バーディートライはカップ5ミリで寸止めでしたが『入ったぁ!?く〜〜〜!惜しい!ナイスパー!』の皆の衆の声に「あぁ、このP会はこれじゃなきゃぁ。」という思いでございましたな。しかし、頸椎が壊れてリハビリをするために“バット素振り”を取り入れた所為か、ヘッドの重さを感じながらゆったりとしたスイングができているようであります。11番のショート195ヤードも、7番ウッドでピンまっしぐら!拙者たちに打たせてくれた先行組のSちゃんから『入れ〜〜〜〜!』の恐ろしいお声がかかります。ピン手前にランディングした拙者のボールは、傾斜を駆け上りピン筋に。しかしそこは京カンのくせ者グリーン。トロリと止まったボールは逆戻り。少しずつピンを遠ざかるのでしたな。P会は全ホールニアピンですので、ふとグリーンを見ると『盛さん、今度野球チーム作りましょうよ!』などという“年寄りの身を案ずる事もせず、神を冒涜するようなとんでもない発言“をなさっていたB組の選手・Oくんの“5メートル07センチ”と書いたニアピンフラッグが。すかさず拙者は握りしめた鉛筆でそれを消し去り“4メートル05センチ・目土”と書いたことは言うまでもございません。表彰式の際、P会会長のWさんが『盛さん、このニアピン距離まで入っているけど計ったの?』などとお聞きになられましたので「ははは!O君が書いていたので、拙者も書いておきましたわ!これからはメジャーでも持ってやりますか?」といったやりとりもございましたな。

出だしの3ホールはそのような案配で“パーオン2パット”の最高の立ち上がり。「こりゃあ、いよいよリハビリも完了に近いな。フッフッフ。今年もきっちりいわしてやるぜぃ!野郎ども!」しかしリハビリ開始1ヶ月のへっぽこゴルファーに、神様は甘く接してはくれませんな。その後は3ボギー1ダボで、前半は41。ですが上出来ですな。『盛ちゃん、オレ先々週で全部出し尽くしちゃったよ。とほほ。』のA組選手のF君や、『盛さん、ボクももの凄い事になってますよ!』のBUNチャンたちと隣り合わせのテーブルで“爆飲!”拙者たちのパーティーは「Mちゃん!“お茶”お願いね!」もちろん“お茶割り”なのはいうまでもございませんな。

すっかり“出来上がってしまった”拙者の1番のティーショットは、見事に右へ“逆竜巻球”が!2番ショートは完璧なアプで、きれいなパー。「よしよし、これで立ち直れるな。」と思ったのもつかの間、3番ロングで『盛造、決してこちらに打ってはなりませんよ。お前が落としたのはこの金の斧かい?それともこの銀の斧かい?』「か、神様!拙者が落としたのは、こ、このツアーステージの真っ白なボールでごぜえますだぁ!」左の谷へまっしぐらの拙者のボールは、大きな木の切り株の脇に鎮座しておりましたな。心配そうに見守ってくださるキャディのAさんに「バンカーの左端に立ってくれませんか?」と言って狙った拙者の打球は“あぁ無情!”前方の大木にストライク!“カーン!”という快音を残して2番のラフに飛び去っていくのでしたな。このホールを9とした拙者は、前半17番で、先行組の前田社長が“ドラチョロ”の後、セカンド“小竜巻”、よせばいいのにサードでグリーンを狙いの“大竜巻OB”での9(合掌!)という数字が頭を駆け巡ったのでありました。

そんなこんなで9番で〆の7を打ち、ヨレヨレの51回。都合92回というサイテーのスコアでコンペ終了を迎えた訳でございます。思えば前半の“あのいいタイミング”“余計な事を考えない無欲のゴルフ”を忘れ、ひたすら“無謀な攻め”をしてしまった拙者のアホぶりがすべてでしたな。リハビリというものは、身体のリハビリだけでなく、心のリハビリが一番大切だという事を学んだ次第です。優勝は、あの“成田のスーパーおじいちゃん”ことシニアチャンピオンを2度お取りになられたSさん。2位はO君。3位はSちゃん。と選手の皆さんが上位に入ったのは“さすが!”でしたな。また“紅一点”ながらチャンピオンティーでプレーなさり、きっちりブービー賞をお持ち帰りになったSさん。素晴らしかったですぞ!拙者は29名中17位。今回の馬券は16位と17位を当てる事になっていましたので、“馬”としてはいい仕事をしたのですが、“人”として如何なものかと思った今回のP会でしたぞ。(笑)

パーティーには競技委員長のFさん、副委員長のKさん、さらに関口支配人からもご挨拶をいただき、P会からは選手の皆さんに“東郷神社の勝守”をお渡しし、ついでにジャンケン大会による選手への餞別までお渡ししつつの三三七拍子、盛会のうちにお開きとなりました。皆様、これに懲りずに次回もまたご参加くださいませね!盛造、心よりお待ちいたしております。

しかし、拙者のリハビリはまだまだでございますな。もしも京カンで拙者を見かけたら、皆様方“優しい言葉”で励ましてくださいませ。ハイ。
ではまた次回の“モリゾー通信”でお会いいたしましょう!