モリゾー通信

モリゾー通信/

アマチュアゴルファーの“極意”

2008.01.16

皆様、あけましておめでとうございます!
とは言っても本日は1月15日。松も取れてしまい2008年も“正月ぼけ”から始まりですな。目土盛造、本年も相変わらずの“ボケっぷり”で皆様におつきあい願いたく存じますぞ。

今年に入ってからの拙者は、2日に山田ゴルフクラブで競技委員さん達との初打ち。3日は我が京カンでの“熱中泥仕合”。4日は高校の同級生S君夫妻と勝浦東急で“おめでとさんゴルフ”。6日の京カンA月例。さらには13日、B月例競技委員の当番をしつつのF君とのハーフ50分ゴルフ。14日は、またまた京カンでのK君との“新年泥仕合”ともうすでに6回ものゴルフをしております。
スコアの方といえば、2日89、3日泥仕合マッチのため不明、4日83、6日月例は2度打ちなどしての88(笑)、13日競技委員当番のため不明、そして昨日14日が94と明らかに寒さのためか、ひどいことになっておりますな。まぁしかし拙者は、あくまでも“下手でシニアのアマチュアゴルファー”ですので、この時期はこんなものでいいでしょう。やはり友と仲良く、スタッフさんとも仲良く、コースとも仲良くの“三つの仲良く”がアマチュアゴルファーの掟でしょうな。この“仲良く”ができるようになると、ゴルフも大変楽しいモノになると思っておりますぞ。

拙者のまわりにも、競技指向の方や趣味の延長としてゴルフを楽しまれる方、はたまた『え?ステテコでゴルフしちゃダメなのぉ?』などといったおとっつあんゴルファーの方まで(そんな奴はおりませんな)さまざまなアマチュアゴルファーがいらっしゃいます。しかしながら、この“三つの仲良く”ができていらっしゃるゴルファーは、なかなかいないようでございます。これができたら、皆様のゴルフは何十倍も楽しくなると思うのですが・・・。

そこで今回のモリゾー通信は、“三つの仲良く”のきっかけになると思われる“ゴルフの極意”について書いてみようと思いますぞ!

時系列的にゴルフをプレーなさる一日を追って、思いつくまま書いてまいりましょう。
まずは起床ですな。プレーする前日は、『おっしゃ〜!明日は、いや明日だからこそ!(力入りまくり!)ん絶対にベストスコア出しちゃるけんね!』などと無意味な妄想に駆り立てられて睡眠不足になりがちですな。しかし“オトナのゴルフアー”は、そんなに肩に無用な力を入れてはいけません。いつもより少しだけ早起きして(拙者は最近すっかり歳のせいか“フツーに早起き”なのですが。)寝床の中で軽いストレッチからはじめましょう。ほんの少しの早起きとストレッチだけで、肩の力が抜けてすっきりとほぐれた朝の時間を得られることでしょう。さすれば心のゆとりとともに、当日ご一緒する友にもやさしく接することができることでしょう。
これでまず“友と仲良く”の第一関門は突破ですな。ただし、間違っても一緒に前日お泊まりになる場合は、“クラスター爆弾”などお持ちの殿方と同室になるのは避けてくだされ。その“人選ミス”で、たちまち翌日のゴルフが大変なことになるのは請け合いですな。極論を申せば、“友情にひびが入る”ことになりましょう。万が一、やむを得ずそのような“不幸な事態”があなたを襲った場合は「あぁ、この方はお疲れなのだな。仕方が無い。このような事態を招いたのも、ご先祖さまの行いの悪さが数百年経ってここに現れたのだなぁ。くわばら、くわばら。」のセリフとともに、般若心境でも唱え、すみやかに布団を頭からかぶって死んだふりをいたしましょう。このような“小さな努力”が、友と仲良くするコツですぞ!わっはっは!

友がクルマで迎えにきた時などは、まず「おはよー!今日はなんか悪いねぇ。あ、これ食べる?」などと言って、おにぎりやらサンドイッチやらを手渡しましょう。あからさまな“ベンチャラ”ですが(笑)車中がなごみ会話がはずむのは間違いないでしょうな。むろん帰りの車中で“助手席睡眠”などはもってのほか。途中のパーキングでは、コーヒーやら眠眠打破やらを“すみやかに”購入し、無事に自宅に帰れるよう細心の注意を払うことは、友と仲良くの必須事項ですな。

さてゴルフ場に到着したら、まずはフロントの皆様に明るい声で「おはよー!」のご挨拶が肝心ですな。え?朝っぱらからそんなにテンションが上がらないですって?オトナのゴルファーというものは、恥ずかしさを乗り越えてさりげない(え?さりげなくないですと?)自己主張をするものです。「おはよー!」の爽やかなご挨拶こそ“スタッフと仲良くする”第一歩ですぞ!朝一番で皆さん眠そうにしている時に、ご自分のテンションを上げてこそ“オトナゴルファー”の面目躍如ですぞ!(ウソ!)

いよいよスタートですが、今度はキャディさんですな。キャディさんにも「おはよーございます!拙者、目土と申します。本日はよろしくお願いいたしますぞ!」などと言って、ポケットから1万円の入ったぽち袋など取り出せば、まさに“本日のスター”“夜明けの一番星”ですな。(え?今時そんなバブリーなことをする奴はいないですって?そりゃそーだ!わっはっは!)しかしながら、“こわもて(笑)”のキャディさんや、“口から生まれてきたような”おしゃべりキャディさんなど様々なキャディさんがいらっしゃいます。しかしキャディさんの指名は不可能な上、一日中一緒にお付き合いしなければなりません。別にぽち袋をお渡しする必要はありませんが、プレーする際はキャディさんと良いコンビネーションが組めるよう“明るい挨拶”と“思いやり”が必要ですぞ。なにしろ、その日一日の“あなたの味方”なのですから。ここで“スタッフさんとも仲良く”の第二関門は突破したも同然ですな。

当然“プレーファースト”は基本中の基本ですな。ティーインググラウンドに上ったら、素振りは1回。(もちろん素振りなどせずに打てたらもっと良いですな)素早くスイング“ナイスショット!”の後、次のプレーヤーのためにサッサとティーインググラウンドを降りること。次打地点にはクラブを2〜3本持参して、すみやかに準備の後サクッと打つことも当たり前ですな。歩行は胸を張って、大きな歩幅でリズムよく歩きたいものです。リズムよく歩くことによって、次のショットが見違えるほど良くなるもの。スコアも当然良くなること請け合いですぞ!
プレーを進めていく内に、ゆとりができたらしめたもの。皆さんを毎回楽しませてくれるゴルフコースをいたわる良い機会ですな。ご自分で打ったあとのディボット跡は、きちんと目土をすること。多めの砂をディボット跡に入れ、軽く踏んでおけば、後から来るプレーヤーがうれしいのみならず、そこからまた新しい芝が芽吹いて来るのですぞ!いつでもふかふかのフェアウェイでゴルフを楽しむのは、日頃の目土からですな。
さらには、これも当然のことですが、グリーン上のご自分のピッチマーク。『おっ!すげえバックスピン!オレってプロみたいだべ!』などと言う前に、グリーンに上がったら、まずピッチマークをご自分のグリーンフォークで直しましょう。ただし、グイッと下から持ち上げてはなりませんぞ!大切な芝が傷んでしまいます。ピッチマークのまわりを、サクサクと2〜3度刺してあげて平らにならしたら、上からパターヘッドでトントンしてあげてくだされ。いつでも鏡のようなグリーンでゴルフを楽しむことができますな。

また、セルフプレーによく見られがちですが、抜いたピンフラッグをグリーン上に“バターン!”と倒すプレーヤー。そのような方をお見かけしますと「は〜〜〜んとーに、オマエには思いやりというものが無いのか?え!!」まったくもって言語道断もってのほかですな。芝は生き物。嫁入り前の大事な顔に、思いっきりビンタを食らっているようなものです。旗竿を抜いたら、面倒でもグリーンの外にそっとおきましょう。そしてカップに挿す際には、必ず“真っすぐに”ピンを刺すこともお忘れなく。“当たり前のことを当たり前に。”そんなプレーヤーには、きっとゴルフの神様がご褒美をくださると思いますぞ。

他にも“コースと仲良く”には沢山の作法がありますが、今書いた少しのポイントを励行すれば、ハーフ2時間で楽しく回れるゴルファーになれること請け合いですな。
我が京カンでは、“マイ目土袋”をカートに積み込み意気揚々と目土をなさっているメンバーさんが沢山いらっしゃいます。もちろんご自分のディボット跡だけではなく、1ホールずっと歩きながら目土をされたりしておりますな。初心者やビジターであれば力量が足りずに余裕が無いことや、コースを熟知していないため余裕が無いなど、残念ながら仕方が無いこととは思うのですが、これをお読みの“ゴルフ大好き!”ゴルファーの皆様には、ぜひ心がけていただきたいと思っておりますぞ!1ホールにひとつの目土と、1ホールにひとつのピッチマーク修復で、次回のコース状態が見違えるようになりますぞ!

京カンのメンバーだけではなく、アマチュアだからこそできる“少しの思いやり”と“少しの努力”が大切でありましょう。“友と仲良く”“スタッフさんと仲良く”そして“コースと仲良く”。そこから始まる様々な“創意工夫”。それこそが“アマチュアゴルファーとしての極意”かと、拙者は思っております!
スコアという“結果”しか見ないゴルファーではなく、やさしさから生み出される“未来”を見つめるゴルファーを、2008年も目指したいと思いますぞ!

本年も目土盛造“アホで元気なゴルフ”をお目にかけ、皆様方のゴルフライフの“憩いのオアシス”(笑)になるべく努力いたす所存であります。
どうぞ2008年も拙者とご一緒いただきますよう、お願い申し上げますぞ!
ではまた次回の“モリゾー通信”でお目にかかりましょう!