京カンの教官 目土盛造

京カンの教官 目土盛造/

14番ホール

2006.06.07

ここのところ、我が家の周りの雑草たちは“ぐんぐんぐんぐん!”という勢いで伸びてまいりました。それにつられて虫などの生き物も“わさわさわさわさ!”という感じに姿を見せて、さらにそれを食べる鳥たちも“ぴいぴいぴいぴい!”と小さな庭に降り立ってまいりました。本当に春爛漫の良い季節です。梅雨入りする前のわずかな“よい季節”を“ニコニコニコニコ”しながら過ごしたい、目土盛造でございます。皆様もぜひ日頃のストレスを忘れて、京カントリークラブの緑の絨毯の上で“春爛漫”を思う存分堪能なさってくださいますよう。

さて、指もほとんど完治して(笑)少し馬力をかけて(表現が古い?)続きのホールにまいりましょう。今回は14番ホールですな。このホールは、打ちおろしで距離が無い一軒“簡単”そうに見えるホールです。以前は左に大きなグラスバンカーがあり、右のバンカーに入れるのを嫌がってそこに入れると“ライは最悪”“伸び放題のラフ”で「だぁ〜!入っちゃったよぉ!」という悲鳴とともにボギーをぶちかましていたものでした。すなわちティーショットの落としどころがかなり絞られていた、“山椒は小粒で・・・”というレイアウトでした。しかし今では、そのグラスバンカーも“強者どもの夢の跡。”ティーショットは右のバンカーに入れないようにフェアウェイウッドをチョイスして打てば、残りはウェッジで「ちょん!」のはずなのですが、そうは問屋が卸しません!この売店前のグリーンは、横に50ヤード広がる奥行きまったく無しの、気持ちの悪〜いグリーンです。手前には砂の薄いバンカー、奥には“はげはげ”のへこんだラフ。きわめて寄せるのが難しい状況が待ち受けています。スピンの効いた鋭いショットをグリーンに突き刺すことができれば、バーディーチャンスとなりますが、紙一重で外した時には「おいおい!なんでこのホールでダボ打つんだよぉ!」とがっくり肩を落とすことになりますな。競技の時には特に気をつけて攻めてくだされ!ここで「あぁ・・・今日は終わったぁ。」ということになりかねませんぞ!セカンドの距離感を大切に攻めてくだされ!
このホールはちょうど売店の前、拙者はしばしば悪友たちと“村長”をして楽しんでおります。“寄せ名人は、立派な村長さん!”というあれですな。友人のEさんなどは、村長/町長/市長と立て続けに歴任し(笑)あわや知事にまで上り詰める勢いで、泣きながらみんなにお酒やらコーヒーやらゆで卵やらを振る舞っておりました。Eさん、ご馳走さまでした!(笑)その“村長”で思い出すのは、ある日優秀キャディー3人衆のAさん、Sさん、Yさんと一緒にハーフご一緒したときですな。みなさん、さすがしっかりグリーンをご存知で、パターがやたらに上手い!「よし!村長でもやるかぁ!」で3人とも5メートルくらいのパットを残し、拙者は1メートルのパーパット。「どれどれ、誰が村長かな?」と高みの見物を決め込んでいましたらスライス、フック、ストレートと3者3様の各ラインを3人とも真ん中から“カッコーン!”「え?オレが村長?」『そうだよ!盛さん!もう村長決まりだけど、そのパーパット入らないと恥ずかしいねぇ!わっはっはっは!』必死でパーセーブをしましたが、京カンのキャディーさんのグリーンを読む力のすごさを感じ入りつつ、売店でご馳走したのでした。皆様もラインに迷われたら「キャディーさんに聞け!」ですな。但しラインは教えてもらえますが、入れるのはご自分の“腕”次第ですぞ!入らなかったとしても、キャディーさんのせいにするのはいけません。わっはっはっは!

時季外れになってしまいましたが、今回の“富里おすすめスポット”は成東ストロベリーロードにある“小手いちご園”です。ここのいちごは拙者の友人のOさんがひいきにしている、大きさも甘さも「最高!」の逸品です。先日、骨折してゴルフもままならず暇を持て余している拙者は「もう本当に終わりですから、好きなだけもいで行ってくださいな。」というありがたいお言葉の中、大きな箱に3箱てんこもりで頂いてまいりました。生まれて初めて作ったいちごジャムのおいしかったこと!砂糖はまったく入れないで、レモン汁と蜂蜜だけのシンプルなジャムがトーストやヨーグルトにぴったりでした。成東のいちごのシーズンは、お正月から4月くらいまで。小さなお子さんがいらっしゃる方には「いちご狩り」も楽しいでしょう。来年にでも一度行かれてはいかがですか?よく笑う明るいご主人と、ちゃきちゃきとよく働く美人の奥様が、出迎えてくださいますぞ!場所は、国道126号線を東金方面に走って、しばらく行ったら左に曲がってくだされ。看板を目印に、頑張って探してね。

では、次回15番ホールでお会いしましょう!