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第50巻 岡本綾子のゴルフ上達指南 岡本綾子著 日経ビジネス人文庫刊

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4月29日が何の日だかご存知ですか?

「昭和の日」ですね。

私、すっかり「みどりの日」だと思ってました。

昔は「天皇誕生日」でしたね。昭和天皇のご誕生日で、平成になって、今上天皇のご誕生日が12月23日になったので、4月29日が「みどりの日」になったのでした。

で、なんと、今は5月4日が「みどりの日」なんだそうです。知ってましたか?

え?知らないのはおいらだけですか。

年齢て、残酷ですね。

最近めっきり体力の衰えを痛感する、まこっちゃんです。

3月に出張から帰ってきて以来、原因不明の発熱に見舞われ2週間ぐらい体調が悪く、週の半ばには会社を休んだりもしておりました。しかし、なぜか週末になると熱が下がり、土曜日の夕方ぐらいには「これなら、明日はゴルフに行けちゃうかも」になり、日曜日の朝には、全くの平熱。それどころか、1週間の間、酒を控え早く寝ているので体調もgood!それ!とゴルフには行っておりました。

もちろん、帰ってくると、ぐったりとして月曜日には体がだるく、火曜日に体の節々が痛み始め、「1日遅れの筋肉痛?いや、その割には、、、これはやっぱり発熱?」と思っていると、水曜日には熱が上がって動けず。木曜日に「仕事が残っているから、、、」と会社に行って、金曜日までごまかしごまかし仕事をして、金曜日の夜には、「もうだめだぁ。」と早寝。土曜日は、妻に白い目で見られながら一日自宅でゴロゴロしていると、夕方には「これなら、明日はゴルフに行けちゃうかも」。

でもって、また同じことを繰り返す。

そんな春でございました。

え?インフルエンザ?私もそう思って、お医者様に聞きましたよ。お医者様が言うには、「インフルエンザは、熱が出た後、一旦熱が下がった後、また1週間後に熱が出るなんてこたぁ、ナイ!」そうです。

じゃぁ、何?って聞くと、「精密検査しないとわからないけど、そこまで酷い症状じゃないから、この薬飲んで、1週間後に治ってなかったらまた来てください。」という話。

でも、薬飲んで、大人しくしてると、やっぱり治っちゃうんですよね。

「疲れから、免疫力が著しく低下しているんではないか?」

というのが、お医者様の見立てでした。花粉症のように鼻水がでたり、いろいろな細菌とかウィルスとか、いつもは全然平気な奴に、体が弱っているので、やられちゃってるんではないか?ということなのかしらん。

岡本綾子のゴルフ上達指南

今回ご紹介しますのは、日本のベーブ・ザハリアス。岡本綾子さんの「ゴルフ上達指南」です。宮里藍ちゃんはもちろん、まー君や、ダルビッシュ、イチロー、野茂よりも前に、ジャンボやトミー中島が、挑んでは跳ね返されていたアメリカスポーツ界で、颯爽と賞金女王になってみせたパイオニアです。その方の上達指南。正直、凄過ぎて参考になりません。

なにしろ、ゴルフを始める前は女子ソフトボールの日本代表。禁止されていた酒・たばこ・男を「やりまくって」でも、ソフトボールは誰にも負けなかった。という女傑が、実業団をやめてからゴルフを始めて、あっというまに世界のトップに登りつめる。というお話ですから、ゴルフをはじめて30年。いまだに100を切るのがやっと、90切れれば恩の字という私に参考になるところがありません。せめて、酒・たばこ・女をやりまくるところだけでも、参考に。と思えども、こちらも体力と金がついて行かず早々に断念です。

そんな岡本綾子さんも、現役終盤には腰の痛みに悩み、満足なプレーができない日々だったとか。才能は、人によって異なりますが、老いは誰にも平等に訪れます。

自らが「老いていく」ということを受け入れることができるか?と言う点は、ゴルフ場は格好の学び場です。70歳を過ぎても矍鑠とゴルフを楽しむ先輩方に、Par5の第3打目付近で「俺は若いころは、ここからアイアンで2打目を打ってた。」という法螺話や、「昔は、どこそこのゴルフ場のキャディは全員20歳代で、全寮制で、ゴルフ場の駐車場より、寮の駐車場が混雑してた。」とかの体験談を交えて指南してもらっています。

例年は「俺は理事長杯とか昔に獲ったから、もういらない」「お前は出ても予選落ちするから出ないで、競技とは別の組で俺たちとやろう」と言って私の出場を止めるのですが、今年は、「来年以降は出れなくなるかもしれないから」とすんなり出場を決めておられました。私も昨年は前半は40で回っておきながら、最終ホールでグリーンオーバーしたボールが崖の下に。スタンスもとれない状況で、ボールを跨いでサンドウェッジを振ればボールが自らの脛に当たって白杭の方へ転がっていくという漫画の様な状況で悪夢の予選落ち。今年は「倍返しだっ!」です。

必勝を期して前日に練習ラウンドに訪れました。普段は土曜日はゴルフ禁止なのですが、GWということもあり、29日(火)の昭和の日の祝日に家族サービスをする条件で、土曜日のゴルフを許してもらいました。

今年は天候不良であったために、前週の月例は高麗Gで、今週の理事長杯は、いきなりのベントGです。しかも、理事長杯は例年「フロント(白)ティー」を使用するので、普段「バック(青)ティー」を使っていると戸惑います。できれば、練習ラウンドをしておくことで、当日のうっかりミスを無くしておきたいところです。

練習ラウンドから、前回ご紹介した「スコアメイクの具体策」で掴んだ「ツマンナイ」ゴルフ作戦を実施します。「本当は、左バンカーの向こう側までバーンッ!と飛ばしたいけど、ここは左バンカーの右側にフェードで置きに行く。あー、つまんねぇなぁ」と言う作戦です。練ランですから、心の中で思うだけでなく、あえて「つまんねぇ」「つまんねぇ」と口に出してラウンドしてみます。

これが、効き目あり。笑。

なにしろ、ショットする前に「つまんねぇ。」と呟きながらアドレスするので、多少ミスショットが出ても、平気。だって「つまんない」から。笑。逆に、「つまんねぇなぁ」と思ってスイングするので、力が抜けて、びっくりするくらいナイスショットが出たりします。

ナイスショットが出ても「つまんねぇなぁ」と満面の笑みで言います。

同伴競技者には事前に説明していたので、「なんだコイツ!」と怒られはしませんでしたが、さすがに「つまんない」と言いながらナイスショット連発すると「お前さんねぇ。気分悪いぞ。」と笑われました。

「今日は空いてるから、追加のハーフやろうぜ。」と誘われ、ちらりと明日に疲れが残ることを頭をよぎりましたが、調子が良かったので、「やろうやろう」と追加のラウンドに出ました。ドライバーやアイアンで試したいことも一通りやりきって、満足して家路についたのですが、運転途中で物凄く眠くなり、慌ててコンビニで眠眠打破をグビリ。事故も起こさず無事自宅に帰れたのですが、今度は目が冴えて眠れず。やっと寝たと思ったら、目ざましが鳴りました。

やばいです。昨日のワンハーフの疲れと寝不足でぐったりです。ゴルフ場に行く車の運転も億劫でしかたありません。仕方なく、またコンビニによって、コーヒーの大とメガシャキを飲むと少し頭がはっきりしたような気がします。念のために眠眠打破より強力な強強打破を買ってラウンドに備えます。

Nカントリーに着くと駐車場が一杯。120人出場の上位16名予選通過です。

ティーグラウンドに行ってびっくり。バック(青)ティーです。

「えーッ!聞いてないよぉ。」ダチョウ倶楽部みたいなリアクションになります。

INスタート。とにかくドライバーが引っ掛かり、アイアンがふける。更にはパターが入りそうで入らない。ティーショットがフェアウェイを捉える事は一度も無く、まさに「フェアウェイ不要」。 どうも、疲れが残っているために体が回らず、ドライバーは引っ掛け、アイアンはふかしているのではないか?とにかく、昨日の練習ラウンドを思い出して、「つまんない」ゴルフをひたすら心掛ける。

IN終わって47。うーん。早くも終戦か。去年は40だったのに予選落ちしたし。とはいえ、例年と違いバックティーからの予選だから、カットラインは2オーバー当たりか。去年よりハンデが2つ多いので、後半41が目標。まだ微かなチャンスは残っている。

昼飯にサッポロの黄金水をいただくと、猛烈に眠くなってきたので、ロッカーに隠し持った強強打破をグビリ。こりゃ、完全にドーピングだな。

OUTも「つまんない」ゴルフをひたすら心掛けます。出だしこそバーディを獲ったものの、3番から8番まで1m〜3mのパットを6連続で外し、17ホール終わって3オーバー。カットラインを2オーバーと勝手に決めていたので、最後にどうしてもバーディが必要。

最終ホールは昨年崖下に落とし、脛にボールをあてた因縁の9番ホールです。

「あと3回しか打てないんだよぉ。」とキャディさんに泣きを入れると、「3回打てるなら、入れるチャンスはあるわよ!」とのお言葉。もう、くたくたです。

ティーショットはあやうく空振りしそうなヒールショットで右のラフ。

「ナイスミス!あと2回!」と力強い激励をキャディさんからいただきます。

セカンドは残り155ヤード。昨年残り170ヤードのバンカーを8Iでオーバーさせたのですから、ここは8Iか9Iか。でも、今日は疲れ切って飛距離も落ちている。ショートアイアンは引っ掛けのイメージがあってそれを嫌がって右に押し出している。ここはつまらないけど、大きめの7Iを短く持って、きちんと振り抜くのが、一番怪我が少ない。と決めました。

「頼む!」ふらふらっと上がったボールはグリーンに真っ直ぐ。トンッ!とグリーンオンしたボールはピンの横をすり抜けグリーン奥で止まりました。

10ヤードの下り。傾斜はスライスだが、芽がフック。

「これが入れば、予選通過だ!」

ショートはさせない。下りも関係なく10ヤードの距離を打つ。打ったボールは、よろよろと右に行きかけ、左に戻り、最後に右に行きかけた後、左に戻って、コロンッ。とカップインしました。

「よっしゃーっ!これで予選落ちしても、今日は満足!」

バーディフィニッシュで、47−41で88。ハンデ14でネット74。

帰りの車の中で、「予選通過しましたよ。2オーバーまででした。」という連絡をいただきました。

自宅に到着すると、夕食が摂れないくらい疲れ果ててぐったりです。早々に就寝したところ夜中に猛烈な下痢に襲われました。

月曜日になっても体調が戻らず、火曜日の休みは約束の家族サービス。水曜日になっても下痢はおさまったものの、時々お腹が痛いので、お医者さんに診てもらったところ。 「あー、ストレス性の胃炎かな?最近、いろいろストレス溜まることありました?ほっておくと胃潰瘍になっちゃいますよ。」

とのこと。

えー!「つまんない」ゴルフを心掛けると、精神的に参って胃潰瘍になっちゃうってか!?

どうするまこっちゃん?胃潰瘍になっても「つまんない」ゴルフで理事長杯を獲りに行くのか?それとも、負けても良いから、伸び伸びと「いつもの」ゴルフで戦うのか?

決戦は今週の日曜日だ!