ゴルフライフ>まこっちゃんのゴルフの本棚>第49巻 ゴルフに泣かされた夜あなたが心にきざむスコアメイクの具体策 永田玄著 文藝春秋刊
ご無沙汰しております。まこっちゃんです。
花屋も王子も、電車男もみんな休筆しておりますので、私もしらばっくれておりますと、意外と簡単にしれっと3カ月空いてしましました。笑。
え?誰?忘れた?そんなつれない。。。まぁ、仕方がないですね。なにしろ3か月ほどほったらかしておりました。その間に、雪は降ったし、出張行ったし、また雪が降ったし、また出張に行ったし、桜が咲いたし、原因不明の発熱で苦しんだし。桜も散ったし。あれ?あんまり今年はゴルフしてないかもしれません。まだ10回もやってないかも。
寒い時や体調が悪い時はゴルフしない方がいいですな。原稿も、気が向いた時に、ちょこちょこっと書けば良いでしょう。なんだか悟りの境地ですね。こうなると、「老人力」がついてきた。と申しましょうか。フォッフォッフォッ。おや、老人力がつくとこういう笑い方になるのか。。。はて?どこかで、聞いたような。。。フォッフオッフオッ。笑。
でも、数少ないゴルフでも、やっぱり上手くいかないと口惜しい。悔し涙にくれております時に見つけた本がこちら。
「ゴルフに泣かされた夜 あなたが心にきざむ スコアメイクの具体策」
素晴らしいタイトルですね。「ゴルフに泣かされた夜」なんて抒情的な表現。なかなかできませんね。ちょいと昔に「いつもどんなに切ない夜も、ホームラン軒は旨かった。」というカップラーメンのCMがあったのを思い出します。
前回取りあげた「ゴルフに深く悩んだあなたが最後に読むスイングの5カ条」と同じ永田玄氏の著書です。
新年早々、「スイングの5カ条」を読んだ私は自らの「スイングを巡る冒険」がそろそろ終わりを告げているのを感じています。
最近、少しづつですが、かなり良い感じで良い球筋が出るようになってきました。
問題は、スコアが全然、良くならないこと。「上達しているはずなのに、スコアが変わらない。」とフラストレーションを溜めているところでした。
永田氏曰く「ゴルフ力はスイング力とスコアメイク力の二つに分かれる」
そうか!
「スイング力」はUPしているのに、「スコアメイク力」がダウンしているんだ。
「スコアメイク力」とは何か?
一般的には、コースマネジメントと呼ばれる各ホールの攻め方を言いますが、永田氏が言っているのは、「心構え」に近い精神の在り方です。
その内容は、大体以下の通りです。
今日こそベストスコアを更新するぞ!とか、新しいドライバーでライバルをオーバードライブするぞ!などというワクワクした(うわついた)精神状態でラウンドに入ってはいけない。そうすると必ず判断ミスをしたり、何も考えずにショットしたりしてしまう。そうすると、ゴルフ場には、ワクワクしながら行って、泣きながら帰ることになる。もし、良いスコアを出したいなら、自分がやりたいことを全て封じ込めて、『つまらないゴルフ』に徹しなくてはいけない。ゴルフと言うのは、プレイしている時はつまらなく、帰りの車の中で、『今日は良く我慢してスコアをまとめたな』と満足して帰るスポーツなのだ。
うーん。なんとまぁ。
500ヤード以上あるPar5で、ティーショットがフェアウェイにあると「よし。250ヤードは飛んだな。(実際はせいぜい220ヤード)残りは250ヤード(本当は280ヤード)だけど、俺のスプーンが火を噴けば、2オンできるな。バーンとパターを沈めてイーグルを獲るぞ。そうすれば、あれが、こうして、ひっくり返って倍の倍。大漁節で、奴が涙を溜めて、オイオイと泣くに違いない。しめしめ。勝ったも同然。ワ―ハッハッ!行くぞ!ドリャぁ!あっ、あああああああああ!フォアー!」と言う楽しいゴルフはしてはいけない。と言うのです。
永田氏曰く。「上手い人のゴルフはツマラナイ」
500ヤード以上あるPar5で、ティーショットがフェアウェイにあると「本当は、バシッとスプーンで打って載せてみたいが、その場合ミスの危険性も高くなる。それに、グリーン周りのハザードに捕まる可能性も高いから、無理にグリーンに近づけて、微妙な距離をアプローチするよりも、距離と横幅のブレの一番少ないピッチングのスリークォーターの距離の100ヤードを残した方が良い。だとすると、ここからは180ヤード打っておけば十分だから、5番アイアンでポーンとフェアウェイ左サイドに打っておこう。あー、本当は、バーンッと打ちたいけれど、スコアの為に、ここはポーンッと打つのかぁ。ツマンナイなぁ。チェッ。ポーンッ。あー、つまんないなぁ。思いっきり打ちたいなぁ。」とあえて、「ツマンナイ」方を選択できる精神状態が重要。と言うのです。
そのためには、常にラウンド中はツマラナイことを意識しておけ。ゴルフに行く時に「ワクワク」しないように。車の運転も行きはキビキビ運転せずに、ツマンナイ感じで。勿論、カーステレオでアップテンポな楽しい曲をかけてはいけません。できれば落ち着いたクラシックをかけるように。と徹底しています。
うーん。無理かも。笑。
しかし、このことを知ってから、一緒に回るメンバーが慌てて大叩きするシーンを見ていると、なるほど!と膝を打つシーンに出くわします。常に最高のショットで最高の結果を夢見てクラブを振り回しているのですから、ショットを打つ直前が最高にワクワクして、打った後は「なんであんなショット打っちゃうんだ。」としょげています。
でも、最初から最低のショットで最低の結果だと思うと、クラブを振り回さずに、そこそこの結果でも「まぁ、いいや。上出来。」と精神が安定してきます。トラブルでも、最初から、最低なんだから。と思っているので、そんなにしょげません。冷静に切り抜けた後、アプローチを寄せて凌いだりしています。
うーん。つまらない。笑。
このままだと、つまらないゴルフになって、「本棚」に書く事が無くなっちゃうかもしれません。
そんな状況で、次回は理事長杯です。
果たして、ツマラナイゴルフで、予選突破なるのか?
それとも、本棚のネタの為にわが身を犠牲に面白いゴルフを続けるのか?
どっちでしょうか?
ワクワクしますね。
あ、ワクワクしちゃ、ダメじゃん。