ゴルフ会員権 ゴルフライフ

右手で飛ばす! "55歳からドライバーで260ヤード"を実現する唯一の方法 片山 晃著 主婦の友社刊

ゴルフライフ>まこっちゃんのゴルフの本棚>「右手で飛ばす! "55歳からドライバーで260ヤード"を実現する唯一の方法」 片山 晃著 主婦の友社刊


あけましておめでとうございます。皆様、もう初打ちはお済みですか?

元旦、2日と家にいますと、そろそろゴルフの虫が蠢きます。年末の打ち納めゴルフが雨で中止になったこともあって、3日ぐらいから、「おせちもお餅も食いあきたし、酒も飲みすぎたし、女房の実家に挨拶は済ませたし、予定が無いなら運動がてらゴルフに行こうかな」とそわそわしておりますと、目敏く女房が「ボーナス下がったんだから、ゴルフはダメだからね!運動なら、その辺を走っておいで。それならお金がかかんないでしょ!」と厳しい一言。そりゃぁないぜ、かぁちゃん。(泣)

しかたなく、加賀屋のホームページを覗いておりますと、目土の親分が、「お屠蘇も奥様も"ほどほど"で」と書かれております。「はて、どうして、おいらがゴルフに行けないのを知っているのだろう?しかも女房が怖くて、お屠蘇で、自分の気持ちをごまかしてるうちに、正月が過ぎてしまっていることまで。さては、我が家に盗聴器が?」と不思議に思い、キョロキョロと発信機を探しつつ読み進めれば、親分は「ワッハッハ」とプチゴルフ三昧のご様子。新年早々、羨ましくて眩暈がします。これ以上、加賀屋のホームページを見ておりますと、ゴルフに行くために女房を質に入れようとして、逆に叩き出されるのがオチなので、正月早々、ゴルフ本を読むことで、代償行為とします。

本年最初に読みますのは「右手で飛ばす!"55歳からドライバーで260ヤード"を実現する唯一の方法」です。昨年から引き続いて、「ゴルフの飛距離アップ本を読むと、実際に飛距離はアップするのか?別名まこっちゃんのスイングを巡る冒険」中です。「55歳で260ヤードなら、若い俺は、280ヤードは行くだろう。いや、300ヤードいっちゃうかもしれないな。」と思って読みます。ゴルフ本には珍しく「主婦の友社」からの刊行です。

右手で飛ばす! 

昨年読みました4冊の「飛ばし本」で共通していることは、「左軸」「左手」中心の理論であることでした。その成果は、徐々に出て来つつあるのですが、ここへ来て、全く真逆の「右手」「右軸」理論の本を読むことになります。かなりリスクのある行為です。何しろ、「右手で飛ばす!」のですから、今まで読んだ「左手・左軸理論」とは全く意見が違います。どちらが正しいのか、よくわからなくなって、あれこれ試しているうちに、スイングがぐちゃぐちゃになる。というパターンが想定されます。しかし!私は、あえて挑戦するのです。なぜなら、今、私が行っているのは、「冒険」だからです。コツコツと今のスイングを固めて80切りを願うより、今のスイングなんか、全部バラバラにしてしまって、「聖なる(スイング)アーク」さえ手に入れることができれば、パープレイどころか、アンダーパーも夢ではない!そのためには、リスクを恐れている場合ではないのです。ゴルフ界のインディ・ジョーンズたる私が、恐れるのは、蛇と奥様だけです。

それにね、私は嫌なんです。ふたりの片っ方の話だけ聞いて、片っ方を「なんて奴だ!」なんて、決めつけるのが。反対側の話を、よくよく聞いてみると、「そりゃぁ、仕方ないよね。」なんて思えたりするから、片側だけの意見で、分かったつもりになっては、いけません。ここは両側の意見を冷静に聞いて最善の道を考えることが、「大人」と言うものです。

早速、練習場で打ってみました。折角、最近左軸で打つことに慣れてきたのに、真逆のスイングなので、違和感があります。しかし、私はもともと右軸でフェードを打っていたので、簡単に慣れました。ついでに一球ごとに左軸と右軸で打ってみます。

発見したのは、左軸で打つ時は左股関節とボールの位置を変えずにスイングし、右軸で打つ時には、右股関節とボールの位置を変えずにスイングすると、正しく当たる。ということです。更に、スイングがぶれる時、股関節とボールの位置がずれる時に、右と左の間でずれるのであれば、ミスは少ない。ということにも気がつきました。また、左軸で打っていくとドローが打ちやすく、右軸で打っていくとフェードが打ちやすい。なるほど!

待ちに待った新年杯に満を持して出場。インスタート出だしの10番で3パットしたものの、ショットが好調です。好調過ぎて、いつもは2打で届かない12番Par4でグリーンオーバーしてしまい、あやうくOBになりそうです。なんとかこらえながら、15番のPar3です。「ナイスショット!」の声に、ボールはグリーンに一直線。落ち際に少し風に影響されてグリーン左のエッジに落ち、なんとボールがポーンッと弾んで、バンカーを越えてOBゾーンへ。えーっ!そりゃないぜ。「アンラッキーだねぇ。」と言われながらも、暫定球を打ちますと、また「ナイスショット!」の声。また、同じようにボールはグリーンに一直線。落ち際に少し風に影響されてグリーン左側のエッジに、、、ポーンッ、、、OB。。。がっくりしてこのホール9。次の16番のセカンドでも、15番のリピートのように2連続OBで9。あがってみれば、前半55。がっくり。後半は、ドローとフェードを打ち分けることを念頭にラウンドするも、逆玉が連発。なんと56。でグロス111。ハンデ12なので、ネット99。危うくネットで100超えするところでした。がっくりと項垂れて、家に帰りますと、新年杯の報告メールが王子から。なんとM社長が40-36=76でベスグロ準優勝!35打差です。

翌日、まっちゃんから、電話がかかって来ました。

「京カンの新年杯で100打った、まっちゃんでーす!先輩。元気ですか?来週土曜日、Sで新年会やる予定覚えていますよね!」(俺は111打ったなんて言えない。)

スケジュール帳をチェックしますと「1月×日K子誕生日」。しまった!女房の誕生日だ!

「ごめん。まっちゃん。外せない用事入れちゃった。今回は、行けないや。」(女房の誕生日だから行けないなんて、言えない。。。)

「そうですか!女がらみの用事なんですね。じゃぁ、今回はしかたありません。また、今度!」(確かに、女房を女とみれば、女がらみであることは間違いないのだが、どうして、どいつもこいつも、俺の行動を、お見通しなんだ。やっぱり、どこかに、盗聴器が?)

果たして、次のゴルフまでに、失われた(スイング)アークは戻るのか?というより、まずは、女房の誕生日をつつがなく祝って、ゴルフに行けるのか?そういえば、「右手で飛ばす!」は「主婦の友社」だったな。ここは、「主婦の友」に徹しましょう。

今年も、大変な1年になりそうです。皆様、よろしくお付き合いお願い申し上げます。