ゴルフ会員権 ゴルフライフ

独りごと

>独りごと>

今年からルールが変わりました

2019年1月18日

 

 2019年の今年、ゴルフのルールが大きく変更となりました。
 ということで、先日開催されたゴルフ16団体ゴルフ新年会での講演は、JGAルールディレクターの市村元さんがルール上大きく変わったことを話してくれました。
 1744年にスコットランドでゴルフルールが定められて、275年が経過していますが、最近のルールは4年に1度(つまりはオリンピックイヤー)の割で大きく変更されて来ましたが、此度の改正はより良いものなので、であれば前倒しして早めにそれを取り入れようとしたから今年となったそうです。
 約1時間の講演の中を要約しますと、
 今回のルール改正はよりシンプルなものにし、不必要な罰をなくすということ。よりラウンドのスピード性を高め、スロープレーをなくそうというのが大原則のようです。で、ウオーターハザードという呼び名はなくなり、それらは全てペナルティエリアと呼ぶようになりました。なので、ゴルフ場には4つのエリアが存在し、ティーイングエリア・バンカー・パッティンググリーンと前記のウオーターハザードと呼ぶようになりましたが、その中でも一番変わった箇所はパーティンググリーンでのこととなりました。
 
 変更点の主だった事柄は
 
・距離計測器を使えることとなった。但し、高低差を計測できるものは使用不可です。
・ストロークプレーでは、安全が確保されるのであれば、準備が出来た方からストロークすることが奨励されます。で、自分の順番になって40秒以内でストロークしないとなりません。
・球を探す時間は3分となりました。
・救済を受ける場合、これまでのようにマーカーに立ち会ってもらう必要はありません。ゴルフは自己申告のゲームゆえです。
・ストロークした球が偶然に何か(カートやキャディ)に当たっても罰はありません。
・ストロークした折、二度打ちになっても罰はありません。
・バンカー内のルースインペディメントを取り除くことが出来ます。
・救済を受ける際のクラブレングスを計測するクラブはいかなる時もパターを除く最も長いクラブとされていますので、大概ドライバーを使用することとなります。
・ドロップする際は、これまでの肩から落とすではなく、膝の高さからとなりました。尚、片方の膝が曲がっていなければどんな体勢でも問題ありません。
・バンカー内の球をアンプレする際、従来の1ペナでバンカー内から打つの他、2打罰を払えばバンカー外の後方線上に基点を決め、そこから1クラブレングス以内でホールに近づかないエリアにドロップが可能です。
・パーティンググリーン上の損傷個所(スパイクマークであっても)を修理することが可能です。但し、エアレーションなどは不可となります。
・パーティンググリーン上の球が動いても、また、偶然に動かしたとしても球は元の位置へリプレースしなければなりません。その折は無罰です。
・ホールに旗竿を立てたままパットをすることが可能です。ですから、常に旗竿を立ててプレーが可能です。
 
 このように、プレー中にスピードアップが見込め、よりストレスを受けることが少なくなったのですが、逆に禁止された(罰を受ける)こともあります。
 
・スタンスを取った後に後方に人を発たせるなど、所謂、方向の援助を受けることを禁じています。これまではよく女子プロの競技会でキャディを後ろに立たせ向きを確認していましたが、これは今年から出来ないこととなりました。
 
 変更点のだいたいが上記に上げた点です。
 旗竿を抜かないでパッティング出来るのはとてもプレー進行に役立っていますし、スパイクマークを修理できる点やバンカー内も枯葉等を取り除ける点もとてもナイスな変更点だと思います。また、プレーヤー自身の信義を重んじるのがゴルフであるから、いちいちマーカーを含む他人に確認してもらう必要なしで進行していく、というのも私は素晴らしい変更点と思っています。
 
 今年のルール変更が更なるゴルフ発展に寄与して行くと信じてやみません。
 
 800万ラウンド記念加賀屋杯イン中山まで、いよいよ1週間となりました。
 インフルエンザ、ギックリ腰、出張等々でキャンセルの方も数名出ています。そんな中、今日、第一便の賞品運搬のため、私は中山に行って参りましたが、さらには日曜日と当日24日のあと2回の賞品運搬を行います。縁の皆様の中で、もし、24日、ご都合が良くなった方がおられましたら、ご連絡ください。

 

 以上、今週の独りごとでした。