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前田信吾が選ぶ国内ゴルフ場ベスト10 独りごと

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2017年4月14日

 芝も緑色になり始めていよいよシーズンインとなりました。
 4月はゴルフの回数も減り、2日に1回強のペースになりました(笑)。が、明日からはまたまた連荘が始まりますので、ゴルフ日記が賑やかになります。
 
 さて、実は、1年前に私はある雑誌社のライターの方に「前田さんが国内で好きなゴルフ場を10コース挙げるとしたらどこになりますか?」という問いかけを頂いて、私は下記のレポートを提出したのであったが、その雑誌には私の書いた原稿は反映されなかった。
 なので、その1年後の今、没になった原稿そのままを弊社HPを通じて世に送り出したいと思います。尚、1行目に書かれている文言はそのゴルフ場が特に秀でている部門です。
 
日本国内で好きなゴルフ場
 
第1位
廣野、レイアウト、メンテナンス、アクセス、クラブハウス、食事
メンテナンスが超秀逸。グリーンの滑らかさやスピードもさりながら、あのフェアウェイの芝の刈高の短さは驚異的で、未だかってあのタワシの上を歩いているようなフェアウェイには他のゴルフ場ではお目に掛かっていない。が、似たような感じのコースに出くわしたことがある。関西であれだけ平らな林間ゴルフ場は珍しいが、それでいて超戦略的でとっても難易度が高い。日本オープンを5回開催しているが、その理由が分かる。電車でも何度か行ったが、これぞ駅前カントリー倶楽部。歩いて15秒(笑)です。また、カレーや焼きめしを「もう結構」と言わないとどんどんサーバーするあのサービスには驚く人が多い。朝のホットハムサンドとプレー後に食べられるステーキサンドは絶品。
 
第2位
軽井沢、メンテナンス、ロケーション、クラブハウス、食事、とにかく、ホスピタリティー
メンテナンスは超秀逸。特に、ラフの刈り高がどこも均一な長さであることに驚く。ここの絶品さはなんといってもホスピタリティーの高さである。練習場は廣野同様に芝の上から打つが、その練習で汚れたクラブをキャディさんが洗ってくれて、それをしっかりと拭いて下さる。また、スタートは御随意に!とあくまでプレーヤー本意である。一度、自身のコンタクトをコース内のトイレの洗面所で流したことがあったが、その時の神対応には驚いた!また、食事もなんと毎日メニューが変わることにビックリするとともに値段が安くてその美味しさにさらにビックリ。まさに日本一ポスピタリティーが高いゴルフ場。浅間山の眺めも素晴らしいのが魅力。
 
第3位
片山津(白山)、レイアウト、ローケーション、アクセス、食事
小松空港からタクシーで8分程度と飛行場から至便。その代り、平日はファントムの轟音がすさまじい。ここの良さはなんといってもほぼ真っすぐなレイアウトながら、どうしてあれだけ難しいの?と感じるレイアウトの素晴らしさです。そこに身の丈3倍のバンカーが待ち構えていたりして、友人の中には写真や動画を撮りまくる人がいるくらいです。それゆえ、男女のナショナルオープンもそれぞれ開催されています。食事も美味しく、特に、おつまみ類はなかなかですが、私はシンプルなウインナー炒めが大好きです。
 
第4位
下関、レイアウト、ロケーション、水はけの良さ
同じ高さで日本海を望む練習場で打っているその時間は至福のひと時です。練習場と1番2番プレー時の波のザザーンという音とともに球を打つ心地良さはたまりません。上田治氏設計のレイアウトはいつでもカモン!と私に囁いてきます。その都度叩きのめされますが、何度でもチャレンジしたくなります。流石は日本オープン2度開催地です。砂地で形成されているので水はけが抜群で、人口物的な舗装道路はほとんどなく、カートが通る道も赤土であることが私には心地よいです。また、メインはバミューダグリーン(サブがベント)ですが、私の腕だとボールマークはほとんどつかず奥に転がっていくところも難易度を上げています。
 
第5位
川奈(富士)、ロケーション、クラブハウス
廣野同様C・H・アリソン設定のゴルフ場であるが、これぞ手造りコースの中でも最高傑作と言えるでしょう。距離こそないが、アリソンバンカーが至るところに待ち構えています。昔ながらの高麗の1グリーンですが、読みづらく難易度が高いです。ここ川奈の最大の魅力はこれぞシーサイドコースと言わしめるあのロケーションの良さですが、特に、海が続く11番から16番までは絶景かな絶景かな、が続きます。オークラのクラブハウスも豪華で荘厳ですが、お値段も含めてすべてが高級であります。
 
第6位
古賀、レイアウト、メンテナンス、食事、ホスピタリティ
下関同様上田治氏設計コースで、日本オープンも同じく2度開催しています。が、距離がそう長いコースではありません。が、グリーン周りが物凄く難しく、グリーンに近づくにつれて牙を向いてくるコースレイアウトが特徴です。メルボルンなどにある英国風の流れ組む超一流名門コースと造りが似ていて、グリーンを外れるとバンカーだらけというホールが多く、なかなか日本では類を見ないコースです。なので、グリーン周りが日本一難しいコースだと思います。また、鯛茶漬けなど食事にも定評があります。なんといってもフロント、マスター室、キャディ、レストランとすべてスタッフの方々から真心を感じるゴルフ場です。
 
第7位
大洗、レイアウト、メンテナンス、ロケーション、クラブハウス、食事
黒松が見事なゴルフ場です。それらの黒松が行方を遮り、空中のハザードを作っています。シーサイドコース特有の風が吹けば、おそらく、関東ではスコアを出すのが一番難しいゴルフ場ではないでしょうか。毎回、よ~し!と挑戦意欲をもってプレーに臨みますが、必ず、跳ね返されています。残念ながら震災以降、メンテナンスが不良でしたが、一昨年から見違えるようになり、今のフェアウェイなどは超秀逸状態に戻っています。平屋造りのクラブハウスは華美さはありませんが、実に安らぎを覚えます。また、レストランでは、朝食も昼食もすべてが大満足のものが出て参りますが、それらを食すのが実に楽しみなゴルフ場です。
 
第8位
小金井ロケーション、アクセス、クラブハウス、食事、ポスピタリティ
都心から大変至便な場所にある日本一会員権相場が高いゴルフ場です。また、同時に日本一名変料が高いゴルフ場でもあります。決してレイアウトが超素晴らしいというわけでもありませんが、小金井に行くというだけでワクワクします。桜の時期には思いっきり桜を愛でることが出来る日本有数のゴルフ場です。また、エレベーターを兼ねそろえたあのシックで質実剛健なクラブハウスは心が和みます。ロッカーまでの案内嬢もいて、ホスピタリティも実に高いゴルフ場です。3種類のカレー(ビーフ・チキン・ポーク)はそれぞれ味が抜群ですが、サイドメニューのハムサラダも絶品
 
第9位
北海道クラシック、レイアウト、メンテナンス、クラブハウス、食事
ログハウス調のハウスレストランの素晴らしさがまず最高です。ここでのんびりいつまでもホッケと枝豆をつまみにビールをじっくり飲んでいたいくらい(笑)最高であります。そして、お風呂を含めた施設も最高であります。ここの何より、凄いのは手入れの良さです。洋芝でありなからフェアウェイの超綺麗さ、ディポットの無さ。また、グリーンとラフの手入れも抜群です。で、クラシックで最も秀逸なのは、ニクラウス設計の挑戦意欲を掻き立てるコースレイアウトの面白さとクラシックの醸し出す池と緑のコントラスト&ハーモニーの美しさでしょう。日本で一番綺麗なのではと思わせるゴルフ場です。
 
第10位
龍ヶ崎、レイアウト、メンテナンス、ロケーション
男女のナショナルオープンを開催しているだけあって、とにかく、レイアウトが秀逸でメモラビリティーが高い。グリーンの形状が面白く、ピン位置によってはこれぞグリーンの醍醐味を思う存分に味わえます。ここ数年は毎年30回ほどプレーに行っているが、特に、アーメンコーナーと呼ばれている9番10番11番をいかに攻略するか毎度挑戦意欲をそそられる。朝もや時と夕暮れ時にレストランから眺める9番18番の美しさは絶品。東関道からの圏央道への開通により、幕張の私の家からは50分程度で行きも帰りも行けるようになり至便であることも好きな理由の一つです。


 以上、今週の独りごとでした。