2016年7月29日
7月もあと2日で終わります。いつもながら恐ろしいくらいの早さで時が過ぎて行きます。
で、今月も6か所の過去の日本オープン開催コースへ行きました。その内の一つが大洗ゴルフ倶楽部です。
常々、弊社HPでお馴染みの芝先案内人さんが「私が一番だと思うゴルフ場は大洗だ!」言っておられました。ただし、キャディは問題ありとも仰っておいででした(笑)が。キャディさんに関して言うと当たり外れは確かにあります。が、まずは人を悪く言わない芝先案内人さんが度々言うのですから、その時のキャディさんはホントダメキャディだったのでしょう。
芝先案内人さんは大洗をとっても評価しておられましたが、実を云うと私はそうは思っていませんでした。
そんな私が大洗への感じ方に変化が生じて参りましたのは、丁度1年前にプレーに行った頃からでした。あっ、大洗イイなーとその折初めて思ったのでしたが、今回プレーして更に素晴らしいと思うようになりました。
なぜそう思うように変わったのか?
それはメンテナンスが大きく変わっていたからです。
私が常々日本一と思っているのは廣野ゴルフ倶楽部ですが、私がそう思う理由の一つにはあのフェアウェイの凄さであります。
私の廣野におけるゴルフ日記を見てもらえると分かりますが「なんとフェアウェイがタワシのようにツンツンしている。靴の上からもその押し上げて来る感覚が分かるくらいだ」と表現しています。高麗芝のフェアウェイを短くまさにグリーンのようと刈り込でいるからこそ感じる現象と思っています。
このようなことを感じたゴルフ場は廣野だけです。
無論、あのレイアウトの素晴らしさ、グリーンの滑らかさとその速さ、芝から打てる打球場、朝のハムエッグトースト&プレー後のステーキサンドの絶品さ、昼のストップを云わないとどんどんサーバーされる焼きめし等々全てを評価しているのだと思いますが。
良いゴルフ場、素晴らしいゴルフ場と感じるにはやはり十二分にゴルフ場が整備されていなければなりません。また、同時にそれなりのホスピタリティも求められます。
私は大洗は凄いゴルフ場であることは認めていましたが、どうも、イマイチ好きになれず総合的に見て素晴らしいゴルフ場とは思えなかったのでした。
それは、フェアウェイの芝が薄く、ティグランドも裸地が目立つなど手入れが十分と思わなかったことが原因でした。
また、食事が安くて美味しいというのは認めていましたが、全体的に接客がイマイチだったこともあったと思います。
そう感じていた大洗でしたが、昨年今年と廻りまして、私のイメージは180度変わりました。フェアウェイは超完璧ですし、剥げ気味だったティグランドも綺麗。こうなってきますとこの“どこからでもかかって来なさい!”的なレイアウトがプレーヤーの心をいやが上にも駆り立てて来るので、ゴルファー冥利に尽きる思いが芽生えて来るのです。
きっと、大洗でプレーしたことがあれば分かると思いますが、私程度の腕ですと、空中の松の木にかなり当たるのです。で、その松の木の枝を上下左右に躱しながら打って行くのはなかなか難しいのです。かなり頭を使いますし、高度なテクニックが必要となります。でも、面白いですよ〜。
だからでしょう、特に今回なんかは、さっきプレーが終わったばかりなのに、また明日もプレーしたいって思いましたもんね。
大洗でこんな気になったのは初めてでした。
こう考えて来ると、自身がゴルフ場の良し悪しを決める時の判断の第一はメンテナンス力の気が致します。
十二分に整備されたゴルフ場ってなんといっても最高ですものね。
前田信吾が何度でも廻ってみたいと思うゴルフ場の一つに大洗ゴルフ倶楽部が加わりました。
最後にもうワンフレーズ。1日発売のZAITEN9月号にゴルフ飯というコラムが新設されました。作者は前田信吾です。皆様、ZAITENのコラムも宜しくお願いします。
次の頁に見たことあるようなフレーズも出て来ましたな。気のせいかな。このコラムの作者は、はっきりいうぞう、だそうな。
以上、今週の独りごとでした。