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育った環境で全然考え方は違ってきます 独りごと

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2015年11月27日

 前田信吾54歳。ゴルフ歴は30年。ゴルフ倶楽部入会歴は23年。
 ゴルフは育ってきた環境で考え方が違ってきます。

 これまで私が接してきたゴルファーの多くの方は、ゴルフは歩いてするものという意識をお持ちのことだったと思います。
 ですので、私などは、ゴルフ場とは歩いて出来るところが最高のフィールドと思っています。
 そして、これは同年代の方であれば同じだろうと思っていました。が、それは違うことを知りました。
 先日、弊社に会員権のご相談のため、ほぼ同年代の方が訪ねて来られました。ちなみに、この方、年代は私とほぼ同じなんですが、ゴルフ開始は6年前とのこと。で、本格的に始めたのは3年前からとのことでした。
 伺うに、自宅から近いところのゴルフ場の入会を希望していたそうですが、カートがないことから候補から外しておられたそうでした。が、来年からそこにはカートが入ることを知り、ならばと入会を検討し始めたとのことでした。

 現在、日本のゴルフ場において多くのゴルフ場に乗用カートが設置されています。カートがなく徒歩によるプレーのところは希少な存在になっています。だから、私のような歩きキャディ付を断然好むゴルファーはそれらのコースを探して入会しようとします。
 ですが、カート全盛でゴルフを始めた人は、逆に、カートがないゴルフ場は??と思う人がいてもおかしくありませんし、そう思うのが当然かもしれません。

 同じように急げ急げで育った人のプレーはスピードが速いですが、そうでなく育った人のプレー速度はとてもゆっくりしています。
 また、ゴルフは大なり小なり握ってするものだ、と育ったゴルファーは握りが当たり前で握らないとゴルフそのものがつまらないと思う人が多いようです。その反面、握らずにゴルフをして来られた方は、握りを好む人とのプレーは苦手になります。

 このようにゴルフは育ってきた環境で全然違います。

 さて、今日は先程、縁のK.Mさんから、あることに関して「前田さんはどう思います??」とのお電話をいただきました。
 内容は最近発売されたゴルフ雑誌のあるコラムについてでした。私はちょっとご縁があるので、その雑誌を毎回読んでいます。そして、その方のコラムも私は拝読しています。
 ちなみに、今回のタイトルは『OKの出し渋りは器の小ささを疑われますよ』でした。
 かいつまんでお話しますと、その方はバーディパットを1m弱オーバーさせたそうです。返しは上りだったらしく同伴者の1人はOKを出したそうですが、他の1人はその距離はOKじゃないとなったそうなのです。
 で、その人は随分と舐められたものだと腹立ち、憮然としたそうですが、結局、憤まんやるせないままパットをしたその方はその1m弱を外したのだそうです。なんでOKしないんだ、みろ、外したじゃないかよ〜と思ったそうです。ちなみに、そのOKを出さなかった方とは初対面だったそうです。

 K.Mさんはこれまでもこの方のコラムの事項に関して疑問を持ったことがあったそうですが、“今回のこれはそれは違うだろう!外す可能性がままある、だから、OKしないのではないでしょうか?”と激しく思ったそうで私にわざわざ連絡してこられたとのことでした。
 偶然にもそのコラムをついさっき読んでいたこともあってK.Mさんに同意しますと私はお答えしたのでした。
 
 アマチュアは70センチくらいは結構外します。1m弱は尚の事です。だから、当のご本人も外されたんでしょうが、それをOKされなかったから外し、自分は気分を害したはないんじゃないか?とK.Mさんは思ったそうです。
 更には、この方は何度もコラムでOKするかどうか?は相手が決めることです、と書かれておられます。
 これまでは『こっちがOKしてないのに勝手にOKにして(ピックして)』と仰っていたのに、逆の立場になると『貴方がOKしないから外した、だから、私は気分を害した』はないんじゃないの?と私も思いました。
 
 このように、OKの距離も育った環境で違います。
 1グリップ(30センチ)くらいじゃないとOKをもらえない環境、また、1mはOKの環境で育てば90センチくらいはOKを当たり前と思うようになります。
 つまり、接待ゴルフで育ってきた方は1mほどはOKだろうになりますし、競技ゴルフで育ち50センチを外してきた方々にとっては1m弱はOKにはならないでしょう、になります。

 ゴルフは育ってきた環境によって違いが出て来ますが、立場が変わると主張にも違いが出てくる模様です。
 あっ、でもこれはゴルフに限らずですね。

 以上、今週の独りごとでした。