ゴルフ会員権 ゴルフライフ

沖縄の空から前田信吾思うままに発信します 独りごと

ゴルフライフ>独りごと>沖縄の空から前田信吾思うままに発信します

2015年6月19日

 今週は沖縄に来ています。沖縄は梅雨明けしており、まさに夏でございます。夏といっても本州の夏とはケタが違います。ムッ、ムッ、ムッでございます。
 ということで、今週の独りごとは沖縄の空から発信させていただきます。

 先々週は江戸崎のクラチャンに出場しましたが、願い叶わず決勝のマッチを戦うことは出来ませんでした。残念!
 4月の末にあんな負け方したのにまたマッチしたいの??と仰る方がおられるかもしれませんが、前田信吾はまだまだやってみたいようです。まずは、予選を必死に戦う。そして、決勝トーナメント進出後は、広いゴルフ場を二人で占領してお互いが必死にゴルフをし勝敗を決する。とにかく、あのマッチの醍醐味はやった人じゃないと分かりませんが、たまらなく楽しいゴルフなのです。

 明日の土曜日は芝先案内人さんが“沖縄では外せないゴルフ場!と書いていたザ・サザンリンクス”でのプレー後、最終便にて幕張の自宅に深夜に帰宅し、早朝よりの2ランを龍ヶ崎・理事長杯で敢行します。相変わらずの強行日程ですが、そんなものは全く問題なしであります。
 21日は今年の事実上6回目となる2ランプレーとなりますが、一般のプレーヤーはなかなか出来ない真剣プレーの2ランを思う存分楽しみたいと思います。

 さて、先日、ある機関から頼まれ、あるテーマについての簡単なレポートを作成しました。
 私は雑誌原稿の作成の他、時折、レポートの依頼を受けてそれにお応えをして来ております。
 その時のテーマは“最近の株主会員制ゴルフ場と預託金制ゴルフ場の会員権価格について指摘すべき特徴はあるか”でした。

 概念的に言うと、株主会員制ゴルフ場のほうが価格は高いと思われがちであるが、一概にそうとは言えません。
 関東で申し上げるなら、株主会員制倶楽部として一番の高額相場コースは小金井で価格は4000万であります。続いては鷹之台の1835万と続きますが、その後となると、我孫子の930万、そして相模原・武蔵の900万となってしまい、残念ながら1000万超級の株主会員制倶楽部は小金井と鷹之台以外ありません。
 対して、預託金制倶楽部の高額ゴルフ場はよみうりの3400万円。続いて戸塚の1650万円、磯子の1430万円。更には、カメリアヒルズの1250万円、潮来の1100万円、東京よみうりの1030万と6コースあり、1000万円超級の数が株主会員制倶楽部より断然多いことが分かります。

 今週は、今、会員権相場が300万円を超えるコースはどれくらいあるのかを株主会員制と預託金制のゴルフ場別に前記の11コースを除いて列挙してみましょう。

 株主会員制ゴルフ場から参ります。

 大利根の725万円、本厚木の640万、筑波の595万、千葉カンの470万、府中の370万、大洗の320万となります。で、計11コース。

 続いて、預託金制ゴルフ場に参りましょう。

 冨嶽の900万、レイクウッドの815万、桜ヶ丘の785万、茨城の580万、厚木国際の500万、静岡よみうりの480万、麻倉・袖ヶ浦の410万、キングフィールズの400万、平塚富士見の385万、多摩の355万、葛城の350万となります。で、計18コースとなります。

 尚、上記価格は全て公的機関が指標としているKGK相場表6月11日調べを基にしています。

 株主会員制コースは林間コースが多い。また、会員がモノを言えるから、また、会員であれば経営状況を見ることが出来るなど株主会員制倶楽部は預託金制倶楽部に比べて高相場が付いているゴルフ場が多いと言われてきましたが、ここに来て少し変化が出て来ています。
 確かに林間コースは株主会員制倶楽部に多いんですが、会員権相場に関しては高相場ではなくなっている模様です。

 ここで会員権に関してもう一度おさらいしてみましょう。バブル期前はゴルフ会員権には2種類ありましたね。そうです。株主会員制ゴルフ場のものと預託金制ゴルフ場のものです。
 そして、バブル以降、預託金制のゴルフ場が破綻し、額面が少額に変更されながらも現在も預託金制のままのものと株主会員制に生まれ変わったもの、そして、額面が0になり預託金なし、つまりはプレー会員権になったものになりましたことから、会員権は株主会員制のものと預託金制のもの、そして、額面償還がない無額面のプレー会員権の3種類となったのです。
 そして、昨年4月からは、個人の会員権は会員権売買で売却損が出ても所得控除が受けられなくなりました。これにより、預託金制ゴルフ場の会員権を所持している個人は、市場価格が安い場合は市場で売却するよりゴルフ場に額面を償還してもらう方が間違いなく良いのですから、当然ですがゴルフ場に償還を申し出るようになりました。
 そうなったことから、先頃破綻した千葉国際や伊勢原などのように破綻が続いたのです。
 が、経営がしっかりしている会社は償還に応じますから、それ以下には相場は下がらないのです。
 そして、その内、絶対相場が下がらないと悟った(売り物が全く出ない訳ですから)購入者は額面以上で購入します。そして、それが実績となって約定金額が当たり前的に額面価格以上となって相場が形成されるのです。
 預託金制で母体がしっかりしているところは、その価格以下にはならないのです。
 例えば、私が入会している葉山国際。私が所持している額面は55万円です。退会を申請すればこの金額はすみやかに戻ります。ですから、私は55万円以下では売却はしません。他の方々もそうでしょう。だから、額面以上の価格で約定されるようになっています。

 ところが、株主会員制のゴルフ場は額面がありません。ですから、償還問題はありません。ゆえに価格の下支えがなされないから下がっているとも考えられます。
 ですが、そのコースに未来をあまり感じないから現会員が今の価格は確かに安い!と思ってもまだ下がる可能性がある、なら早目に処分と思って売りに出している可能性があります。
 しかしながら、株式のゴルフ場なんですからその株価ともいえる相場がどんどん安くなるのをそのままじっと指をくわえて眺めているのも経営陣としてはどうかな?と思います。
 また、その株を持っている会員さんも自分の株価ともいうべき相場が安くなるのを株主総会でどうなってるのと経営陣に追及しているのかどうかは知りませんが、黙っているのでしょうか。
 私は今年3月、自身が入会している龍ヶ崎の株主総会と会員総会に出席して来ました。その席上、会員の方から「この頂いた資産表にはちゃんと一株330万円の価値があるとなっている。なのに現在はそれより100万円安い株価というべき会員権相場である。これを100万上げる工夫をしているのか?名変料が高すぎるんじゃないか?」とのご意見が出されましたが、もっともなご意見と拝聴しておりました。

 由緒ある株主会員制倶楽部である筈であるのに、残念ではありますが、このままズルズル行くと大変な相場が付いてしまう可能性があると思われる倶楽部があります。
 一度落ちた相場・信用はなかなか戻りません。現に、日本有数の設計家が造った歴史ある株主会員制倶楽部が現在売る人だらけで買う人が皆無という悲惨なゴルフ場になっています。このような状態を当の一般の株主会員は望んだでしょうか?
 私は間違いなく経営陣に責任があったと思います。こうなる前に手を打っていれば間違いなくなんとかなったと思うのですが、、、あの良いコースの評価がこうなってしまったことは残念でなりません。
 現在、過去日本オープンを開催した株主会員制コースの現在相場が30万円のところもありますが、このギリギリの状態の時になんとか再興を見せて欲しいと願ってやみません。今ならまだ必ずや再興できる筈です。もしかしたら会員の人の中には今を満足している人がいるかもしれません。でも、これから会員になろうかなーと思うような方はこの現状を良しと思うでしょうか。

 私は額面が0となっている会員権をいくつか所持しています。その一つにきみさらずというオリックスが運営しているゴルフ場があります。昨年も弊社は数本の商いをしていますが、結構人気があります。でも、会員の私がもし「このコースを退会します!」ってゴルフ場に持って行っても「はい、そうですか。これまでどうもありがとうございました!」で終わりまして、一切のお金になりません。だから、それをしてもしょうがないので手放す時は市場に出すわけですが、現在であれば100万円以上の値が付きます。
 由緒はない。株主会員制ゴルフ場の倶楽部でもなければ預託金制ゴルフ場の倶楽部でもない。ただのプレー会員権なので償還額面も0。だが、ゴルファーから認知され、相場が100万円以上のゴルフ場と現在はなっています。
 
 皆さんならどちらを評価します?

 以上、今週の独りごとでした。