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素晴らしい、さいたま梨花カントリークラブ 独りごと

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2015年5月8日

 連休の合い間でもあり、会社も静かであります。
 この静かな合い間に私はかねてから関心のあったゴルフ場さんの本社へ行って社長室長の松本さんに会って来ました。そのゴルフ場とはさいたま梨花カントリークラブです。
 今から丁度2年前、私はこのゴルフ場に入会させてもらいました。開場記念杯にも出場致しましたが、実にこの会、ユニークな催しでして、会員にとってとてもハッピーなものでした。今訪問時に私がその話題を切り出すと「なんと太っ腹な会(ゴルフ場)なんだ!」とのお褒めの言葉を毎回会員さんから貰います、とのことを松本室長は仰っておいででした。
 
 このさいたま梨花カントリークラブは以前は武蔵丘陵と呼ばれていたゴルフ場です。ちなみに、以前の武蔵丘陵時代の会員数はもしかしたら1万人くらいいるのでは??と言われていたゴルフ場でした。
 で、現在のさいたま梨花の会員数は1880名。この数の信ぴょう性については毎年発行されている名簿をご覧になられれば判るとのことでした。ちなみにこの会員名簿、名門コースのような会員に毎年この会員名簿を送っているのではありません。ですが、ゴルフ場には随時この名簿が置いてあり、会員はいつでも現会員の名前、住所などを閲覧できます。
 最近は会員名簿を発行していないゴルフ場が多い中、私はこの報道(毎年名簿を新しく発行し直しています)を聞いた時、さいたま梨花凄いわーと実にビックリしたのでした。
 確かに他の名門ゴルフ場のように各々の会員に名簿を送付はしていませんが、会員であるなら、コースでいつでも会員名簿を閲覧できるようにしてあるのは素晴らしいことです。

 今から約2年ほど前の2013年の4月1日からさいたま梨花の名変料は無料となっています。この名変料無料にするっていうのはなかなか出来ないことなのです。で、これはキャンペーンという期間限定の措置じゃないですからね。
 あの時は勿論この独りごとでも触れましたし、雑誌のALBAにも書きましたが、本当、画期的な措置でした。

 実は、社長室長の松本さんとの会話の中で「2年前にウチが名変料を無料とした時、きっと他のゴルフ場も追随してくる」と思われたそうです。なぜなら、このまま名変料を据え置いておいたとしたら、入会者は益々いなくなり間違いなく会員数が減少し、会員からのプレー収益は減ります。また、会員からの年会費収入も減るのが明白だからだそうでした。
 私は社長室長の松本さんに尋ねました。「昔からゴルフ場に携わっておいででしたか?」と。すると、「さいたま梨花からゴルフ場に携わるようになりました」、とのことでした。ちなみに、社長の秋元さんもゴルフ場ビジネスは今回のさいたま梨花が初めてであると松本さんから伺いました。
 なるほどなーと私は合点しました。

 昭和の末頃から、大概のゴルフ場は名変料を売り上げの一部に充て込むようになりました。
 なので、さいたま梨花もこのように最初はしようとしたはずですが、残念ながら名変料を売り上げの一部に充て込む手法はこのさいたま梨花には出来なかったのです。
 どうしてか?それはほどんど名変がなされなかったからです。当時のさいたま梨花の名変料は50万円。相場が大変安価だったさいたま梨花の会員権に対して、たとえ50万円を払っても会員になりたいと思った人がほぼいなかったからです。
 プレーに行かなくなった会員は市場で売却したいと思い始めるのですが、値が付かず買いがない。もうプレーに行かないと思った会員は市場では売れないので仕方なく退会を申し出る。するとどんどん会員はいなくなる。
 であるなら、いっそ、流通を妨げている名変料とやらを無料としよう。さすれば、入会者はきっと増える筈。その方々は間違いなくプレーにも来てくれる。で、その友人たちも来てくれるだろう。また、それらの方々は年会費もきっちり支払ってくれるだろう。さすれば、買いの人気も出るだろうから相場も付く。そうなれば、これまで会員として支えてくれた方々も喜んでくれるはず。
 しかし、無料という斬新なアイデアは、なかなか出来ないものです。このあたりに秋元社長並びに松本室長のセンスを感じるとともにフレッシュさをも感じたのでした。

 で、このさいたま梨花、競技会も充実しているんです。私の大好きなマッチプレーもクラチャン、シニア、グランドシニアのようなガチンコ勝負の競技会では行われています。ちなみに、多くの方が参加できる理事長杯、以前はマッチプレー方式は採用されていましたが、残念ながら現在はストローク戦となっています。
 尚、このさいたま梨花、セルフ組が主流で高級感は感じられません。練習環境も不十分です。距離もそう長くありません。正直、コースとしては確かにイマイチ感は拭えないゴルフ場です。
 しかし、倶楽部入会に際して必ず必要となる名変料(戻って来ないお金)が無料です。
 他が追随出来ない名変料無料の措置を普通に出来てしまっているさいたま梨花を、また、コース内に限りながらも毎年新しい会員名簿を発行し、閲覧出来る様にしているさいたま梨花を、会員に対してサービス精神が旺盛なさいたま梨花を、私は応援したいとともに、会員権をご検討している皆様に強くアピールしたい思います。
 
 誤解してほしくないのは、私は名変料の金額だけで良とか悪だとかを申し上げているのではありません。一見高額な名変料とも思えるゴルフ場でもそれなりの会員権相場が付いており、中期的に見ても相場が値崩れをせず、毎年かなりの入会希望者で賑わっているような、例えるなら千葉カンなどはそれで十分ゴルファーから認知されているのでそれはそれで宜しいと思います。

 でも、さいたま梨花、私は凄いと思います。

 以上、今週の独りごとでした。