ゴルフ会員権 ゴルフライフ

日本で初めてのメンバーシップゴルフコースが出来る時期が来たのかも知れない・・・作 メルウェイ

ゴルフライフ>独りごと>日本で初めてのメンバーシップゴルフコースが出来る時期が来たのかも知れない・・・作 メルウェイ

2015年5月1日

 弊社HPもアクセスカウンターが本日5月1日の9時20分過ぎ現在5992586という数字になっています。600万アクセスまで7420クリックを切りました。HPトップに掲載のとおり、600万のキリ番ゲット者の方を7月27日の加賀屋ゴルフ創立20周年&600万ラウンド達成加賀屋杯へ無料ご招待します。お申し込み頂けなかった方がゲットされた場合はその方を受付登録させて頂き当日は無料ご招待させて頂きますし、御予約がお済の方の場合はこれまた当然ながら当日無料ご招待させて頂きます。
 その瞬間は間もなくですので、皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

 明日から大型連休がスタートします(あっ、もうスタートしておられましたね。お二人様に連絡を入れましたらすでに御身は海外でございました)。皆様、優雅でございます。
 さて、先日、弊社オーストラリア支局長のメルウェイから、メンバーシップゴルフコースとは?そして、今だからこそ、日本でも本当の意味でのメンバーシップコースが出来るのでは?との熱いメッセージを貰いました。
 そこで、今週の独りごとはそのメルウェイからの熱いメッセージをそのままそっくり掲載させて頂きます。

 日本で初めてのメンバーシップゴルフコースが出来る時期が来たのかも知れない。

数日前になりますが、ある方から、私にゴルフ場に関する相談がありました。
少し前、メンバーになっているゴルフ場から、過渡期にあるゴルフ場の今後の方向性を考える委員に選ばれたそうです。
マエシンさんもことあるごとに、ゴルフ場に対して、提言だったり苦言を呈したりもしていますが、色々な意味でこのままで良いのか?そう考えている人が、メンバー、ゴルフ場側の双方にいるのも事実だと思います。

私は常々、日本には本当のメンバーシップのゴルフ場は無いと書いています。そんな私も日本にいた時は、他のゴルフ場と比較をして、うちのクラブはやっぱり違うと満足していました。
今思えば、ただ井の中の蛙だったということで、日本の大多数の酷いゴルフ場だけをみて満足し、本当のメンバーシップ、つまり大海を見ていなかった結果です。

以前、ゴルフ場のオーナーから、ゴルフ場はメンバーさんのものだから、どういった点を改善して行ったら良いのか、参考にしたいと意見を求められたことがありました。
ゴルフ場の利益とメンバーの利益は、対極にある場合が多く、経営サイドにイニシアティブが強い中、改革は難しいものです。ただ、将来に向けて、良い形を求めるのであれば、双方が歩み寄り、折衷案を模索することも可能ですが、メンバーには全くの発言権がない現状では、やはり難しいというしかありません。

問題は日本のゴルフ場の成り立ちまでさかのぼらなくてはなりませんから、今更、どうする?・・・とても複雑で難しい問題です。
会員権相場はどうして下がったのでしょうか?・・・どうして上がらないのでしょうか?
バブルが弾けて下がったのは分かります。経済がずっと悪かったのもその一因でしょう。
しかし、バブル以降、ずっと右肩下がりな状況には、正当な理由、原因があります。

一言でいえば、メンバーになる価値がほとんどないからです。投機の対象でなくなったのは良いとしても、買った金額が担保されない、下手すればゼロになってしまうというリスクの中では、余程のゴルフ好きしか買う気にはなりません。
本来、自然主義経済の中、バブルの後、経済が悪くゴルフ人口が減少していた中、ゴルフ場が淘汰されなかったのは何故でしょう。本来は山林原野に戻るべきはずの破たんゴルフ場が、今でも存在しています。破たんして経営者は変ったゴルフ場は幾らでもありますが、無くなったゴルフ場はほとんどありません。
無くなるべきゴルフ場がどうして存在できるのかといえば、答えは簡単で、大半の債権者であるメンバーの債権を放棄させたからです。官民一体となって徳政令のごとく、民事再生法なるこのやり方は、紙くずになるよりは良いだろう。少なくともメンバーのプレー権が確保されるという点だけで施行されていますが、これはメンバーの債権だけを減額するやり方ですから、余りに不公平なものです。ではどうしてこのようなことが可能になるのかといえば、新規のゴルフ場を募集するにあたり、日本では預託金という形で募集を認めたという、メンバーには圧倒的に不利な条件でスタートをしたという経緯があるからです。
破たんしたゴルフ場の経営をメンバーが行っていくのは、簡単ではありません。ですから、仮に民事再生を認めるのであれば、新しい経営者が運営をしやすくするのは良いとしても、彼らは身軽な状態で始められるのですから、利益が出しやすい形になっています。
メンバーが協力して債権のほとんどを放棄するのですから、その分、一定の利益が出てきた段階で、債券放棄をしたメンバーに対して、それ相応のリターンがあってしかるべきでしょう。

最近では当たり前になっている書き換え料とは別の預託金ですが、始まったのは20年ぐらい前でしょうか?私がメンバーだったゴルフ場もそうでした。
当時、理事会の説明では、今後メンテナンス、機材の購入を考えると新たな財源を確保しなくてはならず、こういう形になったということでした。
メンバーに新たな負担を強いるのは反発を招くだけでなく、自分たちも負担しなくてはなりませんから、簡単に言えば、今いるメンバーはそのままで、これから入ってくるメンバーに負担させるということです。
ゴルフ場は書き換えがあるたびに、1人100万円、200万円と利息の掛からないお金が集められるし、払った人も退会する際には戻るのですから、会員権相場が下がっても預託金だけは担保されているので、一見、ウインウインのような形です。

しかし、このやり方には大きな弊害があり、あくまで、その場しのぎの先送りでしかなく、将来的には破たんすることもあるはずです。仮に200万円の預託金を取る場合、1000人のメンバーがいれば、確実に総額で20億円が入ります。始めてから数十年は良いでしょう。しかし入会者が減り退会者が多くなっていくと、最終的には返せなくなり破綻する可能性を秘めています。

更に、新たにメンバーになろうと考える人たちは、総額で考えますから預託金が200万円であれば、それを含んだ金額で計算します。そうなると会員権相場が1000万円ならば、800万円に下がります
これは当時、その時の理事から直接聞いたので、理事会自体の考え方だったはずですが、その人はこういいました。僕がこのゴルフ場を買ってから、既に何十倍にもなってしまった、10年後20年後に子供に相続する時に、ほとんど税金なんだから、相場が少しは下がっても全く問題は無いんだよ!

会員権を購入する理由として、予約が取れる、競技会で出られる。以前なら安く出来る。値上がりする。HCが取れる。というのもありました。
現状では、これらのインセンティブがほとんどなくなっています。予約はネットで取れる。ネット会員になると競技会もある。元々、ゴルフ場の値上がりが始まったのは、バブルが原因ではありません。私が大学に入る頃、ゴルフ場の予約は東京近郊の名門は別にしても、やれるところは幾らでもありました。1番の原因はプレー代が高かったということです。
日曜日に行くとビジターフィーが当時でも2万5千円、3万円をしていたので、メンバーになれば、1万円ですから、300万円程度のゴルフ場ならメンバーとビジターフィーの差額で元が取れる。こんな感覚でした。
ネットやその他の媒体でプレー代の安売りをしている今では、その差額も無くなっています。
HCはすでに、1番権威のあると言われているJGAHCが、ゴルフ場のメンバーにならなくても、お金を払えば誰でも取れるとなっていますから、ほとんどの人たちにとって、ゴルフ場に入る意味がありません。
いざメンバーになってもどうでしょうか?・・・日曜日の予約は取りずらい、月例に出ようと思っても一杯で出られない。年会費は値上がりする。ネットで取れば料金もさほど変わらない。
この現状では、一部のゴルフ場を除いて、メンバーになる価値があるとも思えません。

今の現状に満足していないだけでなく、もしこんなゴルフ場があったら入りたいと、考えている人が少しづつ増えて来ているようにも思います。
しかし、それは名門に入るから解決するのではなく、ゴルフ場自体の成り立ちを変えたものでなければ意味がありません。
その為には、新たなシステムのゴルフ場が必要になります。
つまり、会員の為の会員のゴルフ場です。
私は以前から、日本にもそんなゴルフ場が出来れば良いと考えていますし、もしそれが出来ることでゴルフ場の淘汰、差別化、他のゴルフ場に対する相乗効果も期待が出来るし、何より本来のメンバーシップのゴルフ場はこうであるということを分かってもらいたい。そう願っています。
マエシンさんは自他ともに認めるゴルフ好きです。仕事も会員権業で、周りにはゴルファーが一杯います。もし志を同じくする人で集まることが出来れば、十分可能ではないかとも思いますし、一社だけで無理なら、考えを同じく出来る業者の人と、何社かでやっても良いはずです。
加賀屋のスタッフがゴルフ場のコアスタッフになればよく、マエシンさんとてゴルフ場が社長として雇うのです。コミッティーはメンバーから選出して、2年ごとに選挙で選びます。
不正が起きないように情報は全て開示します。

会員権などはなく、入会金でコースを手に入れ、ビジターフィーやレストラン、催事など収入もありますが、運営は年会費で大半を賄います。平日でもビジターはメンバーが同伴しなくては出来ませんし、メンバーで混んでいる際にはビジターは出来ません。
年間に掛かる費用を計算してメンバーで割りますから、年会費は30万、40万円と高くなりますが、その分、プレー代がなくなりますから、ある程度ゴルフをする人なら充分ペイ出来ますし、日本ではメンバーの稼働率が高くないので、会員の種類を増やすことで、年会費もフレキシブルに出来ます。
もっとも、たたき台は世界中にあるのですから、その中で日本に合うべきものを作れば良いわけです。
既存のゴルフ場であっても、オーナーがいて営利団体のゴルフ場では難しいでしょうが、株主のゴルフ場や本来営利団体でないはずの法人が、その気になれば可能です。
東京近郊のゴルフ場で、そんなところが出来たら最高ですね!
私ですらそんなゴルフ場が出来たら入りたいと思います。

日本、仮に東京を考えた場合、多くのゴルファーが東京またはその周辺で働き、住んでいますから、そのマーケットを考えると東京近郊には、造りやすいという反面、コストは高くなります。
ゴルフ場は本来、地元密着型が基本です。
オーストラリアに限らず、アメリカでもゴルフ場の近くに住む人たちがメンバーになるというのが本来の形ですから、その辺りも考える必要があります。
メルボルンから3時間、ワーナンブールというゴルフ場があります。リゾート地ですから人口も多くはありません。そこは年会費が800ドルだそうです。年会費についてですが、日本では大まかに正会員と平日会員という分類ですが、オーストラリアでは細かく、7デイズ、日本でいうところの正会員、6デイズはメインの土曜日を抜いた6日間、5デイズは月〜金曜日で、その他にカントリーメンバー、オーバーシーズ、などもあります。カントリーメンバーは地域によって異なりますが、例えばゴルフ場から100キロを超えたところに住んでいる人は年会費が半額以下になりますし、ワーナンブールのようなリゾート地になると、40キロも離れたらカントリーメンバーでしょう。

7デイズで800ドルですから、ハンティングデールで年間4500ドルも払っている者からすれば、うらやましい限りです。メルボルン近郊のゴルフ場のメンバーは概ね3500ドル以上は払います。
我々はゴルフ代、競技参加費全て込の値段ですが、ワーナンブールは競技会参加の場合15ドルを払うそうです。100回競技に出ても+1500ドルですから、まだかなり割安ですが、リゾート地ですからメンバーの稼働率が低い分、空いている時間はビジターを受け入れているので、このような料金体系が可能だそうです。

話をもどしますが、仮に東京の場合、すぐそばにゴルフ場を確保することは難しい問題ですし、東京から1時間以内とした場合、現状ならかなりの稼働率が見込まれ、メンバーも集まりやすいということになると思われます。
メンバーのスタートを確保するという点を考える場合、メンバー同伴になると、平日はまず問題はありません。週末は金曜日の時点で空きがあれば、メンバーがビジターを同伴できるということになります。
ゴルフ場の運営費はメンバーの年会費で賄うということが原則ですから、ビジターを如何にいれるかなどは考える必要もないし、ビジターフィーを高くする必要もなくなります。
休みは誰しも土日に限っているわけではありません。会員の種類を細分化すること、競技会を増やすことで分散を図ります。競技会が毎日のようにあれば、休みが平日の人達は平日会員でも充分に楽しむことが可能です。

それでも日本の場合、土日には集中するでしょう。ではどうするのか?幾つか案はありますが、1番わかり易く、1番簡単なのが、土日は日の出から日没までゴルフ場をオープンすることです。夏場は朝4時から午後3時までスタート時間を作れば良いし、冬場は午前と午後のショットガンスタートです。ハイシーズンになれば、たまには一杯になる場合もあるでしょう。しかし、精一杯メンバーの為にやっているゴルフ場に対して、文句を言う人はほとんどいないでしょう。

メンバーシップのゴルフ場では、従業員は、ほぼ全員の名前を覚えなくてはなりません。
ビジターはお客さんですから、やらせてやるという姿勢でなく、メンバーのゲストとして楽しんでもらう為にも大切にしなくてはなりません。その観点から言っても、高い料金を取るのはもってのほかでしょう。一方でメンバーの顔と名前を従業員が覚えると、セキュリティー面もぐっと上がります。
またメンバー同士がラウンドすることで顔や名前を覚えて行きますから、本来、ゴルフ場の大半のプレーヤーはメンバーになるべきでしょう。

友だちと一緒にゴルフをしたいと思う人も多いはずです。しかし、そういった人たちは他のゴルフ場でやって貰うことになります。日本では名門からそうでないゴルフ場まで、みんなが同じ方向をみている傾向にありますが、全ての人に楽しんでもらう、満足してもらうのではなく、メンバーが集う場所であり、楽しむところですから、そういった人たちとは一線をかくすことになります。

メンバーの年会費で運営費を賄うということは、メンバーの減少は死活問題になります。
ですから、ゴルフ場は如何にメンバーに楽しんでもらう、満足してもらうということを考えます。
また将来のメンバーという点では、メンバーの子息、子女、子供たちには優遇措置が取られています。土日の午後にはメンバーの子供たちを集めてレッスン会を開いたり、新たに子どもたちがメンバーになる場合、年会費は2,3万円です。
こちらでは当たり前ですが、独身だったメンバー、また結婚していても、子供が出来て子育てや家族の用事が多くなる場合、暫くの間メンバーを休むことが出来ます。
ゴードンもそうだと言ってましたが、子供たちの手が離れるまで14年間、メンバーを休んでいたそうです。出張で他府県に行く場合も、休むことが出来るし、体調を壊した場合でも同様です。
若い人たちは、ゴルフも多くは出来ないし、収入も少ないだろうということで、コースによって変わりますが、20代、30代は年会費が半額またはそれ以下なんていうことも、珍しくはありません。
ゴルフを知ってもらうということでは、子供たちを連れてゴルフ場を一緒に歩くなども全く問題がありません。それが奥さんであっても、友達であっても同様です。競技会の日にキャディーを連れて来たり、奥さんや子供、もっと言えばプロをキャディーとしてクラチャンに連れて来たって構わないのです。
日本ならすぐに不公平だとか、事故が起きたらどうだのと話になりますが、こちらではそんなことは一切ないし、話題にすらなりません。もっと言えば、子どもなんて歩いているだけだとすぐに飽きますから、遅れていないことが条件ですが、グリーンでパターをしたり、途中で打たせたりだって可能です。

もちろん、ルールはゴルフ場が1番良いものを作れば良いわけで、何でも真似をする必要はありません。
例えば、こちらでは医者の証明書がないとカートに乗れないところも少なくありません。しかし、日本ではインターバルが長いコースや山坂が激しいところも多く、歩きたい人、カートに乗りたい人、選択できれば良いし、日本の文化でもあるキャディーさんをある程度確保したり、帯同することだって認めれば良いと思います。

メンバーの意識も全く変わります。
自分たちが経営をしているのですから、愛着は当然ですが、責任感も強くなります。ラウンド中、自分のディボットを直すのは当たり前ですが、途中で見つければ必ず埋めて行きますし、枝やゴミが落ちていれば、必ず拾います。
キャプテンやプレジデント、コミッティーが中心に運営していきますが、もっとこうした方が良い。この点はどうなっている。意見を言ったり、質問したりと、常にゴルフ場に興味を持つようになります。
メンバーの中には色々な職業の人がいますから、時間に余裕のある人たちは、ボランティアでコース内の清掃やハウス内の修繕を行ったりもします。

社会活動としてチャリティーデーというのもあります。
チャリティーデーは基本的に誰でも参加出来ます。ですからメンバーがプレーするというよりビジターが中心です。メンバーはコースを提供して、ビジターがプレーして、その売り上げを寄付するということです。
日本では近ごろジュニアに対して、便宜を計るといった傾向にありますが、それでもないよりましといった程度で、まだまだです。
こちらではジュニアメンバーになる際の、入会金や年会費の割引は当たり前のこと、ゲストに対しても多々優待があります。
ゴルフ場を開放して、ジュニアの試合を開催することも可能です。こちらではプレー代、プレゼンテーション全て込みで1000円程度です。

コースを良い状態にキープするには、メンテナンスも大切です。こちらでは数日間コースをクローズしてメンテナンスをしますが、その際は、ゴルフ場が数か所代替えのコースを用意します。勿論プレー代はゴルフ場もちです。

競技会は基本的には毎日のように開催します。
こちらではボールコンペと呼びますが、商品はボールで参加人数でボールの数が決まります。ボールを貰って使うのも良いし、その分、ある程度貯めて、ショップで買い物をすることも出来ます。
月に1度マンスリーメダルと言って月例がありますが、ボールコンペを大がかりにしたもので、マンスリーメダルの優勝者を集めてグランドチャンピオンを決めたりもします。
クラチャンだけでなく、マッチプレーの競技会も年に数回はあるし、ハンデ戦のものだってありますから、みんなに参加のチャンスがあります。
4ボールベターボール、フォーサムなどペアの試合も年に数回はありますし、みんなで朝食をとりながらマスターズをTV観戦して、その後コンペだったり、クリスマスやお正月など一同に介してパーティーをするのも良いでしょう。
気の合った仲間で誕生日会や様々なイベントをしたり、日本では一般的ではありませんが、
結婚式のパーティーだってやることが可能です。

ペンライトの明かりだけで、ナイターのゴルフコンペだって出来ますよ。さすがに明かりが不足してますから、良く見えなかったり、ボールをなくしたりとゴルフ自体は大したことはありませんが、お楽しみ会と思えば良いし、その後の食事とパーティーで盛り上がれば良いのです。
日本なら不謹慎となるかもしれませんが、麻雀大会やブリッジの大会。
餅つき大会など、ありとあらゆることが可能です。

こう書いていると、夢物語のようで、実現は不可能だと思う人がほとんどではないか?そう思いますが、これみんな簡単に出来るものばかりです。
メンバーで集まって、ロケットを飛ばして宇宙に行こう。というなら無理ですが、今まで書いたことは雑作も無いことばかりです。

食事をする為にキッチンのスタッフは雇っているわけですから、新たな経費は掛かりません。特別な料理を期待されると困りますが、彼らに出来る範囲で作って貰えば良いのですから、全く問題はありません。彼らにも、失敗を恐れず自由に創作してもらうという形でやれば、やりがいも出るし、どんどん技量もあがります。
利益を考えないで行うのですから安く出来るし、やって貰ったことが素晴らしく良く出来ていたら、ご祝儀を出してその時、働いているスタッフにふるまえばどうでしょう。
他のスタッフだって同じです。営業に行ったり、売り上げを考える必要はないのですから、
誰しもメンバーの為に働くことになります。
態度の悪いのなんか絶対になくなるし、メンバーは経営者の一人でもあるのですから、その点から行っても、従業員がメンバーの名前を覚えるなどということは当たり前なんです。

プロや研修生はメンバーと一緒にラウンドが出来るし、彼らもメンバーにはことのほか親切になりますよ。なんせメンバーは経営者ですから・・・
メンバーがプロを連れてくるのも当然タダです。

私は以前メンバーズルームを借りて、夜中までポーカーをしたことがありますが、キッチンはいませんから、ピザや食べ物を持ち込んで行きました。飲み物はバーから勝手に持って来て、何本飲んだとメモをしておけば良いのです。それを後で払うだけで、例え朝までやっていたって構わないのです。

先ほども書きましたが、メンバーは経営者でもあるのですから、自分の家でやるのと一緒の感覚になりますからゴミは散らかさないし、きれいに使うようになります。お金を払って借りるから、汚したり、散らかしたりになるのですが、そんな心配もいりません。また、では何でも良いのかといえば別で、それだけ自由に使える以上、責任も出て来ますし、万が一いい加減なことをすれば、ペナルティーだったり除名にもなりますから、節度を持ってということです。
また、それが守れないような人はメンバーにはなれないということです。

メンバーであっても、1回ゴルフに行って1万数千円を払らっているし、年会費だって高いところは10万円以上のところだってあります。5,6万円なんてそれほど珍しくもないでしょう。
年に数回しか行かない人は別ですが、月に数回、年間で数十回やっている人たちは既に、こちらの年会費と変わらない金額を払っている人も、結構いるはずです。
たくさんやる人、土日祭日しか出来ない人は正会員。月曜日から金曜日しかやらない人は平日会員。月曜日から土曜日の会員。幾つもカテゴリーを作って、都合の良い料金体系を作ることが、多くのメンバーに入って貰うコツです。ゴルフ場には正会員が特別だという風潮がありますが、払っている金額は一緒の比率で、使う回数少ないというだけですから、どのメンバーも同等です。
ソーシャルメンバーといって、もうゴルフはしないけど、食事に来たり、ゴルフ場を使いたいという人たちは、年間で数万円払えば、麻雀に来るのも良し、わずかな年会費でメンバーとしても権利を守れますから、ゴルフをやめてもメンバーに残る人はたくさんいます。

書いたらきりがないのでしょうが、このような夢のような話は決して難しいわけではなく、現実味のある話なのです。こんなゴルフ場が出来たら良いとは思いませんか・・・。
 
 以上、今週はメルウェイの独りごとでした。