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成田ヒルズなかなかグーの予感 独りごと

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2015年1月23日

 株主会員制ゴルフ場は会員皆が株を持って、皆で経営をしていくというのが本来の姿です。ですが、皆でというわけには行かないので、その中から代表者を選び経営を委ねるというのが一般的です。但し、下記にもある通り、日本の株主会員制ゴルフ場がすべてそうではありません。
 株主会員制ゴルフ場は=会員制倶楽部です。で、基本的にそれらの倶楽部は赤字はよくありませんが、大きな黒字を生む必要は基本ありません。
 なぜなら、自分たち会員がストレスなく気軽に、そして楽しくゴルフが出来る環境が整うゴルフ場・倶楽部でありさえすれば良いからです。何もお金を儲けるために会員制倶楽部に入っているわけでないですものね。

 まず、ゴルフ場はレイアウトがそこそこ良く、手入れが良いモノでないといけません。グリーン上でボールが跳ねたり歪に転がるようでは楽しめませんし、フェアウェイが穴だらけとかベアグランドではいけません。その為には整備をしてくれる人がいなくてはなりません。また、整備にはお金が掛かります。大体、18ホールのゴルフ場のメンテナンス費用は年間6,700万円と言われています。掛けたから良くなるというものでもないかもしれませんが、そうそうたるコースでは1億掛けているコースも少なくありません。
 また、会員がプレーに行けばお世話してくれるキャディやレストランやフロントやマスター室などのスタッフもいなくてはなりません。それらの人件費も掛かります。また、土地を借りている(借地がある)のであれば、その借地代も掛かりますし、自社地でも固定資産税が掛かります。
 それら諸々の掛かる総費用と会員から徴収する年会費・プレー代がペイ出来れば株主会員制倶楽部は良いと判断します。出来れば、将来の不測な出費に備え、幾ばくかの蓄財があった方がいいかもしれません。が、これもほどほどが良いと思います。
 で、もし、赤字続きとなってしまったなら経営者でもある株主全員(つまりは会員)が補てんすることになります。

 対しまして、オーナーがいるゴルフ場は、当該ゴルフ場で利益を生まないとオーナーは面白くないでしょう。利益を出すために会社を経営しているのでしょうから。かといって、ここ何十年もゴルフ場経営が利益を生む商売と思っているゴルフ場事業主は少ない筈です。
 そんな中、近年、ゴルフ場のオーナーになった方がおられます。その方は成田ヒルズカントリークラブ(旧ザカントリークラブグレンモア)の理事長森文徳氏です。
 ゴルフが好きで競技志向の方ならきっとこの方のお名前を聞いたことがある方は多いと思いますが、数多くのアマチュア競技会に出場しているスクラッチプレーヤーです。
 そんなゴルフが大好きな森氏は仕事も熱心におやりになり、会社を大きくし、その株式の売却で得た資金でゴルフ場オーナーになられました。
 それにしてもゴルフ場を買い取り、いきなり約1年ほどクローズしてコース及び施設を改修するということはなかなか出来るものではありません。
 まず第一にはお金がないと無理ですからね。今のゴルフ場が儲かるとは森氏も思っていないでしょう。しかし、儲けなくても良いが、とりあえずは買い上げたゴルフ場をすぐ営業していきたいと誰しもが考えるところを、1年クローズし、大きな資金を投下し大改修したのですから驚きです。
 雑誌ゴルフマネージメントの編集長インタビューを拝見いたしましたが、それによると「社員の皆さんには10年間どんな赤字でも補てんするキャッシュはある、また、ネットでの安売りはまず考えないし、そうするくらいなら他のビジネスに投資する」と述べておられます。更に「投下した資金がかえってくるとは微塵も考えていない」と話されています。といってもマイナスは嫌でしょうから、今後においての収支がトントンで良し!であろうと思います。いうなら前記した皆が一株ずつ持って運営している前記した名門株主会員制ゴルフ場と根幹の考えは同じと云えるでしょう。

 あれー、成田ヒルズも株主会員制倶楽部じゃないの?と思われるかもしれませんが、皆が1株ずつ持っている名門株主会員制倶楽部とは違い、成田ヒルズは絶対的大株主のオーナー(森氏)が発行株式の64%(5457株)以上を持っていて、一般会員は2株、法人等複数所有のところでもせいぜい10株程度位しか持っていないので、その実、株主会員制倶楽部ではあるがその中身は前記のとは全然違うのです。
 そんな成田ヒルズは自身も会員であるので、私はコースの飯野女史と時々お話をするのですが、オーナーはコースを良くしようとするだけではなく、スタッフに対してもとても情熱をもって接して下さるそうで、とてもやりがいがある職場になっているそうです。
 改造によりブラックティからだと7,100y超。池は随所にあり約半分のホールに罠を仕掛けています。その代り、レディースティは4700yほどで池越えなしにしてあり、白ティからは6,200yほどにし、飛距離が出ない方にもプレーがしやすいように改造してある模様です。ごめんなさい、私が自ら近々ちゃんと行ってレポートして来ますが、今日は又聞きと云うことでご容赦くださいませ。
 森氏は元来セルフでの営業はしたくないそうですが、現在はキャディの絶対数が少なく、どうしても足りなくなる時は現在はセルフ営業もあるそうです。が、20数人が入れる寮も作ったそうで、現在キャディスタッフ募集中とのことです。ただ、今はなかなか集まらないんですよね〜。
 私がここを良いと思うのは、昨年もHP上で触れたと思いますが、全曜日とも会員からの直接予約でないと予約を受けないという姿勢です。昨年も直接予約を入れようとした方から「前田さん、すみませんが電話してください」と頼まれましたもの。
 その成田ヒルズ、名変料はグレンモア時代の70万円から100万円へと上がり、相場は現在40万円と低迷していますが、ゴルフ場の内容がゴルファーに認められれば、場所といい目指しているものといい、面白い存在の倶楽部になると思っています。まずは、2月中にでも行って参ります。

 さて、いよいよ明日は加賀屋懇親会イン龍ヶ崎の日です。8組31名の会員さんによる懇親会です。明日も迷司会者が会場へ参りますので、どうぞ、ご期待下さいませ。M.Sさん、K.Tさん、R.Sさん、H.Iさん、K.Kさん、賞品のご提供誠にありがとうございます。本日、しっかり会場へ運ばせていただいております。明日は、最高のお天気のはずです。また、全員の方にいつも以上の素晴らしい賞品が授与される(笑)はずですので、ご参加の皆様、どうぞお楽しみに。

 以上、今週の独りごとでした。