2014年9月26日
倶楽部に入るにはその倶楽部の基本条件をクリアせねばなりません。
他倶楽部在籍の条件やハンディキャップの有無もあります。入会後10年以上の在籍会員の方からの推薦保証がなければならない倶楽部もあります。更には、国籍、性別を問う倶楽部もあります。
親睦団体である倶楽部ですから、入会の合否はあくまで倶楽部が決めて問題ないでしょう。倶楽部が村社会と言われる所以です。
しかし、それには、ある種の決められた基準とルールがあるはずです。
それがあいまいであり、ある種気分次第的に感じられるようでは???と思わざるを得ません。
私立の学校を受ける。または、国立の有名学校を受けるとしましょう。そこには必ず試験があり、一定の成績以上でないとそこには入れません。
しかし、そこには公平な合否基準があるはずです。
今から9年前、ある千葉県のゴルフ場の合否基準がおかしいと感じた私は、それ以降、そのゴルフ場会員権の買い注文を一切受けなくなりました。
物騒だし、その倶楽部と関わり合うことを避けたかったからです。
自らが入会をしたいと願った倶楽部に合否判断を仰いだが、残念な結果となった。仕方がない。否となった正しい理由も聞けない。うーん、これも仕方がないかもしれない。
会員権を購入した人は残念だった。倶楽部としては残念なことを入会希望者に通告しました。よって、会員にはなれないが、その方に会員権の名義は書き換えますよ。また、退会をされた前名義人さんが名変預託金を支払っておられればその預託金はすぐにお返ししますよ。であれば、これもまた理解は可能であろう。
しかし、名義は書き換えられない。全く持って責任のないこれまで倶楽部に尽くしてきた前名義人(現名義人)には、そうなってしまっても次の人から入会預託金の納付があるまで名変預託金は返還しない、では道理が通らないのではないでしょうか。
もう一度書きます。
残念な結果となりました。申し訳ない、当倶楽部をせっかく選んでくれたのに会員にはなれませんでしたが、会員権だけの名義は当然ながら無料で書き換えます。また、入会者の合否には関係なく、前名義人(現名義人)から退会届が出てますので、その方から入会時預かった預託金はその方に速やかに戻します。
であるなら、わかります。以前、独りごとでも触れた相模原がこれに相当します。我孫子も同じです。名変預託金はありませんが小金井などもそうです。これって至って普通であります。
でも、そうでないというのは???でしょう。
上記のような入会希望者には気の毒な結果だったが、かっちりきっちりしている倶楽部なのでゴメン。だからこそ、入会希望者にも退会される方にも最低限のことはするよ。
なら分かります。
でも、書き換えも出来ない。かっちりきっちりしていないからなのか、また、資金に余裕がないからなのかどうか不明であるが、入会預託金も次の人から入らないと返金しない。
素晴らしい倶楽部と思い、推薦保証人の方にもご協力を仰ぎ、申し込んだ。が、否となろうとしているからと自主撤回を勧告される。
格式が高い倶楽部であるから自分が落ちたのも仕方がない。辛かった。でも、少なくとも前名義人(現名義人)には迷惑を掛けずに済む。
ところが、、、辛かった。しかも前名義人(現名義人)にも迷惑が掛かる?格式高いから否も仕方がないのかな?と思っていたが、もしかしたらその倶楽部、資金がないのかも?
とも取れるのではないでしょうか。
倶楽部は親睦団体ゆえ、入会に関しては致し方ない部分はあります。しかし、少なくとも強者であれば、残念ながらも否とされた方並びにその方へ譲った方への配慮も当然必要と考えるのが人の道ではないでしょうか。
私は先日、ある学校の学校案内の席で次の話を伺いました。
ウチの学校を気に入り年3回ある試験を全て受けてくださった子がおられた。学生が年々減少する中、本校にとってはありがたいことです。が、試験の成績が足りず残念ながら不合格となりました、という話でした。
その言葉からは、なんとか合格してもらいたかった。が、一定のレベル以下ではその子が結局は授業に付いて来られない、だから、仕方なしに、との御心が読み取れます。
そこにはごめんねーという心を私はその先生から感じ取りました。。
親睦団体である倶楽部に新しい方を入れるか入れないかはその倶楽部が決めることです。合否が出るのは仕方がありません。全く異論はありません。
入会希望の皆さんをほぼ受け入れますよ!という倶楽部なら問題ありません。
しかし、その否となる数を倶楽部がもしも相当数多くするのであれば、そこにはその方々への配慮が必要ではないでしょうか。
そうしている倶楽部とそうしていない倶楽部があるとしたら、貴方はどちらの倶楽部へ入会希望しますか?
私は、つい、平家物語冒頭を詠んでしまいました。