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関東倶楽部対抗に出場して 独りごと

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2013年5月31日

 今日の株価は戻したものの、先週の24日(金曜日)と今週の30日(木)に株価は大きく下落しました。
 そういう動きもあって、今まで模様眺めを決めてきた方々の売り物が今週から少し会員権市場に出て来ました。6月の市場は、これまでの市場とは動きが変化してきそうです。
 ただ、会員権は動きが激しいですから、欲しい会員権があるのであれば、買える時に買っておくというスタンスが宜しいのではないかと思う次第です。

 今週初め、海外からビッグなニュースが入って来ました。そう、井戸木鴻樹プロの全米プロシニア優勝です。
 全米プロシニアといえば、一昨年、室田淳プロのもう少しで快挙!?という惜しい試合が甦りますが、ゴルフ界においての海外メジャー優勝は、あの樋口久子さんの全米女子プロ以来の凄い快挙です。
 決して体力的には恵まれてはいないと思う井戸木プロの快挙は、我々に大きな勇気を与えてくれました。

 そんなニュースが流れる最中、私は、初めて関東倶楽部対抗に選手として出場しました。
 この競技会は個人戦ではなく、公式戦としては唯一団体戦で争われる競技会です。古い過去のゴルフ日記をご覧いただくと分かりますが、ずっとお世話役ともいえるマネージャーとしてこの競技会には携わってきた時期もありました私でしたが、選手としてこの表舞台に立つのは初めてのことでした。

 で、今年の千葉第3予選会会場は私たちのホーム中山での開催です。もしも、知り尽くしている会場で開催されるのに、次のステージに進出できないとなれば選手団の面目は丸つぶれです。“開催コースがホームである”は間違いなく有利です。が、同時にその重圧もかなりのものでした。
 絶対に悔いを残したくないと思った私は、やり残したことがないと自身が思えるように前日もパター練習を何度も何度も繰り返し、また、痛めている左手首のケアも十二分に行い、万全の状態に仕上げました。
 あとは、当日、良い結果を出すだけです。
 ですが、前日から既に心がソワソワ・フワフワ状態で、落ち着きが全くありません。

 そして、当日を迎えました。睡眠はまずまずでした。
 コース入りしても、依然、落ち着きがありません。スタート前はかなりの重圧が圧し掛かります。
 心臓がバクバク状態のなか「中山カントリークラブ、前田信吾さん!」の声がマイクで流れますと、拍手が湧き起ります。まさに、プロの試合のようです。
 ど真ん中250yほど先にボールが行った瞬間、大きな拍手を頂きましたが、実に気持ちが良かったですね〜。
 まずは、淡々とスタートできたのですが、4番目のホール13番で短い40センチほどのボギーパットを外すや否や、急激な重圧が私を襲い始めました。こういう失敗がなければ普通にスーッと行けるんですが、、、。
 ゴルフって自信を失った人から落ち始めると私はいつも云っていますが、、、人にはアドバイスできるんですが、、、自身が自信を失うとなかなかコントロールが難しいのです。
 6番目のホール15番ショートでは2日前に出した左OBが脳裏を掠めます。で、右のバンカーイン。OBに向かって打つこのバンカーショット、寄らなくて良い、出ればイイと思って打ちましたが、パーンと跳ねてOBゾーンへ。頭は真っ白状態になったが、上手くドロップし、寄せてダボと出来たのは後で考えれば大きかったと思います。
 で、8番目のホール17番ショートにおいては、左に外した20yのアプがどトップ。多分見ていた人が頭を抱えたに違いないその瞬間、なんと、どトップ球がガシャンとカップに吸い込まれたのでした。超ラッキー・アンビリーバブル!の瞬間である。打った自分でさえ、いったい何が起こったか判らないくらいのそんな現象だった。
 ハーフを終えて、テントに戻るも全く食欲はない。先輩チームメートからは「43も打ったんだから、後半は気楽に行け!」との言葉を貰い、後半のスタートホールの1番へ。
 1番ボギー、2番は寸止めのパーと続いた3番ミドル。スイングが早くなり、ど竜巻球。ボールは後半から一緒に付いて廻ってくれていたM.Fさんが指差したところにあったが、とんでもないモジャモジャ地点。アンプレした後、4打目を打ってこれまた大木の下地点。超スーパーショットで5オンしたが、6mを外してトリプルの7回。
 次の4番ホールは6mに3オンし、30センチのお先に!のパットを外す。ダボ。もう、周りがシラーっとなった瞬間であった。空気が実に重い。この時、チームメートのM.Tさんから「気にするな、Tちゃんは後半33とまくって74回だし、監督も73回、Oさんも78回だし、Kさんも75回だそうだ。Tちゃんも自信満々のようだし、マエシン、後は力を抜いて気楽にやっとけ!」との言葉を貰い、自身の相当蒼い顔に少しのホッが戻った。
 5番は奥カラーからの9mを放り込みバーディをゲット。
 6番ロングは、最高ポジションから8番アイアンで刻みパーを死守。
 7番ショートは、難しくない位置からこれまたトップ。普通ならありえないことだんだが、、、、。精神が錯乱しており、3打目も寄らなかったが、根性で難しい1ピンのフックラインを沈めてボギー死守。
 8番ミドルも難しくないアプを2mオーバー。で、外してボギー。この時、キャプテンがグリーン脇に来られ「最後はパーで締めよう!」と声を掛けてくれた。で、この時ずっと一緒に付いてくれていたM.Tさんから「実は、アクシデントが発生し、Kさんの75がカウントされなくなってしまっている。マエシンのスコアが採用となるから最後頑張れ!」の声が。
 9番ミドルは3wでフェアウェイを死守。セカンドは9アイアンで135yを気持ち良く打った。打った瞬間、ドンピシャと思った球だった。50センチに付いたこの時の歓声と拍手は、今日これまでの蒼い顔をすべて忘れさせるものだった。ところが、50センチを最後に打つ時になって、またまた私の体に変な電流が流れ始めたではないか。ガチガチになりながら、右端からやっとこの50センチのバーディパットが入った時、ナイスバーディ!の大きな声が掛かった。

 私の初めての倶楽部対抗はこうして終わりました。成績は85回でした。70台を絶対に出すつもりでしたが、、、、残念でした。でも、ビビりながらのゴルフではしょせんはこんなものなのかもしれません。
 終わって感じたことは、ずっと応援に付いてくださる方がいるのといないのでは大違いである、でした。
 意気消沈している時、頑張れ!って声をかけて下さる方がいると、よーし!もう一度って勇気が湧いてきました。
 本当にありがたかったです!!ありがとうございました!!お蔭で最後のバーディに繋がりました!!

 前に書いたように、倶楽部対抗は団体戦です。予選競技会において、次ステージに行ける倶楽部と行けない倶楽部とでは、天国と地獄の差があります。
 最終結果を見た時、大激戦の中、中山が5位で予選通過を致しましたが、本当に良かったです。そう役には立ちませんでしたが、せっかく選んで頂いた監督とキャプテンの期待にほんの少しだけ報いることが出来たかなと思っています。
 しかし、地元開催であっただけに、もし落ちていれば、、、と思うと正直怖いです。

 倶楽部の名誉と威信をかけた関東倶楽部対抗。
 その重圧の中、自分の名前を呼ばれ、大勢のギャラリーがいる前でティショットを打つ。250y先のフェアウェイにドライバーショットを打ち大拍手を貰えた時のあの感触。 
 最終ホール、大勢の方が見守る中、アイアンショットがピンを指し、50センチにつけた時の大歓声。そして、心臓が破裂するくらいバクバクしながらも、最後のバーディパットがカップに沈んだ時のナイスバーディの声と拍手を受けた時の快感。
 たった一打差で次のステージに行ける事になった幸運。
 すべて私のゴルフ人生の一ページを綴るでしょう。

 どうしたら、このような大会に出れるかですか?
 まずは、ゴルフ会員権を取得し、会員となって下さい。そして、その研修会に入会し、研修会で上位のスコアを出し、倶楽部対抗の選手に選ばれてください。
 きっと、これまでのゴルフ人生で味わったことがない不思議な体験ができることとなるでしょう。

 以上、今週の独りごとでした。