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もったいない、実に、もったいない 独りごと

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2012年02月24日

 株価は今週も堅調で推移し、とうとう終値は9600円を越えました。このまま株価が堅調に推移すれば、会員権も上がって来る?筈なのですが、正直、今の環境だと、上質の買いたいコースが実は少ないと感じる人が多いのではないでしょうか?

 今日も八王子カントリークラブへ行ってきましたが、何の憂いもない素晴らしい株主会員制のクラブです。更には、定期的にきちっと名簿を発行し、会員の予約も全く問題なしの倶楽部で、私も勉強不足だったのですが、近年最高のアプローチ練習場を併設した倶楽部です。
 その倶楽部でさえ、今週関東ゴルフ会員権協同組合から発表された会員権相場は130万円です。
 どうしてこの相場になってしまったのでしょうか?
 答えは一つしかないでしょう。素晴らしいコース&倶楽部なのに昨年10月27日まで、名変件数が少なく、相場が異常なまでに安かったあの埼玉県の株主会員制倶楽部の東松山の現在の名変件数と相場の上昇がそのアンサーです。
 このデフレの世の中で相場130万円の会員権に名変料を210万円払い、更には、間違いなく戻ってくるであろうとは思うけれどもの名変預託金の300万円を預け入れなければ会員になれないとしたら、躊躇したくなる方がいても不思議ではないでしょう。
 もったいない、もっと相場は絶対に高いはずなのに、実に、もったいない!が私の今日の正直な感想です。

 格式の高いコースはバブル期に名変料の他に名変預託金なるものを徴収し出しました。これは退会時に戻してくれるもので一種の敷金みたいなものです。
 あるマンションを借りていたが事情により引っ越すとすれば、次に借りる人がいようといまいと、その方がそのマンションを出たとき、その敷金は戻ります。

 ゴルフ会員権の名変預託金の場合、その方が売却して退会したとき、上記と同じですぐ戻ればよいですが、そうでないとしたら大変厄介です。つまり、次の人がその名変預託金をコースへ入れないとその方にその名変預託金が戻らないとしたら、不安になりますね。
 これまでは名変預託金が戻らなくなったケースは静岡県の太陽を除きありませんでした。
 しかし、日本国の年金すらも破綻する?と云われている何でもありの世の中、いかに名門と言われているコースであろうとも、そういうものがないコースのほうが余程シンプルで安全です。

 ちなみに、現在格式の高いと思われているコースで名変預託金を徴収していないコースは
【東京都】小金井、よみうり、多摩
【神奈川県】平塚富士見、本厚木、レイクウッド
【埼玉県】大宮G
【千葉県】鷹之台、袖ヶ浦、立野クラシック、藤ヶ谷、総武、佐倉、鶴舞
【茨城県】大利根、茨城、筑波、ザ・ロイヤルオーシャン、筑波東急
【栃木県】小山、
【群馬県】下仁田、富岡
【山梨県】メイプルポイント
【静岡県】静岡よみうり、葛城、リバー富士、浜名湖、朝霧ジャンボリー
 です。

 上記のコースにはその名変預託金がないので、会員は全く憂いがないはずです。
 例え、当該コースが名変預託金を取るコースであっても、賃貸不動産と同様に次の入会者がどうのこうのではなく、本人が退会したらすぐに返還してくれるなら、全く憂いはないでしょう。
 ですが、本人のみの退会だけでは戻らず、次の入会者が入金して初めて退会者に名変預託金が戻るという仕組みのコースの場合は心配になります。
 そして、その当該コースの会員権相場がその名変預託金より断然安くなっているとしたら、相場は幾らでも良いから売却してくれという人が出てこないとも限りません。
 こういう場合でも名変料がまだ安いならいいですが、これが相場より全然高い金額を徴収するコースだとしたら、入会者だってそう多くは出てこないでしょうから、ことさら心配になります。

 今日私がアプ練習場が抜群になった八王子をプレーして感じたのは、資金的には何の憂いもないと評判で、そして、あの平成13年に建替えられた立派なハウスですら会員の名変預託金で建てたのではないよ!と言われている財務磐石の筈の八王子の相場が急展開・急上昇してくれる政策を取ってくれたら、八王子だけではなく、世の中の会員権がもっと活性化するのになーでありました。
 もったいない、実に、もったいないと思うのは、決して私一人ではない気がするのだが、、、、、。

 以上、今週の独りごとでした。