ゴルフ会員権 ゴルフライフ

東日本大地震を振り返って 独りごと

ゴルフライフ>独りごと>東日本大地震を振り返って

2011年03月18日

 まずは、東日本大地震並びに大津波により、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災されました皆様方に、お見舞いを申し上げます。 

 先週の今頃は、巨大地震の発生により、東京も大パニックの最中でした。
 これまでの人生において一度も感じた事のない長時間の揺れに、もしかして、この世ともオサラバなのか?という恐怖を感じた次第でした。
 しばらくして後、身近においてそう被害がなかったことに安堵しながらも、家族との連絡も取れずじまいのまま、地震発生から約3時間後、私はスタッフのうち千葉方面の2名を乗せ、車で自宅へと向かったのでした。
 その折、実は、ガソリンはまだ三分の一くらいあり、いつもならまだ大丈夫と入れないのでありますが、今日は間違いなく大渋滞が予想され、もしかすると車中で夜を明かすこともあるのかな?と心配になり、17時過ぎ、いつものGSでガソリンを満タン(今にして思うとこれがナイスだったよう)にし、18時過ぎに車を走らせたのでした。
 日本橋の会社から江東区まではまずまず流れ、じき池田を降ろし、今度は海沿いの道路を走り、船橋で永光を降ろし、幕張の自宅に到着したのは22時を過ぎていた。尚、幕張の自宅までずっと一般道で走り続けたのは初めての経験でした。
 出発して約2時間後、各々の家族との連絡も取れたこともあり、永光と二人でホッとしていた頃、ガソリンを満タンにした事と早々にコンビニで食料を手当てした事は正解だったなーとか、明日はゴルフちゃんと出来るのかね〜!?なんて今思えば軽々しい言葉を発していたのであった。
 また、今回のマグニチュードの大きさを知り、日本の建築物はすごいなーと妙に二人して感心していたのであった。が、やがて、国道357に入る手前の浦安エリアで液状化現象からなのか50センチくらい陥没しているエリアや会社を見てからは、ただ永光と悲惨な状態だなーと言い合い、あまりの事の大きさにビックリし始め出した。また、報道により東北地方に大津波が来た事も知ってはいたが、しかしながら、この時はまだ岩手、宮城、福島の東北の3県があのような大惨劇になっているとは知る由もなかった。
 兎に角、この時の私は、会社に泊まらせた中嶋や文京区とそう遠くない岩本もさることながら、荻窪まで歩いて帰ると言っていた正木と地震の最中に弊社にて取引中だった茨城県のY.Nさんが無事に家路に着けるだろうかが心配だった。
 
 永光を降ろした後、船橋エリアでは停電により真っ暗でしかも信号が機能せずの中、やっとの思いで自宅に到着。そして、私は階段を使い13階まで上り、家の中へ入った。
 その時の私は、そう変わりない部屋に安堵すると共に、最近のコンクリートの建物は安心なのかな?と思ったのだった。
 で、着替えて、テレビをじっくり見出した時、津波が普通の津波ではなく、全てを飲み込んでいった情景を目の当たりにし、これはとんでもない事態になっていることに気が付いた。
 それから約3時間、テレビの前に噛り付いていた私も、ベッドに入ったのであった。皆さんもそうであったでしょうが、大きな余震の連続で、なかなか熟睡できなかった。

 朝5時、今日中山でご一緒する予定だった弊社顧客のK.Kさんより「今日、どうしましょうか?高速も止まってもいるみたいだし、止めません?」と連絡が入り、すぐさま、他のK.Oさん、S.Kさんとも協議し、今日のゴルフを取り止めにした。
 そして、7時、悪いけど中山に今日は行きませんという電話連絡を入れたが、電話口のHさんからは「こういう状況だし、むしろ、今日は来ないほうがいいですよ!」という言葉を頂戴した。
 そして、その後すぐ、今度は夕方から委員会開催の予定だった京カンに電話を入れ、スタッフのKさんと状況の確認をし、この事態ゆえ委員会中止の決定を行い、各委員に取り止めの連絡を入れた。が、Y副委員長だけはすでに出発した後で「任せてください、これよりコースに向かい、委員長の分まで打ち合わせしてきます!」という力強いお言葉を頂戴したが「くれぐれも無理はなさらないように!というか、誰も来ない気がするので、出来たら戻って来てください」とお伝えする。10分後、「委員長、湾岸線が通行止めで高速に乗れません!よってアドバイス通り、戻ります」の連絡が入り、私はちょっとホッとする。
 
 2時間ほど仮眠を取り、テレビに見入るも、情勢は悪化する一方、おまけになにやら福島の第一原発に不穏な様相の報道がなされ、これから先どうなるのか不安で一杯となった。
 午後になり、幕張のイオン(旧カルフール)がお店を開けたというので、家族3人で買い物へ出向くも、開いているのは生鮮食料品のコーナーだけだった。
 水やら即席麺などを大量に購入されている人を多く見たが、日頃から前記のものや冷凍食品やら(無論アルバのカレーも)を大量に置いてある我が家は、それらは買わず、今日食べるチキン(カルフールは有名)やらお惣菜を購入し、家路へと向かった。
 尚、自分のゴルフ以上に気になっていた埼玉県のMの件も、当人同士連絡がついていますからご安心下さいとの連絡でホッと胸を撫で下ろしたのでした。
 
 震災から1週間経過し、被災地の方々からの声をまとめると、今、一番不足してるのはガソリンだという声が一番多く感じますし、確かに、ガソリンさえ普通に出回るようになれば、救援物資も各避難所にいち早く廻るように感じます。昨日の海江田大臣の話に寄れば、もうすぐ、被災地をはじめ、関東にもタンクローリーが多く投入されるとのこと。まずは、被災地へのガソリン供給が充分なされることを祈りたいです。

 辛くて辛くてきっと心が折れそうなはずの被災地の方々なのに、テレビの画面を通じて、感謝の言葉を述べられながら頑張りますと話される老いも若いもの方々に本当に頭が下がる思いをしています。そして、この大震災を通じて、私自身、このような方々が暮らす同じ日本で生まれてきた事に嬉しさを感じています。
 今、思い返すに、今ほど私の人生の中で、日本って素晴らしい!日本で生まれて良かったと思った事はない気がします。
 なのに、今の私には節電で協力する事と募金による義援金協力しか出来ません。あまりの無力さに思うことは、ただ、悲しみだけです。

 時節柄、行事類を自粛するのもその人、その人の考え方であります。
 一刻も早く、被災地の方々をはじめ日本の皆さんが普通の暮らしに戻ることを祈りながら、また普通の生活に早く戻る為にも、私はこういう時節柄ではありますが、あえて、今日から後は、出来る限りこれまでと変わらぬ普通の生活を目指して参ろうと思っています。

 以上、今週の独りごとでした。